29日、映画『おもいで写眞』の初日舞台挨拶が都内で行なわれ、深川麻衣高良健吾香里奈熊澤尚人監督が出席。深川は、まさかの言い間違えで共演のふたりを笑わせた。

『おもいで写眞』は、故郷で老人の遺影写真を撮ることになった音更結子(深川)が、不思議な依頼を通じて希望を見出すストーリー。原作は熊澤監督の同名小説。撮影は、一昨年の夏にすべて富山で行なわれ、深川は「やっとやっとやっとこの日を迎えられて、すごくうれしいです」と、ようやくの公開に歓喜した。

また今作は、芸能事務所・テンカラットの設立25周年企画作品。高良も「事務所が映画を作ること自体あまりないこと。しかもオリジナルで、攻めている」と話すように事務所の期待のかかった作品だ。

深川は2016年に乃木坂46を卒業するとともに、女優活動に力を入れるため、テンカラットへ所属。今回、主演に選ばれたことについて「まさかの主演という大役を任せていただいて、素晴らしい先輩方がたくさんいらっしゃるので『自分でいいのかな』というプレッシャーがなかったといったら嘘になります」とその重圧を吐露。

そのまま事務所所属の経緯などを話そうとしたが、「入籍して......じゃない、移籍して」とまさかの言い間違え。普段おっとりした深川も頭に手をあてて焦っていたが、高良も香里奈も爆笑しているのを見て、緊張がほぐれたのか自身も笑顔に。

改めて撮影現場での思い出を「先輩方に見守られて、幸せで贅沢な、すごく豊かな時間でした。20代最後の作品でもあるので、5年後10年後、振り返った時にも今の自分を鮮明に思い出せる作品です」と語ったが、司会者から「入籍はしてない?」とイジられるなど、"入籍発言"で大きなインパクトを残した。

その後も節分が近いということで、「呼び込みたい福」を聞かれた深川は、「じゃんけんが強くないので、強くなりたい」と回答。試しにその場で高良とじゃんけんをしてみると、深川が勝利。高々と手をあげて喜んだ深川は、続いて香里奈にも勝って、まさかの2連勝。司会者からは「まだ(豆を)まいてないのに......」とツッコまれ、再び会場を笑わせた。

映画『おもいで写眞』は、全国のイオンシネマほか、新宿シネマカリテ、池袋シネマロサなどで公開中。