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『週刊プレイボーイ』に登場する女性たちに「初グラビア」にまつわるエピソードや当時の想いを聞く連載、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。前回に続いて、・豊田萌絵(とよた・もえ)さんの後編。
豊田さんは2012年9月にアニメ『この中に1人、妹がいる!』の生徒役で声優デビュー。その後、声優ユニット「Pyxis」を結成し精力的に活動する一方、『響け!ユーフォニアム』(2015年~)、『声優ラジオのウラオモテ』(2024年)といった話題作に数多く出演し、実力派声優として確固たる人気を確立している。
初めての水着グラビアとなったのは、2017年発売の1st写真集『moRe』(主婦の友インフォス)。自身でセルフプロデュースを手がけた同作は話題を呼んだ。『週刊プレイボーイ』には2022年7号に初登場し、以降、2026年10月現在までに本誌グラビアへ6回登場。2024年には3rd写真集『moe』を発売するなど、熱い支持を集め続けている。
今回はそんな彼女に、3rd写真集について、そして「週プレ」のグラビアに関するエピソードとグラビアへの想いを語ってもらった。
『週刊プレイボーイ』2024年23号(撮影/藤原宏)より
――2022年1月に初登場してから約2年余り。週プレから3rd写真集『moe』が発売されました(2024年5月24日発売)。こちらは20代ラストを記念して撮り下ろされたそうですね。
豊田 はい。2019年に2nd写真集を出したときから、「20代の最後に写真集を出す」というのをずっと目標にしていたんです。嬉しいことにそれが実現できました。
――5泊7日のニュージーランドロケ。ロケ地は豊田さんからのリクエストだったとか。
豊田 今まで行ったことのない場所へ行きたくて世界地図を眺めていたんですよ。そうしたら「この国、日本の形にそっくり!?」と目にとまったのがニュージーランドで(笑)。直感的に「ここに行きたい!」と希望を出したらOKをいただきました。実際に行ってみても、本当に素敵な場所でしたね。
――直感がきっかけだったとは(笑)。現地での思い出はあります?
豊田 とにかく自然豊かで、どこへ行っても羊がたくさんいたことですね。のどかでひたすら癒やされました。あとは、毎日美味しいラム肉を食べられたこと。私、ラム肉が大好物なんですよ。撮影に支障が出ないよう、なかなかお腹いっぱいには食べられなかったですけど(笑)、しっかり堪能させてもらいました。
――羊三昧だったんですね(笑)。当時、週プレ本誌にもアザーカットが掲載されましたが(2024年23号/5月20日発売)、その中で特にお気に入りは?
豊田 バレリーナを彷彿とさせるコルセットを着たカットですね。写真集だといろいろな衣装が着られるじゃないですか。これは見た瞬間から「着たい!」と思って。ほかにもやってみたかった泡風呂のカットもお気に入りです。いや~、本当に毎日楽しかったな(しみじみ)。
『週刊プレイボーイ』2024年23号(撮影/藤原宏)より
――この時、特に印象的だったのが表情の多彩さです。アンニュイで大人っぽい表情も増え、これまでにない豊田さんが切り取られています。
豊田 そうですね。それまでは「こういう表情を載せたい」「こういうのは嫌だ」という自分の表情へのこだわりがすごく強かったんです。でもこのときは編集さんと相談して、崩した表情など、普段の自分なら選ばない表情もあえて入れました。そのほうがより自分自身を出せると思ったんですよね。
――言い換えれば、等身大の自分を認められるようになったと。
豊田 はい。年齢とお仕事のキャリアを重ねたことで、飾らない素の自分にも自信が持てるようになってきたんだと思います。結果的に、この写真集はファンの皆さんからの評判も良く、売れ行きも好調だったようで大満足でした。
――その写真集の発売から約2年。豊田さんは再度、週プレのグラビアに登場されました(2026年22号/5月18日発売)。写真集に関して豊田さんからは「集大成」などの発言もあって、もう見られないかと思っていたファンも多かったと思いますが、どんな想いでオファーを受けられたのですか?
豊田 正直、自分の中で写真集ではやり切ったという達成感がありました。でも、その後もずっと編集さんが声をかけてくださって。自分の中で、また撮影されたい気持ちも徐々に沸いてきましたし、こうして今なお求めていただけるのは本当にありがたいことだなと思い、お受けしました。

――タイミングもよかったんですね。30代となって初のグラビア撮影となりましたが、何か意識したことは?
豊田 あえて身体づくりをしなかったことですね。これまでは撮影前に食事制限などに励んだんですけど、この時はありのままで臨みました。写真集のときよりも気持ちに余裕が生まれたのかもしれませんね。ファンの皆さんからの反応もよかったので、内心、ほっとしましたけど(笑)。
――やはり気になりますよね(笑)。撮影での思い出はありますか?
豊田 このときは"アクティブなデート"がテーマで、サウナやプール、グランピングなどのシーンがありました。私、中学時代はソフトテニス部だったので、特にテニスのシーンは本気モードで打ち合ったりして(笑)。あと、カルバン・クラインのアンダーウェアを着られたのも嬉しかったです。グラビアでよく見かけて憧れていたんですよ。私からリクエストさせていただいたんですけど、現場ではやっぱりテンションが上がりましたね。
『週刊プレイボーイ』2024年23号(撮影/藤原宏)より
――どのシーンも楽しそうでした(笑)。その後も週プレには、2026年33号(8月3日発売)に登場するなど継続的に撮り下ろしをさせていただいています。そんな中、ファンからの言葉で特に嬉しかったものは?
豊田 女性ファンの方から「可愛らしいです」「憧れの体型です」と言っていただけることですね。1st写真集の頃から「女の子が見ても楽しめるグラビア」をひとつの目標に掲げていたので、その想いがちゃんと届いているんだと実感できて。ものすごく励みになりますね。
――声優はマイク前で「声」で演じる表現、グラビアはカメラの前で「全身」を使う表現ですが、豊田さんは両者に違いは感じます?
豊田 根本的には違うお仕事ですが、声優ってアフレコ中も表情をコロコロ変えたり、身振り手振りを交えたりと、マイクに乗らないだけで実は全身を使ってお芝居をしているんです。悔しいシーンでは音が鳴らないように地団駄を踏んだり、腰に手を当てて怒ったり。そういう意味では、私の中で声のお芝居もグラビアも、「全身を使って表現する」と言えるのかもしれません。
――では、豊田さんにとって、グラビア表現の楽しさはどこにありますか?
豊田 素敵なロケ地に行けて、美味しいご飯が食べられるのもモチベーションですけど(笑)、そもそも「写真を撮ってもらうこと」も「撮られた自分を見ること」も純粋に好きなんです。ある種のナルシストと言われたらそうなのかもしれませんが、特にグラビアは全身をそのまま撮っていただくものなので、より「自分の現在地」や「成長」をテストの答え合わせのように確認できるのが面白くて。グラビアを見ていて思いますけど、最新の自分が一番好きですね。日々、肩の力が抜けた、ナチュラルな自分でいられている気がします。
――自分自身の自己肯定感が上がれば、声優としても演じるキャラクターに良いエネルギーが吹き込まれそうですね。

豊田 それはあると思います。自分自身が磨かれていくことが、声優としての表現にもすごくいい相乗効果を生んでくれていると感じます。
――お約束の質問ですが、豊田さんは過去のグラビアをご自身で見返すことはありますか?
豊田 部屋の片付けをしているときに、結構見返します(笑)。過去の記憶って、つい「昔のほうがもっと痩せてたんじゃないか」みたいに美化しがちじゃないですか。でも、実際に見返してみると「あ、今とそんなに変わってないや」って気づけたりして。今の自分を冷静に見つめ直す、いいリセットの機会になっています。
――なるほど。では最後の質問です。豊田さんにとって「グラビア」とは?
豊田 熱い質問ですね(笑)。ひと言で言えば、まだ知らない自分に出会える場所です。「私、こんな角度から撮るとこんな表情ができるんだ」とか、鏡を見ているだけでは絶対に気づけない新しい引き出しを毎回見つけてもらっています。その引き出しが増えるほど、人としても表現者としても豊かになれる。それが、私にとってグラビアというお仕事なんですよね。
●豊田萌絵(とよた・もえ)
3月15日生まれ 茨城県出身 身長152cm
○2012年に声優デビュー。主な出演作は『響け!ユーフォニアム』(川島緑輝役)、『BanG Dream!』(松原花音役)、『声優ラジオのウラオモテ』(夕暮夕陽役/渡辺千佳役)など、多数。
公式X【@toyotamoe】
公式Instagram【@toyotamoe】
『moe』 豊田萌絵 発売日:2024/5/24 撮影:藤原宏 価格:¥3,410(税込) 約5年ぶりとなる待望の写真集は、ニュージーランドでロケを敢行。異国情緒漂う街歩きや、大草原での動物たちとの触れ合いなど、4日間の旅を多彩なシチュエーションで凝縮。等身大の可愛らしさはもちろん、過去最高にドキッとする大人びた表情やシチュエーションにも挑戦している。
【大増量】 VOICE PHOTO BOOK 『Day by Day』 発売日:2026/5/18 撮影:藤原宏 価格:¥1,980(税込) 「アクティブデート」をテーマに、サウナ、プール、テニス、グランピング......といろんなシチュエーションで撮影。普段からグランピングをするというほどアクティブな彼女の、明るい笑顔に癒やされ、ページをめくる度、好きが更新されていく一冊。




