【ピエール瀧の「萌え萌やしソバ探訪録」】31杯目「少し過ぎたけど記念日だから、カップ麺のもやしソバ食べ比べ!」

構成/TAKA-HO

もやしソバのカップ麺、3種類を食べ比べ!もやしソバのカップ麺、3種類を食べ比べ!

「もやしソバ」をこよなく愛するピエール瀧が、名店をめぐりながら、もやしソバとは何なのかを考えたり考えなかったりするこの連載。ところで皆さん、知ってました? もやしソバのカップ麺があるんです。しかも、3種類も出ています! こうなったら食べ比べするしかないでしょう。何しろ9月18日はカップラーメンの日だったんですから。

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――9月18日が「カップラーメンの日」(1971年に世界初のカップ麺「カップヌードル」が発売)ということで今回はカップ麺の「もやしソバ選手権」を行ないます! エントリーするのは、ニュータッチ「横浜もやしそば(中華風とろみ醤油味)」(178円)、マルちゃん「でかまるバリシャキ!もやし味噌ラーメン」(321円)、エースコック「スーパーカップミニもやしみそラーメン」(173円)です。

ピエール瀧(以下、瀧) 編集の村上さん、もう10月に入ってんのよ。9月18日から少しズレているのは大目に見るとして、どうしてこのラインナップになるのかね。

――ほえっ?

瀧 だって、普通、大盛り、ミニとサイズがバラバラじゃん。これだとコストパフォーマンスが比べられないでしょ。それに、味も味噌がふたつでかぶってる。全部同じか、全部別々だったら比較の余地もありそうなのにそれも無理。どうせ何も考えずに買ってきたんでしょ、村上さん。

――ドキッ!

瀧 まあ、いいよ。とにかく今回はこの3つで食べ比べしてみよう。

――では気を取り直して、早速、作っていきましょう。まずはニュータッチ「横浜もやしそば」。

瀧 横浜もやしの中に入ってるのは「かやく(乾燥具材)」「後入れ液体スープ」「後入れ粉末スープ」の3種類だね。粉末スープに「トロミ成分が入っておりますので、よくかき混ぜてください」って書いてある。かやくだけ先に入れとくわけだ。

――次はマルちゃん「でかまるバリシャキ!もやし味噌ラーメン」。

瀧 これはすごい。でかまるは乾燥具材じゃなくて「生タイプのもやしパック」が入ってる。

――もやし以外に野菜も少し入ってますね。もやしは先入れですよ。ゆでるっていうことですかね。

瀧 ゆでるというより温めるんだろうね。あとは「粉末スープ」と「液体スープ」。液体スープは「フタの上にのせてよく温めて、召しあがる直前にお入れください」だから、これだけ後入れだ。そして、麺のほうには乾燥具材のひき肉がすでに入ってる。横浜もやしは麺に乾燥具材は入ってなかったから、そのへんも違うな。

――最後はエースコック「スーパーカップミニもやしみそラーメン」。

瀧 ミニは麺のほうに乾燥具材が全部入っていて、「液体スープ」がひとつ。これも「フタの上にのせてよく温め、食べる直前に入れる」って書いてあるから後入れね。

乾燥具材か生タイプか。先入れか後入れか。材料や作り方もさまざまです乾燥具材か生タイプか。先入れか後入れか。材料や作り方もさまざまです

――では、お湯を注いで3分間待ちましょう。(3分後)はい、できました!

瀧 では、横浜もやしからいただきます。うん。うまい。中華風とろみ醤油味だけあって、普通の醤油ラーメンとはちょっと違うね。スープに複雑さがあるよ。

ニュータッチ「横浜もやしそば(中華風とろみ醤油味)」(178円)ニュータッチ「横浜もやしそば(中華風とろみ醤油味)」(178円)

――もやしは?

瀧 そこまで前面に押し出してくる感じではないけど、ちゃんと感じるよ。

――次はでかまるです。

瀧 うわ、でかまるは見た目から違うわ。もやしのボリュームがすごい。具がのってる感が出てる。

マルちゃん「でかまるバリシャキ!もやし味噌ラーメン」(321円)マルちゃん「でかまるバリシャキ!もやし味噌ラーメン」(321円)

――このままラーメン丼に移したら、お店で普通に出してるもやしソバになりますよ。

瀧 いや、それは言いすぎでしょ。お店のもやしソバをなめたらいかんよ。でも、でかまるのもやしのシャキシャキ感はさすがだね。生タイプはやっぱり強いわ。

――名前にバリシャキって入ってるだけありますよ。そして、ミニもやしみそ。

瀧 お、ミニはスープがうまいね。「生みそ仕立て」か。小さいけどバランスがとてもいい。

エースコック「スーパーカップミニもやしみそラーメン」(173円)エースコック「スーパーカップミニもやしみそラーメン」(173円)

――もやしはどうですか?

瀧 もやしというよりも、まずコーンのインパクトがすごいのよ。「5種の野菜入り」って書いてあるじゃん。それがコーン、ニンジン、キャベツ、ネギ、もやしなんだけど、5種類もあるからもやしを探すのが大変。でも、食べてみると芯がしっかりしてて、もやしがわかる。

――やっぱり、乾燥具材と生タイプはちょっと違いますね。

瀧 まあ、そりゃそうだよね。麺に対してのアクセント的な考えか、麺と対をなす売りの魅力として考えるかの違いじゃないかな。

――じゃあ、もやしの味にこだわる人は、でかまるですね。

瀧 ただ、自分がなんでいつももやしソバを頼むかというと、別にもやしがすげぇ食べたくて頼んでいるわけではないのよ。プレーンのラーメンだとちょっと寂しいんだけど、チャーシュー麺ほどのボリュームが必要なわけでもない。なんかちょっとした〝もうひとつ〟があるとご機嫌じゃんね、と思って頼んでるのよ。

――はい。

瀧 フロントにでっかくプリントが入ったTシャツじゃなくって、プレーンな白Tに何かワンポイントロゴが入ってるといいなと思ったとき、そのロゴ的なものがもやしなのよ。

――じゃあ、でかまるじゃないってことですか。

瀧 いや、そういうことでもないんだよね。生タイプか乾燥具材かは、ロゴの大きさのことじゃないから。まだまだ、わかってないな。

――あいすみません。

瀧 というか、この中で何が一番かを決める企画ではないでしょ。

――そうですね。あれ? 今、でかまるの公式サイトを見たら、定番として通年販売しているのは「バリシャキ!もやし味噌ラーメン」だけみたいですよ。ほかにある限定商品も「バリシャキ!辛もやしスタミナ醤油ラーメン」や「バリシャキ!辛もやし味噌ラーメン激辛」とか、もやし系が多いみたいです。もしかして、でかまるシリーズは今、もやしソバがブームになっているのかもしれません。

瀧 うーん。これは一度、ちゃんと聞きに行かないといけないかもしれないな。実は生もやしのほうが安上がりということもあるかもしれん。だって、乾燥具材って宇宙にも持っていけるわけだから、実は製造コストがかかるかもしれないもんね。

――そうですね。カップ麺のもやしソバも奥が深いです。

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※おいしいもやしソバなどの情報は【moemoyashisoba@gmail.com】まで 

■ピエール瀧(ぴえーる・たき) 
1967年生まれ、静岡県出身。ミュージシャン、俳優、声優、タレント。
「無駄こそ宝なり」が信条。好物はもやしソバ。 
公式Instagram【@pierre_taki】 

★『ピエール瀧の『萌え萌やしソバ探訪録』』は隔週土曜日更新!

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