10月22日(月)発売の週刊プレイボーイ45号は、丸ごと一冊「ニューヒロイン号」。
これから注目のヒロインたちが初水着グラビアを飾っている。 

そのニューヒロイン号で見事に表紙&巻頭に抜擢されたのが、愛媛のガールズバンド「たけやま3.5」の脇田穂乃香

グラビア×ライブのオーディション企画「ナツ☆イチッ!オーディション2018」で大きな爪痕を残した、注目の16歳だ。

■「もう負けんように」と火がつきました

――ニューヒロイン号の表紙&巻頭グラビア撮影、お疲れさまでした! "新人"ということで、まず自己紹介をお願いします!

脇田 愛媛を中心に活動している4人組のガールズバンド「たけやま3.5」で、ドラムとツインボーカルを担当しています。高校2年生、16歳です。よろしくお願いします!

――脇田さんは、今年の夏、週プレと「東京アイドルフェスティバル(以下、TIF)」がコラボした「ナツ☆イチッ!オーディション」で、ファイナリストに選ばれていたんですよね。

グラビアとSHOWROOMでのバトルを経て、最終的にTIFのステージでクイーンが決まるオーディションでしたが、脇田さんはステージにピッチリしたTシャツで登場して、「Gカップです!」と叫んで。観客がどよめいていました。

脇田 会場の空気が一瞬変わったのは、自分でもわかりました(笑)。そのアピールと衣装は、ライブの数日前にマネージャーさんが提案してくれたものやったんです。頑張って叫んだけど、めっちゃ恥ずかしかったです。顔真っ赤でした。

――その発言がネットニュースなどで話題になって、今回の撮影につながったわけですが、撮影の感想は?

脇田 水着の撮影自体、ほとんど経験していないし、何度も着替えさせてもらうことも初めてで。全部新鮮で、全部楽しめました。あと、小学校の頃から友達に「胸、デカない?」ってイジられることが多くて、ずっとコンプレックスやったんです。

でも、「ナツ☆イチッ!」から始まって、この体形を生かしたお仕事ができているので。それがすごくうれしかったです。

――撮影中、スタッフにも言われていましたが、「ナツ☆イチッ!」の頃より、さらにスタイルがよくなった気がします。

脇田 本当ですか? うれしいです。夏頃からダイエットをしているんですけど、今までは夜遅くてもお茶碗3杯くらい食べていたのをやめて、運動もジムに週3、4回通ってするようにしてます。けっこう頑張ってるんです(笑)。

――週3、4回はストイックですね。それはやっぱり、「ナツ☆イチッ!」がきっかけで?

脇田 ですね。オーディションで2位になって、本っ当に悔しくて。「もう負けんように頑張ろう!」って、火がつきました。ありがたいことに今、ライブに来てくれてる人がだんだん増えてきていて。グラビアのお仕事も始まったし、「だからこそ、見た目からちゃんとしよう!」って思ってます。

■ドラムは今も必死に練習中です

――冒頭で「愛媛を中心に活動している」と言っていましたが、生まれも愛媛ですか?

脇田 生まれたときからずっと愛媛です! 私のおうちは山の近くなんですけど、昔から、お母さんとふたりで山を登って、松山市の景色を眺めるのが好きでした。愛媛は瀬戸内海もきれいで、今もよく海沿いにドライブに行きます。

――自然に囲まれて育った、と。となると、小さい頃は外で遊ぶことも多かったり?

脇田 ですね。男子も女子も一緒になって、めっちゃ走り回ってました(笑)。今考えると、小学校までは男のコっぽかったかもしれないです。ただ、その頃から虫は苦手なんですけど......。

――虫、ですか?

脇田 保育園の頃に、先生が「虫に慣れなさい」って言って、私の袖にセミを乗せたことがあったんです。「うわあああ!」って、パニックになって(笑)、それ以来、虫がダメになりました。

――笑顔で話してますけど、急にエグい話! トラウマになってるじゃないですか!

脇田 それ以外はいい先生やったんですけど......。たぶん、地元が山だからですかね?

――山間部出身でも珍しい経験だと思いますよ......(苦笑)。では、逆に好きなものは?

脇田 これも小さい頃からなんですけど、『行くぜっ!怪盗少女』を初めて聴いたときからずっと、ももいろクローバーZさんが好きです。それからほかのアイドルさんのことも好きになって、事務所に入るまでは、西日本のアイドル現場にもたまに行ってました。

――アイドル好き、しかも"モノノフ"(ももクロファンの意)だったとは! もしかして、もともとアイドルになりたくて芸能界に入ったとか?

脇田 アイドルになりたいと考えたことはなかったです。でも小さい頃から、家族と一緒にテレビでドラマを見ながら「芸能界っていうのがあるんや。楽しそう。入りたい」とは思ってました。

で、中学3年生のときに「ミス・ユニバース」と同時開催の「ガールズグランプリ愛媛」っていうコンテストがあって、それに出てみたら、なんと特別賞をいただいて。

それからすぐに、今の事務所からスカウトしてもらったんです。「アイドルじゃない、別のお仕事をするにしても、ももクロさんみたいに、笑顔とか元気を与えられる存在になろう」って思ったのを覚えてます。

――なるほど。でも、いったい、そこからどういう経緯でガールズバンドに?

脇田 去年の夏の前くらいですかね? 突然、事務所に呼ばれて行ったら、プロデューサーから「バンドをやらないか?」って言われて。

部活でやっていたアルトホルンやトランペットみたいな金管楽器と、おばあちゃんの家にあったピアノは弾けるんですけど、「ギターとかドラムはやったことないな。やってみたいな」と思って、「やりたいです」って。

――もともと楽器が弾けたとはいえ......意外と、すごくゆるっとしたスタートなんですね。

脇田 メンバー全員、そんな感じやと思います(笑)。メインボーカル(武田雛歩[ひなほ])は、もともと民謡をやっていたコなんですけど、全員、担当する楽器はバンドを結成するまで演奏したことなくて。今も毎日、必死に練習してるところです(笑)。

――全員未経験からスタートしたバンド。いい意味で〝高校の軽音部〟っぽい、青春感がありますね。ちなみに、脇田さんはどうしてドラムに?

脇田 全員で順々に叩いてみて、そのなかで「一番できるな」ってなったから、です(笑)。

――選ばれ方もゆるっとしてました(笑)。昨年8月結成なので、バンドがスタートして2年目に突入しましたが、今の活動は充実していますか?

脇田 はい! 楽しいです! さっきもちょっと話したんですけど、最近、「TIFを見て来た」っていうお客さんがライブにもすごく多くて。この前のワンマンライブも満員やったし、東京に呼んでいただくことも、だんだん増えてきたんです。もっと頑張って、東京と愛媛の両方で「たけやま3.5」が盛り上がったらいいなって思います。

今回、初ソログラビアやったんですけど、もし「いいな」って思った方がいらっしゃったら、ぜひライブも見に来てください! よろしくお願いします!

●脇田穂乃香(わきた・ほのか)
2001年11月14日生まれ、愛媛県出身。2017年の芸能界デビュー後、ガールズバンド「たけやま3.5」でドラム&ボーカルを担当する。好きな食べ物は「キュウリ」と「お酢」