超B級グルメの発明家・野島慎一郎の「どん二郎」(左)とデブ飯王・野々村研太郎の「焦がしニンニクのニクボナーラ」

この秋はメタボ上等! 見るだけで食欲が暴走しそうなカロリー限界突破の「デブ飯」を、異色のグルメを追求するふたりの男がクッキング! おなかペコペコで読むべし!

●5000kcal超えは当たり前!
野々村研太郎の「まかないデブ飯」

お店のスタッフに出していた「まかない」がベースになっている野々村研太郎氏の「デブ飯」。今回、彼に「デブ飯料理人選手権」で披露したメニューをガッツリ作ってもらった!

デブ飯王 野々村研太郎......北海道・札幌のダイニングレストラン「CAFEサーハビー」のオーナー。『TVチャンピオン極~KIWAMI~』(テレビ東京系)の「デブ飯料理人選手権」(7月1、7日放送)にて見事優勝した

■ニンニクと肉の絨毯爆撃! 特濃カルボナーラ!
「焦がしニンニクのニクボナーラ」推定7000kcal

焦がしニンニクをたっぷり入れたオイルをパスタにぶっかけて、チーズフリッターとベーコンで外堀をがっちり固めたカルボナーラ。これでもかというぐらいニンニクとチーズを使うのが、野々村氏の「デブ飯」である!

<使用食材>鶏もも肉、豚バラ、カリカリベーコン、チーズフリッター、焦がしニンニク、生クリームなどかなり細めのパスタを使用しているが、味のパンチの強さは本物! 目玉焼きやベーコンと一緒に食べたい

■甘さがクセになる全部のせタコライス!
推定6000kcal「白火山~SHIRO-KAZAN~」

大量のひき肉を使ったタコライス、カロリーの高い野菜・アボカド、そしてグラニュー糖のブリュレをのせたチーズ、サイドの揚げガーリックバター。これらが絡み合うことで、辛味、コク、甘味が舌の上で大暴れする!

<使用食材>合いびき肉、アボカド、チリパウダー、モッツァレラチーズシュレッド、揚げガーリックバター、はちみつ、ブリュレ(グラニュー糖)

バターとアボカドの脂肪分が染み込んだタコライスは、とにかく特濃!

グラニュー糖をバーナーでじっくりあぶって、料理の隠し味(?)であるブリュレを作る

■ラム&ベーコン&ソーセージ! "多段肉"のスーパー丼
推定7000kcal「兜~KABUTO~」

バターたっぷりのライスに大量のラム肉、ゆで卵のベーコン巻き、ソーセージを添えた肉々な丼。香りが強い北海道の特産品「行者(ギョウジャ)ニンニク」をふんだんに使用しているのもポイント

<使用食材>ラム肉、ベーコン、ソーセージ、スライスチーズ、ゆで卵、行者ニンニク

ひときわ目立つ球体のベーコン巻き。その外側をはいでみると、中にはスライスチーズをまとったゆで卵が!

ソーセージを固定するため刺している棒状のものは「プリッツ」。丼の上にあるモノはすべて食べられる

■身近な食材をメタボアレンジ!
野島慎一郎の「超B級デブ飯」

カップ麺や外食チェーンの食材を思いもよらぬB級グルメにアレンジする野島慎一郎氏。彼がカロリーを積み上げる「デブ飯」にチャレンジしたら、どうなる?

「どん二郎」発案者 野島慎一郎......ライター、イラストレーター、マンガ家、B級フード研究家。カップ麺「どん兵衛」にひと手間を加えて、人気店「ラーメン二郎」風の味を再現した「どん二郎」の発案者。独創的なアレンジB級フードを次々と発明している

■「ピザポテト」onで例の味がワンステージ上へ!
推定2500kcal「ピザ・どん二郎」

特盛りの「どん二郎」にガッツリとニンニクを盛りつけて、山頂からチーズフォンデュを豪快にぶっかける。仕上げに砕いたピザポテトを振りかけて完成。濃厚さも食べ応えも超マシマシ!

<使用食材>どん兵衛(日清食品)、モヤシ、ラード、チーズフォンデュ、ピザポテト(カルビー)など

ダシのうま味が強い「どん兵衛」にラードを投入すると、こってりスープの極太ラーメンの味に! 

■禁断の「バターつゆ」で極上のコクまろ!
推定4000kcal! 「シーフードつけヌードル」

3個分のヌードルを丼に移し、バターを溶かしたつけ汁(つけ油)に浸して食らう狂気のデブ飯。たが、バターにどっぷり漬かった麺は意外にも優しくてまろやかな味。フィッシュフライのトッピングで、海鮮風味アップ!

<使用食材>カップヌードル、シーフードヌードル(日清食品)、バター、牛乳、フィレオフィッシュ(マクドナルド)、えびフィレオ(同)

熱湯代わりに沸騰させた牛乳を使うことで、スープが超濃密に進化! カルシウムも大量に摂取できて体にも優しいアレンジだ

■"食パン皿"にギュウギュウに敷き詰められた牛肉!
推定3500kcal! 「キング牛トー」

食パン一斤を丼に見立てて作った牛肉だらけの「お菓子の家」。すき家の牛丼やバーガーキングの「ワッパー」の具材を使用。お手軽ながら、特別な満足感を味わえる

<使用食材>ワッパー(バーガーキング)、牛丼(すき家)、食パン(一斤)

「ワッパー」はパテ、レタス、トマトを抜き出して細かく刻む。これで牛丼の牛肉と食パンの味をマッチさせる

食パンをくりぬいて、牛丼をぶち込もう。味が染みついた牛丼のご飯と、食パンの相性は抜群!

■野々村研太郎と野島慎一郎がタッグを組んで「新作デブ飯」を作ってみた!

デブ飯王・野々村研太郎氏と、超B級グルメの発明家・野島慎一郎氏が奇跡のコラボ! コンビニやスーパーで簡単に手に入る食材を使って、「ヤバいデブ飯」をふたりが考案、料理してみると......!

■ピリ辛のラー油とペヤングのハーモニーで奇跡的なウマさを実現!
推定5000kcal!「台湾まぜペヤングMEGAMAX」

常軌を逸した超盛で話題となったペヤングの新商品を、台湾まぜそば風にアレンジ! 野島氏が「食べるラー油」と牛脂を投入し、野々村氏がニンニク風味に炒めた豚肉をのせた。飽きのこない味は、大人数でつまむのにも最適

<使用食材>ペヤングソースやきそば(超超超大盛MEGAMAX、まるか食品)、食べるラー油(ユウキ食品)、半熟煮卵、長ネギ、合いびき肉、牛脂、ニラ、ガーリックパウダー、ナルト

ひき肉、食べるラー油、そしてペヤングが絶妙に絡み合う。思わずうなるうま辛さ!

野島氏と野々村氏は、食欲をそそられる見た目にするため、意見をぶつけ合いながら、盛りつけを行なった

食べるラー油1瓶(90g)を全投入! さすがにオイリーすぎる......と思いきや、意外と適量

■チーズと駄菓子の重ね着が未体験の風味を生んだ!
推定3000kcal!「うまい棒衣のからあげクン」

野々村氏がチーズでローソンの「からあげクン」を包み、プリッツで固定。それを野島氏が砕いたうまい棒を衣としてまぶしてから揚げる。すると、チーズのコクとうまい棒のあの風味が交互に訪れる珍品が誕生!

<使用食材>からあげクン(ローソン)、うまい棒(めんたい味、やおきん)、スライスチーズ、プリッツ(江崎グリコ)など

衣をたっぷり作るため、大量のうまい棒が必須! ただ、コンビニで手軽に購入できる

からあげクン、チーズ、うまい棒の衣という三重構造になった超肉厚から揚げ。噛んだ瞬間、口内が肉汁とチーズで満たされる

うまい棒を衣に使用することで食感がサクサクになり、めんたい味がほのかに漂う

●野々村研太郎氏のお店「CAFEサーハビー」
札幌・すすきのにある「大人の遊び場カフェ」。手作りドーナツが大人気。北海道札幌市中央区南3条西6丁 和光ビル2F TEL011-200-0546 15:00~24:00(金・土曜、祝前日~26:00)。日曜定休