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①画商からバナナまで磔に！ エラい画商を磔にしたこともある美術家マウリツィオ・カテランは、バナナも磔に！ 同作「コメディアン」は2024年11月20日、ニューヨークのサザビーズで中国の仮想通貨プラットフォームTRONの創設者ジャスティン・サンに620万ドル（約9億6000万円）で落札された……！
落札価格：約9億6000万円!!!!
②食べ物展示の先駆け、オノ・ヨーコ！ ジョン・レノンのパートナーとして知られるオノ・ヨーコは、前衛美術家でもある。彼女の1960年代の作品「これはただのリンゴ」は、その名のとおりガラスの台座に青リンゴが置かれた作品。鑑賞者に「腐っていくリンゴを交換するか否かの判断」をさせるのが狙いだったそうだが……これを初めて見たレノンはリンゴを食べたらしい、ロックすぎる
展示中に腐っていく！
③ただの便器がなぜエロい!? 現代アートといえばおなじみの便器、マルセル・デュシャンの「泉」。グスターブ・クールベの「世界の起源」と並べると、そのエロさが際立つらしいが……皆さんは感じ取れただろうか？ 同作は初め1917年のニューヨークで開催された展覧会に出品予定だったが、展示を拒否されてしまったそう。まあ気持ちはわからんでもない
④中に入れてしまう作品！ アラン・カプローの「庭」は、大量のタイヤが敷き詰められた部屋の中に鑑賞者が入る作品。ちなみにカプローは鑑賞者の前で演者が不意に楽器の演奏やライブペインティングなどを行なう「ハプニング」と呼ばれる芸術ジャンルの生みの親。これが転じて、日本では「ハプニング=思いがけない出来事」として広まったそう
⑤アートは世界を変えられる……のか!? ヨーゼフ・ボイスは、ドイツのカッセル市内に「7000本の樫の木」を制作。生の象徴である樫の木の根元に死の象徴である玄武岩を埋め、生と死のふたつで世界ができていることを暗示したという。彼は人間が社会を造形する「社会彫刻」こそが芸術であり、誰しも芸術家であると説いた。ちなみに選挙では落選してしまったとのこと
作者の死後に完成！
⑥万博のお題に名回答を返した岡本太郎 岡本太郎による高さ70mの巨大作品「太陽の塔」。「人類の進歩と調和」という万博のお題に対して、「人類は進歩なんかしていない！」という正反対の回答を投げつけた作品。「生きていることの歓びを爆発させたいと思った」という言葉のとおり、進歩や調和とは異なる、原始的で根源的な生命のエネルギーが感じられる造形だ
昨年11月、壁にダクトテープでバナナを貼りつけただけの「現代美術」がで落札されて話題になった。いったい何がどうなったらそんなことに!? 美術家として活動しながらアート解説マンガで人気を博すパピヨン本田...
