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盲目のお笑い芸人・濱田祐太郎さん
『R-1ぐらんぷり』第16代王者にして、盲目のピン芸人・濱田祐太郎のコラムが週刊プレイボーイで好評連載中! その名も「盲目のお笑い芸人・濱田祐太郎の『死角からの一撃』」。
第9回は、目が見えないと苦労する食べ物について。
* * *
あけましておめでとうございます、濱田祐太郎です。今年も一年、よろしくお願いします。
皆さんはお正月メシは食べましたか? おせちにお餅、お雑煮に老羊のカツレツ。
まあ、カツレツをお正月に食べる家庭はかなりやんちゃですけどね。その上、カツレツといえば子羊が多いのに、老羊のカツレツですから。珍しいご家庭ですよ。
そんなわけで、新年1発目は食べ物について。実は皆さんが普段、何げなく食べているものも、目が見えないと食べにくいということがあるんですよ。
今日は代表的な「目が見えてないと食べにくいもの」を5つ紹介しますね。
まずひとつ目は「回転ずし」。これは見えないと食べにくい。まず、レーンのお皿を取るのが至難の業。もし運良くお皿が取れたとしても、それがなんのすしかわからないですから。
僕なんか、偶然5回連続でミートボール軍艦を取ったことがありますよ。本当はサーモンが食べたかったのに。
最近はタッチパネルで注文するお店も増えているようですが、タッチパネルを使って注文するのも目が見えないとなかなかできないので、ひとりで回転ずしに行くことはないですね。
ふたつ目は「おしゃれプリン」。おしゃれなお店のプリンって、たまに真っ平らのお皿で出てくるじゃないですか。それが食べにくい。
お皿に傾斜や外枠がないから、食べている途中にどんどんズレて、いつの間にかプリンがお皿からテーブルの上にお引っ越し。あんな情けないことないですよ。
お皿には深さと外枠をしっかり持たせろと思いますね。ちなみに、真っ平らでもそれが女性の胸なら僕は大歓迎です。大きさよりも感度が大事。
3つ目は「流しそうめん」。これも見えないと難しい。流れてくるそうめんを箸でつかむなんて神業レベル。
もしつかめたとしてもそれが本当にそうめんなのか、「ファンの皆がひとり1万円ずつくれたら私めっちゃ幸せ!」が口癖の激痛アイドルの陰毛なのか、見えないとわからないですからね。いや、そんなアイドルいたらヤバすぎる。
4つ目は「鉄板ハンバーグ」。器がアツアツの鉄板で出てくるタイプも、手が当たったりして危ないから食べにくいんですけど、本当に食べにくいのは鉄板に生焼けのハンバーグと焼け石がのっていて「仕上げはお客さまの好きな焼き加減にしてください」ってタイプのやつ。
見えてないと焼き加減なんてわからないんですよ。「においや音でわかるやろ」とかすっとんきょうなことを言う人がいたらロケットに詰め込んで、そのまま放置してやりたいです。いや、せめて宇宙に打ち上げてやれ。
一度、その手のお店に見えてる人と行って、チャレンジ精神で自分で焼いてみたら、ちゃんと焼けてなくて食べた後に下痢になりました。あのときはロケットの中が大変なことになりましたよ。......あれ? なんで僕がロケットの中に入れられて放置されてるんやろう。
そして5つ目が「ニジマスのフライ」。これは番外編みたいなものですけど、自然豊かなレジャー施設に時々ある、つかみ捕りした魚をその場でフライにしてくれるってやつですね。いや、全然ニジマスがつかみ捕れない。魚側の体力が尽きるまで鬼ごっこしたことがありますよ。
ということで、目が見えないと食べにくいものを紹介してみました。皆さんが無意識に食べているそれも、目を閉じて食べてみたらめっちゃ食べにくいかもしれませんよ。
●濱田祐太郎(はまだ・ゆうたろう)
1989年生まれ、兵庫県神戸市出身。2013年より芸人として活動を開始し、『R-1ぐらんぷり2018』(フジテレビ)で優勝。関西の劇場を中心に舞台に立つほか、テレビやラジオなどでも活躍。公式X【@7LnFxg25Wdnv8K5】