当サイトでは当社の提携先等がお客様のニーズ等について調査・分析したり、お客様にお勧めの広告を表⽰する⽬的で Cookie を使⽤する場合があります。詳しくはこちら
写真
取材・文/興山英雄 撮影/下城英悟
ライフ・文化
裸参りで川の水を豪快に浴びる男たち
「黒石寺」は729年に創建されたと伝わる天台宗の寺院。写真は1884年に再建され今もその姿を残す、寺院の本堂だ
開催当日は快晴
本堂前の狛犬
薬師如来を守る四天王のうちひとつ、増長天立像
蘇民祭開催の当日の午前、仮設小屋を設営を進める
黒石寺の各所の設営された仮設小屋
蘇民袋争奪戦は一般参加が可能
お祭り開催中に仮設小屋に開かれる「蘇民食堂」では、焼きイモや、うどんやおでん、どぶろく(お酒)などが売られていた
「蘇民食堂」内で調理するスタッフ
黒石寺の境内に特設された食事処「蘇民食堂」内の一角に、蘇民袋や世話人専用の手ぬぐいなど、過去に使用された貴重な蘇民祭グッズが展示されていた
過去の蘇民祭で使用された小間木(お守り)の数々
黒石寺の寺務所の近くにある台所には、大きな竈にふたつの湯釜が置かれている。これで沸かされた薬湯は参詣者が自由に飲むことができる
「蘇民将来」は疫病を防ぐ神として信仰されている
蘇民祭全体の仕切り役である「世話人」を務めた佐々木光仁氏(61歳)
裸参りでは、ロウソクを灯した角燈と割竹にはさんだ浄飯米(おはんねり)を持ち境内を周る。
角燈には各々が自身の祈願などを書き込む
能登半島の復興を祈願する角燈も
裸の男たちを先導したのは蘇民祭保存協力会青年部。境内には彼らの雄々しいかけ声が鳴り響いた
18時に裸参りが始まった
裸の男たちの行列
裸参りで山内川に集う裸の男たち
筆者も裸参りに挑戦
身を清めた男の後ろ姿
本堂の薬師堂と妙見堂をめぐる裸の男たち。明かりが当たらない場所もあり、ケガをしないよう慎重に動かないといけないときも
川で身を清め、本堂の薬師堂と妙見堂をめぐってお祈りをする
角燈の行列が夜道を照らす
仮設小屋に設置されている炭のたき火で暖を取る
たき火を囲む裸参りの参加者たち
賑わう夜の「蘇民食堂」
保存協力会青年部の菊地敏明部長(左、49歳)
本堂へ上がる道を太刀で浄める氏子。この後、住職や蘇民袋を捧げ持つ総代が守護役に守られながら本堂に入る
太刀を掲げる氏子を見守る蘇民袋争奪戦の参加者
本堂の拝殿に設えられた護摩台へ、点火された松明(たいまつ)が持ち運ばれる
背中に鬼面を逆さに付けた鬼子(7歳の男児)を氏子が背負って本堂に入る「鬼子登り」の模様。鬼子が拝殿の護摩台を右回りに3周し、火が消されたあと、蘇民袋争奪戦へと移っていく
「蘇民袋争奪戦」の開始前、本堂の格子戸につかまって蘇民袋が持ち込まれるのを待ち構える裸の男たち
蘇民袋争奪戦の様子
蘇民袋争奪戦は参加者たちが本堂の外に出て終幕を迎える
蘇民祭の終了後、抱き合う青年部のメンバー
争奪戦の表彰式の様子。黒石寺の藤波大吾住職(中央、41歳)が賞状を渡す
争奪戦の取り主になったのは保存協力会青年部の菊地敏明部長。賞品は米1俵だ。
午後10時から約1時間にわたり200人以上の裸男たちが、護符の入った麻袋を奪い合った「蘇民袋争奪戦」の様子。全盛期の蘇民祭では、夜から朝までぶっ通しで、この争奪戦を続けた岩手県奥州市の「黒石寺蘇民祭」...
経済・ビジネス
オススメ
社会
TOP