1st写真集発売! グッズショップには今も早朝から長蛇の列!! 終わらない"ミャクミャクフィーバー"の現場を追う!

取材・撮影/ボールルーム

人気が衰えないエキスポ2025の公式キャラクター「ミャクミャク」人気が衰えないエキスポ2025の公式キャラクター「ミャクミャク」

大阪・関西万博が閉幕しておよそ7ヵ月。いまだに公式キャラクター「ミャクミャク」の人気が止まらないという。なぜ熱が冷めないの!? ファンたちの声を聞いて回った。

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【ミャクミャクイベントは今も盛況!】

昨年10月13日に閉幕した大阪・関西万博。あれからおよそ7ヵ月――。

なんと! いまだにエキスポ2025の公式キャラクター「ミャクミャク」の人気が衰えないという。その果てしない人気ぶりを調査した!

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まず向かったのは、万博会場にあったミャクミャクモニュメントが期間限定で移設された大阪・万博記念公園。

公園入り口のゲートをくぐった所にある「いらっしゃいませミャクミャク」モニュメントには約150人が撮影の順番待ち。太陽の塔の背中側に設置された「ワクワクミャクミャク」モニュメントにも約50人近くが並んでいた。

東京から親子3世代4人でやって来たという家族は全身ミャクミャク柄のウエアやスニーカーに身を包み、手にはミャクミャク人形。昨年の万博で撮影した同じ格好でもう一度写真を撮るぞと気合いを入れてやって来たという。

「万博当時の楽しい思い出がよみがえってきて最高です!」

ミャクミャクの魅力は?と聞いてみると。

「かわいいけど、目玉がたくさんあってかわいくない。そんなひと筋縄ではないところですね」

ミャクミャクモニュメントが移設された万博記念公園は撮影待ちの長蛇の列ミャクミャクモニュメントが移設された万博記念公園は撮影待ちの長蛇の列

行列に並んでいた別のファンはミャクミャクの人気ぶりをこう語る。

「2月に大阪、3月に東京で開催された『ミャクミャク感謝祭2026』は動く黒ミャクの初披露で話題となったんですが、倍率100倍以上という狭き門。単純計算で30万人近くが応募したと思われます。

これだけファンを動員できるなら全国ドームツアーも可能じゃないですか。もうそのへんのアイドルを超えている感があります」

4月27日に大阪にオープンしたミャクミャクカフェの「ミャクミャクおいもバーガープレート」(税込4950円)4月27日に大阪にオープンしたミャクミャクカフェの「ミャクミャクおいもバーガープレート」(税込4950円)

また、4月27日には大阪に〝ミャクミャクカフェ〟の常設店が10月31日まで半年間の期間限定でオープンした。ミャクミャクにちなんだフードプレートは5000円近い値段ながら、しばらくは予約で満席が続く。この値段についてお客さんに聞いてみた。

「マグカップ、キーホルダー、コースターのお土産付きでドリンクカップもお持ち帰りできる。味もおいしかったし、5000円でも決して高いとは思えません」

と満足げな笑顔だった。

地方のゆるキャラともイベントセッションを行なっている。この日は大阪・田尻町のたじりっち(右)とコラボ地方のゆるキャラともイベントセッションを行なっている。この日は大阪・田尻町のたじりっち(右)とコラボ

さらに、ミャクミャクと会えるイベントもいまだ各地で行なわれている。4月26日の日曜日に行なわれた大阪府田尻町の「田尻町やぐら・だんじりふれあいイベント」を訪ねてみた。

午前中の撮影会では「ミャクちゃーん」と声援が飛び、ミャクミャクが手を振る。気分が上がったときには目玉のついたお尻をファンに向けてフリフリ。すると「キャーかわいい!」と一斉に歓声が上がった。

田尻町の担当者はこう語る。

「ちょうど万博が開幕してすぐの昨年春にも来てもらったんです。あの頃はミャクミャクも万博もバッシングされていて人気がなかったですね。初めて見るミャクミャクに子供が泣いて怖がって、逃げまくっていたほどでしたから」

イベントに参加した40代の女性は笑顔で語ってくれた。

「万博が始まった頃はそうでもなかったんですが、だんだんかわいいという声が増えてきたじゃないですか。会いたいと思ったときにはもうミャクミャクハウスもグッズ売り場も3時間待ちで、なかなか入ることができない状態でした。

でも、今日のイベントは集まった人が少なかったせいかミャクミャク本人にすごく近づけました。人生史上一番近かったと思います。こういう小さな町のイベントにどんどん出演してほしいです」

今でもミャクミャクを追い続けるのは、昔より距離が近くなったという理由もあるかもしれない。

【写真集を3日かけて拝む】

グッズもいまだに人気で、開幕から1年となる4月13日には1st写真集『I myaku you.』が発売されて話題に。以前、万博会場で出会った熱烈なミャクミャクファンのひとり、あんばーさんはこう語る。

「写真集の発売を知った夜は興奮して寝つけませんでした。発売日に即ゲットしたものの、恐れ多くていきなりページを開けられず、お風呂で身を清めてから『開封の儀』に臨んだんです。

ページを1枚めくるたびに噛み締めるようにガン見していると、気づけば深夜4時。翌日の袋とじ開封時には、万が一アダルト系の写真が出てきたらどうしようとドキドキしましたが、過激でなくて良かったです(笑)。結局、全部見終えるのに3日かかりました」

神戸の自宅から万博会場までミャクミャクだらけのコスチュームで通っていたという虫明良太郎さんも、当たり前と言わんばかりに同調する。

「カバーが白っぽいので見る前、触る前には必ず手を洗ってからにしています。それくらいありがたいものです」

そのほかのグッズも人気のようで、ファンの間で今「聖地」と呼ばれているのが、大阪・あべのハルカス内の近鉄百貨店3階にある「EXPO2025オフィシャルストアあべのハルカス店」。ここでしか買えないオリジナルのミャクミャクグッズを求めて、開店前から長蛇の列ができる。

週末の朝8時前に訪れるとすでに200人が行列を作っていた。警備員に話を聞いてみた。 

「われわれの仕事が始まる朝の5時、6時頃にはもう行列ができてますわ。朝早くから並んでいるのはもう知ってる顔ばっかり。でも今日はまだマシです。お正月の初売りでは開店前に1500人が集まって、百貨店の屋上部分まで行列を延ばしてましたから」

行列の先頭にいた30代男性にも話を聞いた。今日は深夜3時に車で駆けつけたという。

「新作が出たときや、あんまり数が出てないものが再販されたとき、買い逃しをしないように並んでます。新作とかはほとんど予告なしに突然売り出されるんで、気が抜けないんです」

そんなこんなで、整理券が配布されたのは朝9時が過ぎた頃。その時点で400人が並んでいた。これでも少ないというから、いつもは500人以上は並んでいるようだ。

レジでの支払いを終えて最初に店から出てきたのは先ほどの30代男性。小さな紙袋を手に興奮気味に語ってくれた。

「7時間並んだかいがありました! めったに手に入らないものが買えました」

いったい何が買えたのか?と袋の中を見せてもらうと、小さなピンバッジがふたつ。なんですかこれ?とストレートな疑問を投げかけると。

「こみゃくのピンバッジの再販品です。早い時期に発売されたんですが、すぐ売り切れてしまって欲しくてもなかなか入手困難な商品だったんです。それがこのタイミングで再販されるとは......。ほんと今日はちょっと感動した、本当にラッキーな日になりました」

熱狂ぶりはこんな感じで続いていた。

あべのハルカスにあるオフィシャルストアはいまだに大行列。先頭に並んでいた男性はレアなピンバッジを手に入れて大喜びあべのハルカスにあるオフィシャルストアはいまだに大行列。先頭に並んでいた男性はレアなピンバッジを手に入れて大喜び

【なぜミャクミャク熱は冷めないの!?】

では、なぜみんな万博が終わった今になってミャクミャクに夢中になってしまっているのか? ハルカスで出会ったファンはこう分析する。

「実は私、万博期間中に本物のミャクミャクに一度も会ったことがないんです。万博の後半になってSNSでミャクミャクのかわいさや魅力が広まり始めた頃には、もう会場も満員で会えない状態でした。その後悔とリベンジで、今もミャクミャクの影やグッズを求めて動いているんだと思います」

万博内のミャクミャクハウスに数十回通い、ついに顔を覚えられてしまったというみやQさんはこう語る。

「サンリオなどの商業ベースのキャラや、くまモンのような地方自治体のキャラは、行動ひとつで企業や自治体の評価を落としかねないので、いろいろと動きに制約があるはずです。

その点ミャクミャクは博覧会のキャラなので、みんなの前でお尻をフリフリしても怒る人はほとんどない。天真爛漫、自由奔放で好き勝手やっているのに悪意はなく、常識の範囲に収まっている。

この唯一無二さが多くのファンを獲得している理由だと思います。こんなキャラは珍しいので、しばらくミャクミャク人気は続くと思います」

最後に、ミャク沼から抜け出せないというミャクミャクカフェで出会った50代女性の言葉で締めくくりたい。

「人生が楽しくなりました。知らない人とでもミャクミャクを通じてお話ができて、友達がたくさんできましたし。ミャクミャクは笑顔で、発信するコメントはいつも前向きだから、みんなでいい未来をつくろうという気分にさせてくれるんです。だからあなたも今すぐミャク沼にハマったほうがいいですよ」

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