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取材・文/佐藤 喬 撮影/鈴木大喜 写真/iStock イラスト/小幡彩貴
IT・科学
イベントは東京・下北沢の本屋B&Bで行なわれた。右が著者の鈴木俊貴氏、左が担当編集の水野。
鈴木先生が研究対象とするシジュウカラ。日本では山間地を中心に全国的に分布する。
イベントでは、鈴木先生が用意した秘蔵の映像、音声も公開された。シジュウカラの実験の映像が流れると、会場には驚きの声が上がった。
イギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィン。『種の起源』が主著で、彼が唱えた進化論は後世に多大な影響を与えた。
平日にもかかわらず、会場は異例の満員に。現地にはバードウォッチ好きや『動物たちは何をしゃべっているのか?』の読者のほか、言語の研究者も複数人いた。
アフリカに住むベルベットモンキーは、ワシ、ヘビ、ヒョウが天敵。これらを発見すると鳴き声を出して仲間に警戒を促す。
鈴木先生が行なった実験。ヘビを警戒する音「ジャージャー」を聞かせながらヘビほどのサイズの枝を引き上げると、シジュウカラは必ず枝を確認しに行くという。一方、モズやフクロウに対して発する鳴き声「ヂヂヂヂ」ではシジュウカラは反応しなかった。
発声学習が確認されている種は、ヒトを除いてわずかしかない。オウム類はその数少ないひとつだ
「動物それぞれに、生存に適した能力が備わっているのであって、そこに優劣はない。複雑な音声言語を他の動物が持っていないのは、彼らが愚かだからではないんです」と鈴木先生
鈴木先生と、ゴリラ研究者の山極寿一先生との対談本『動物たちは何をしゃべっているのか?』は好評発売中!
『動物たちは何をしゃべっているのか?』は着実に版を重ね、12月21日時点で5刷となっている
イベント終了後は現地にいた観覧客から多くの質問が飛んだ
イベントは東京・下北沢の本屋B&Bで行なわれた。右が著者の鈴木俊貴氏、左が担当編集の水野。昨年8月に発売後、大きな反響を呼び、たちまち版を重ねた『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社刊、鈴木俊...
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