「胸焼け」は体のSOSかも? 持っておくと安心な市販薬をタイプ別に紹介【健康サディスティック♡】

取材・文/佐藤さと里 撮影/市村円香

30代、40代、50代......。少しずつたるみ、衰えていく体に戦々恐々とする日々。そんな後ろ向きな毎日を打破するべく、日本一美しくちょっぴりSな現役薬剤師・福井セリナが、あなたの体のお悩みを解決します! 第96回のテーマは「胸焼け」です。

【今週のお悩み】最近、胸焼けがひどいんです。けっこうな頻度で不快感があって、気分もなんだか晴れません。これってどうにかなりませんか?(会社員・46歳)

* * *福井セリナ

これからの季節、美味しいものがたくさんあるのに胸焼けで食事が楽しめないなんて嫌ですよね。

胃酸が逆流し、食道の粘膜を刺激することで起こる胸焼け。「病院に行くほどでは......」という程度でも、放置はあまりおすすめできません。

逆流性食道炎といって慢性的な咳や胸の痛みが続くような病気につながることもあるんです。これ、本当にツラいみたい......。

胸焼けになりやすいなと感じたら、ひとまず市販薬で対処してみてはどうでしょう。タイプによって合うお薬が変わってくるので、解説していきますね。

■胸焼けタイプ別のおすすめ市販薬2種

胸焼けのタイプには主に2つあります。

タイプ①ストレス

普段頑張っている人や忙しい人、睡眠不足の人、空腹時に胸焼けがする人は、ストレスが原因かもしれません。

強いストレスを感じると人は自律神経が乱れて交感神経が優位になり、胃酸の分泌量やタイミングをうまくコントロールできなくなってしまうんです。

リラックスできる時間を作ることも大切ですが、同時に市販薬を活用することも考えてみてはどうでしょうか。

<オススメ市販薬>
「スクラート胃腸薬」(ライオン)
荒れた粘膜を修復したり保護してくれる成分が入っています。空腹時や睡眠中に効いてくれるので、食間(食後2~3時間)や寝る前に飲みます。顆粒タイプと錠剤タイプがあります。

福井セリナ

タイプ②食べすぎ・飲みすぎ

こちらは単純に食べすぎ・飲みすぎで消化が追いつかず、胃酸が過剰に分泌されているケースです。

食べすぎや飲みすぎに気を付けてもらうことはもちろんですが......付き合いなどでそうもいかない人も多いですよね。

そんな人は、市販薬を携帯しておくと少し安心できるかもしれません。

<オススメ市販薬>
「第一三共胃腸薬」(第一三共ヘルスケア)
消化酵素が中心に入っていて、胃の中にあるものの消化を助けてくれます。また、さまざまな生薬が粘膜を保護したり、胃の働きを助けてくれます。食後に胸焼けや胃もたれを感じた時に飲みましょう。細粒タイプと錠剤タイプがあります。

<今週の教訓>胸焼けは放置しないで!ひとまず市販薬で応急処置を

福井セリナ

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