
直井裕太
なおい・ゆうた
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ライター。尊敬する文化人は杉作J太郎。目標とするファウンダーは近藤社長。LINEより微信。生活費の支払いは人民元という国境を越えるヒモおじさん。ガチ中華はブームじゃなくって、主食です。
10月20日にスタートしたモバイルSuicaのコード決済「teppay」。11月4日からは各種キャンペーンも始まったこの新サービスの激トク活用術を紹介します!!
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10月20日からスタートした、モバイルSuicaに搭載されたコード決済「teppay」。これまでタッチ決済だったモバイルSuicaが、コード決済を導入して機能面でどう進化したのか? そして、チートレベルの各種キャンペーンとは? ポイ活情報の総合サイト『ポイ探』代表の菊地崇仁さんにお聞きします!
(左)teppayを利用するにはモバイルSuicaアプリが必要。アプリの下部中央に配置されるteppayアイコンをタップして、teppayに切り替えればOK。(右)支払い、最新キャンペーンのチェック、残高のチャージなどの操作もすべてここから行なえる
――モバイルSuicaは相互乗り入れしている公共交通機関の乗車、そして2万円までの少額ショッピングに利用できる非接触の電子決済。これがコード決済のteppayを始めることで、どう進化したのでしょうか?
菊地 teppayはモバイルSuica内に実装されるコード決済機能で、マイナンバーカードで本人確認を行なった場合の決済上限は30万円。自治体からの給付金の受け取りなどにも対応します。
さらに、JR東グループが発行するクレジットカードの「ビューカード」と連携した場合は、カードの利用上限額までの決済が可能になり、一般的なコード決済の「クレカひもづけ」のように利用できます。そして、新たなポイント制度として「teppayポイント」が導入されました。
――PayPayのようなオンラインでの支払いは?
菊地 JCBのバーチャルカードを発行すれば、オンラインでも利用可能です。これにも本人確認が必要になります。
――これは既存のコード決済と同等レベルの進化! でも、実店舗での支払時に「teppayでお願いします!」と店員さんにスマホを提示したら、店員さんは「え!?」と困惑気味の反応......。もちろん決済はできましたけど、これはどーいうことですか?
菊地 まだ全国的な知名度が低いこともあり、支払時は「コード決済でお願いします」と言ったほうが店員さんにもわかりやすいですね(笑)。teppayはコード決済の統一規格である「スマートコード」を採用しており、全国のほとんどのコンビニや飲食チェーンで利用できます。
――一般的なコード決済アプリと比較して、モバイルSuicaの起動の遅さも気になったりしました。
菊地 モバイルSuicaは基本的にアプリ起動や操作をすることなくタッチだけで決済できます。一方、teppayは一般的なコード決済に比べ、モバイルSuicaを起動してコード画面に切り替えるという手間がありますね。
Suica自体のシステムが増改築を繰り返しており、こういった面が起動速度に影響していると考えられますが、この点は今後のアプリのアップデートに期待するしかありませんね。
――なるほど、ではレジの状況を見てSuicaでタッチ決済するのもありでしょうね。そんなteppayでは、かなり強力なキャンペーンが始まっているそうですが?
菊地 まず、注目なのが「つなげてトク旅キャンペーン」。これはJR東日本管内での新幹線乗車料金が4割引きになるキャンペーンです。一般的にこういった大きなキャンペーンは〝条件〟が厳しいことが多いですが、それがかなりユルく設定されています。
――その条件とは?
菊地 JR東グループのオンラインバンク「JRE BANK」に口座を開設し、その口座の普通預金残高が10万円以上あること。そしてJREポイントの登録、teppayの支払いにJR東グループのクレジットカードであるビューカードを設定することです。
キャンペーン期間が2027年の3月25日までと長く、それまでに1回でもteppayの決済があれば、新幹線チケットの4割引きをクリアできます。
――口座に10万円以上預金するのはけっこうハードルが高いのでは?
菊地 実は、キャンペーンが終了する2027年3月25日の時点で10万円の預金があれば条件クリアなので、その後はほかの口座に移しても問題ありません。
11月4日からteppayのキャンペーンがスタート。「つなげてトク旅キャンペーン」はJR東日本の路線内の新幹線乗車料金が4割引きに。条件がユルくてキャンペーン期間が長いのも◎
teppay内には各種クーポンだけでなく、地域限定で利用できる「バリチケ」も配信。対象地域のteppay支払いで割引を受けられる
――それなら資金面でもひと安心! ほかにオトクなキャンペーンは?
菊地 「みんなでteppay!20%ポイント還元」(12月25日まで)は、コンビニや飲食チェーンなどの対象店舗で1回500円以上の決済を行なうと20%還元、最大で5000ポイント獲得できます。
また、JR東グループが運営する「NewDays」と「NewDays KIOSK」でも独自キャンペーンを行なっており、11月30日までに5000円以上の決済で、2027年の3月31日まで有効の5%オフクーポンがもらえます。
ただし、注意事項もあって、こちらは別途『NewDaysアプリ』にクーポンが配布されるというちょっと複雑な仕様になっています。
さらに、還元上限に達し次第終了というオトク度の高いキャンペーンもあります。
――どんなキャンペーンでしょうか?
菊地 最大5000ポイントが獲得できるビックカメラとのコラボキャンペーン(12月25日まで)です。こちらは「ビックカメラSuicaカード」と連携したteppayで2万円以上の決済をすれば条件クリアとなり、「みんなでteppay!20%ポイント還元」と併用すれば、簡単に1万ポイントを獲得できます。
また、ビックカメラSuicaカードも新規入会キャンペーン(12月25日まで)を行なっており、こちらは最大で1万1000円相当のビックポイントが還元されます。
――これはローンチ記念のご祝儀キャンペーン! teppayと連携するクレカ選びも重要なんですか?
菊地 やはりビックカメラSuicaカードをはじめとする、JR東グループが発行するビューカードがオススメです。モバイルSuicaへのオートチャージ設定でJREポイントが1.5%還元。対象のクレカによる対象の駅ビルでの支払いは最大3.5%還元です。
ビックカメラSuicaカードは年1回の決済で年会費無料なので、まずはこれをteppayに連携すべきでしょう。
年1回の利用で年会費無料。teppay、JRE、ビックポイントの3種類のポイントを効率よくためることができる「ビックカメラSuicaカード」。teppay、本カードの新規入会キャンペーンもダブルで開催中!
――今回、teppayが誕生したことで、JR東グループは既存のJREポイントとteppayポイントの2種類体制となりました。これらはどう消費していくのが正解ですか?
菊地 基本は支払いにポイントを充当しましょう。teppayポイントはJREポイントに交換できるので、モバイルSuicaでのタッチ決済で消費することもできます。ただ、逆にJREポイントをteppayポイントへ交換することはできませんので、注意しましょう。
――これも複雑な仕様になっていますね。
菊地 はい。それとteppay残高に関しても、モバイルSuicaに移すことはできますが、その逆はできません。ここは現在、モバイルSuicaで残高を持っているユーザーにはやや使いづらい仕様となっていますね。
――そのほか、菊地さんが注目するteppayの便利機能はありますか?
菊地 「残高を送る・受け取る」機能です。現在、コード決済の送金機能ではPayPayが大きなシェアを誇っていますが、個人的にはこの牙城をteppayが崩せるのではと思っています。
(左)残高の「送る・受け取る」はアプリ内で完結。teppay残高はモバイルSuicaにチャージ可能。(右)残高のチャージは連携した銀行口座やクレジットカードなどから行なう。もちろん、ビックカメラSuicaカードも対応
残高をオンラインの支払いに利用できるバーチャルカード機能も搭載される
――どういった部分が、teppayの強みなのでしょうか?
菊地 teppayの残高はモバイルSuicaにチャージすることができます。例えば、公共交通機関を利用する子供や高齢の両親などのモバイルSuicaの残高管理ができ、これはPayPayにはない強みです。もちろん、コード決済としても使えますので、お小遣いの送金にも使えます。
ただ、この部分をアピールするには「残高を送る・受け取る」機能に連携したキャンペーンが必要でしょう。2027年の春には、モバイルPASMOにもteppayが実装されますので、そのタイミングでの大きなキャンペーンに期待したいですね。
――取りあえず、モバイルSuicaユーザーはteppayを設定して、各種キャンペーンをチェックです!