『週刊プレイボーイ』12号でグラビアにチャレンジした紫雷イオ

この3月にデビュー10周年を迎える女子プロレス界の至宝、紫雷イオ(スターダム)がそのメモリアルに過激なお披露目!?

インタビューでは何度か登場し大反響となっていたが、なんとついに『週刊プレイボーイ』本誌でグラビアに初挑戦。リングの上で得意の空中殺法を炸裂させる“ツヨカワボディ”を余すところなく発売中の最新12号でさらけ出している。

本業のプロレスのほうでも立ち止まることなく走り続け、昨年12月には女子プロレス大賞を2年連続で受賞。今月9日に後楽園ホールで行なわれる10周年記念興行では、なんと最大のライバルである“女子プロレス界の横綱”里村明衣子(センダイガールズ)とタッグを結成する! 

というわけで、何かとニュースな彼女に今回のグラビア裏話から気になるWWE入りの噂までを直撃した!

* * *

―以前のインタビューでもグラビアをやりたいとは語っていましたが、実現してしまいましたね!

イオ スゴい話ですよね(笑)。ありがたいです。あの時は半分本気で半分冗談みたいな感じだったんですけど、ホントにご連絡をいただいて…。びっくりしましたけど、やらせていただけるならと!

―かなりチャレンジングな内容になっているかと…。

イオ かなりです(笑)。まず、リングでやるというのが初めてでした。これまでリング上では「プロレスラー」としてしか撮られたことがなかったんですけど、今回は衣装も水着だったり、いろいろ過激なものも…。

―(誌面を見ながら)これはかなりの“エロ”ですよね~!

イオ これはまだ着てるほうですよ(笑)。カメラマンの方にすごく乗せていただいて、ベルトと裸とシューズだけというあられもない姿を見せてしまいました…! ガツンと力強さとエロさを押し出していて、新境地ですね。

―素晴らしいです! ご自分の満足度は?

イオ やり切りました! もうあれ以上はできません(笑)。校正紙を見せてもらった瞬間、「あ、コレ怒られるやつだ」と思いましたね。批判とか出て、女子プロレス界に波紋を広げる可能性すら感じる…!

―(笑)。今まで出してこなかった部分まで晒(さら)している?

イオ はい。私も女性なので恥じらいはあるんですよ。どこまでやっていいのかっていう悩みと葛藤もありましたけど、10周年だしこれまで一度もやったことがないし、やるからにはやっちゃおうって。私はやるって決めたらやりきるタイプなので、もう「丸裸」ですね(笑)。

「これはまだ着てるほうですよ(笑)」という、さらに“丸裸”のグラビアを本誌で披露!

「自分を解放してリミッターを外そうと!」

―プロレスでも、紫雷イオの2016年はかなりチャレンジもあって激動でした。振り返ると、まず7月に初めて怪我の治療のために欠場されましたね。

イオ 今まで骨が折れても休んだことなかったのに(笑)。

―この先のキャリアを見越こしての欠場?

イオ そうですね。動きに制約も出てきていたし、治しておかないと引退するまでできないと思って…。SWAのベルトを追われたタイミングでもあったので、このままじゃダメだと思い切って欠場させてもらいました。

―自分のいないスターダムを見るのも初めてですよね。

イオ 1ヵ月ちょっとだったので2、3大会だけで戻れたんですけど、私じゃない誰かがメインを務めるわけだし、空いたポジションに誰かが入ってくるし、歯がゆいので情報はシャットアウトしてましたね。

―で、11月には岩谷麻優選手とのタッグを解消し、ヒールターンするという…。

イオ ヒールと明確に位置づけはしていないんですけど、今までのスターダムに一石を投じたいと思って。2014年頃から選手の大量離脱やマイナスイメージで世間を騒がせたりと激動だったのが、それから選手も増えて、安定というよりマンネリを感じてきたんです。岩谷とのタッグもそうですけど、低空飛行してても意味がないので!

―ちょっとでも停滞すると、新しいことをやりたくなってしまうと。ただ、ふたりが見せる合体技は「女子レベルじゃない」と高評価だったので、もったいない気もしました。

イオ 確かに、今でも岩谷は私にとって最高のタッグパートナーです。あれを超えるような世界を創り出さないといけないなって。そこで、自分を解放してやろうとスタイルを変えました。リミッターを外そうと!

―その思惑通り、選手としての凄みもどんどん増しています。体重100kg超の“巨漢女”ヴァイパー選手をジャーマンで投げた時なんて驚きでした!

イオ しかも2回投げましたからね! でもさすがにリスクもデカかった。投げ切りつつも相手の全体重が首に掛かっちゃって、あのあと1ヶ月ぐらいは首が痛かったです…。でも面白い選手ですよ。スターダムに来た外国人選手の中でも、私の中でトップ3に入る強敵ですね。

ちなみに、背筋力って…

―ちなみに、背筋力ってどれぐらいあるんですか?

イオ 測ったことはないですね。でも、たまにパーソナルトレーニングをすると「強いですね」とは言われます。110kgまではデッドリフト・ジャーマンで投げ切れることは証明しましたし。

―人間で測るっていう(笑)。他にもライバル的な外国人選手はいますか?

イオ タヤ・ヴァルキリーですね。デカいだけだろうと思ってたけどスゴかったです。

―パワーと美貌を備え、世界で活躍している選手ですね。

イオ そんな彼女がスターダムに来たいと言ってくれて。でもスターだからスケジュール的に博多大会にしか来られなかったんですけど、日本だけでなく世界にも私とタヤとの試合は見せたかったですね!

◆続編⇒メモリアルな過激グラビアも話題! スターダム・紫雷イオがWWEのオファーに「否定はしないってことで…(笑)」◆本誌グラビアのアザーカットも満載の週プレnetも要チェック! 

(取材・文/明知真理子)

●紫雷イオ(しらい・いお)1990年5月8日生まれ。所属する『スターダム』でエースとして君臨。2007年に16歳でデビューし、今年でキャリア10周年を迎える。東京スポーツ女子プロレス大賞を2年連続受賞。高い身体能力を誇り、その美しい空中殺法から“天空の逸女”と呼ばれる。公式ブログもチェック! Twitter【@shirai_io】

■紫雷イオ デビュー10周年記念大会~IOIO~3月9日(木)後楽園ホール 18:30~ 紫雷イオ、里村明衣子vs岩谷麻優、橋本千紘ほか全6試合予定。最新情報はスターダム公式サイトにて!