高橋ヨシキ
たかはし・よしき
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デザイナー、映画ライター、サタニスト。長編初監督作品『激怒 RAGEAHOLIC』のBlu-ray&DVDが発売中。
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素敵なダンスシーンのある映画は、それだけで大きな満足感を味わえる。
タイトルロールのチャックは会計士だが、ある日仕事で訪れた街角で大道芸人の女性がドラムを叩いているところに出くわす。
浮き浮きするようなリズムを聞くうち、チャックの体が自然に動き出す。そこに通りすがりの女性が加わって、2人はペアで華麗なステップを繰り広げる。
このシーンの多幸感が、劇中にもう一度ある別のダンスシーンと相まって、楽しい観賞体験をもたらしている、ということは確実に言える。
ところが本作は時系列を逆にした3章仕立てで、このダンスシーンに先行する第3章(映画の最初の部分)では、さまざまな自然災害により、世界の終わりが刻一刻と迫りつつあることが示される。
人類の歴史が終わらんとするそのとき、テレビやビルボードに忽然と出現したのは「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」という謎の広告だった。
一体何がどうしたら、そんなことが起きるのか?と誰もが思うところだが、本作はその疑問を解消する方向に向かう代わりに、「人生って素晴らしい」という比較的ありきたりなメッセージへとなだれ込むのだった。
STORY:大規模な自然災害と人災で終わりを迎えつつある世界。ある日、街頭やテレビに突如として「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」という謎の広告が大量に現れる
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