やっぱりステーキ/写真は「やっぱりステーキ 150g」(1200円)。肉厚なのにしつこくないミスジ肉は飲んだ後でも◎ やっぱりステーキ/写真は「やっぱりステーキ 150g」(1200円)。肉厚なのにしつこくないミスジ肉は飲んだ後でも◎
旅行に行ったら、旅先の有名店に行くのが鉄板だ。ところが、「地元密着のチェーン店こそ、その土地の空気が味わえる最高の観光スポット」と語るのが、飲食チェーン店トラベラーのBUBBLE-B氏だ。

そこで今回、複数のローカルチェーン店を巡れる1泊2日の旅行プランをご紹介。これまで大阪佐賀京都のお次の舞台は沖縄県だ。今なら全国旅行支援もあることだし、一風変わったこんな旅もいかが? 【激ウマローカルチチェーン店ツーリズムのススメ その4】

*本文中の価格はすべて税込みです。ほかの店舗では価格が異なる場合があります。また、イートインと持ち帰り価格は異なります。

■飲み会の締めのステーキ、独自の天ぷら、あまりにアメリカンなハンバーガー店......唯一無二の飲食体験 in 沖縄

「沖縄のローカルチェーンは飲食体験がユニークなものばかりなので、ほかの地域では味わえない驚きがあります。

初日は那覇市内から宜野湾(ぎのわん)市へ移動して『キングタコス 長田店』でランチを取りましょう。ここで楽しめる『タコライス チーズ野菜』(700円)は縁日の焼きそばよろしく、ふた付きのプラスチックトレーにこれでもかとドカ盛りにされて提供されます。輪ゴムで閉じても中身がはみ出すくらいの大容量ですが、レタスもたっぷりだから朝から食べてもさほど重くないのがありがたいんですよね」

キングタコス/定番メニュー「タコライス チーズ野菜」(700円)は特製サルサソースをぶっかけて食らうべし! キングタコス/定番メニュー「タコライス チーズ野菜」(700円)は特製サルサソースをぶっかけて食らうべし!
その後はぎのわん海浜公園や佐喜眞(さきま)美術館でゆっくり観光。

「夜は沖縄市内に行き、居酒屋で地元の郷土料理に舌鼓を打ちましょう。え、ローカルチェーンで食べないの?と思われるかもしれませんがご安心を。飲みの後には『やっぱりステーキ コザ十字路店』が待っています。

知らない方は驚くでしょうが、沖縄の人には飲みの後にステーキで締める文化があります。赤身の肉は不思議と胃もたれしないんですよ」

2日目も驚きの飲食体験が。

上間沖縄天ぷら店/意外と知られていない沖縄の天ぷらカルチャー。大量の天ぷらがドカ盛りで陳列されるさまは圧巻! 上間沖縄天ぷら店/意外と知られていない沖縄の天ぷらカルチャー。大量の天ぷらがドカ盛りで陳列されるさまは圧巻!
「2日目は、朝から『上間(うえま)沖縄天ぷら店 美里店』で天ぷらを食べちゃいましょう。

あまり知られていませんが、沖縄は天ぷら文化が花開いています。中でも『上間沖縄天ぷら店』は人気のチェーンで、まるでパン屋さんのように山盛りで陳列された激安&激ウマの天ぷらが客を出迎えます。

オススメは『軟骨ソーキそば(中)』(480円)と合わせる食べ方。『もずく天ぷら』(100円)や『魚天ぷら』(105円)、『タロイモ天ぷら』(120円)など、沖縄らしいメニューをぜひ味わってみてほしいです」

Jef/店内にはどことなく80年代の空気が残る。人気メニューの「ゴーヤーバーガー」(400円)は必食! Jef/店内にはどことなく80年代の空気が残る。人気メニューの「ゴーヤーバーガー」(400円)は必食!
その後は、アラハビーチで海水浴を楽しんだら、那覇市内に戻る。旅の締めを飾るのは、地元のファストフードチェーンだ。

「沖縄のハンバーガーチェーン『Jef(ジェフ) サンライズ那覇店』のランチでフィニッシュです。

ランチョンミートを挟んだ『ぬーやるバーガー』(450円)や『ゴーヤーバーガー』(400円)はほかでは味わえないメニューなので、沖縄に来たら絶対に食べてみてほしいですね!」

●飲食チェーン店トラベラー・BUBBLE-B(バブルビー)
ミュージシャンの肩書を持ちながら、日本全国の飲食チェーンの"本店"を追い求める食ハンター。著書に『全国飲食チェーン本店巡礼~ルーツをめぐる旅』(大和書房)