コロナもいったん落ち着いた今、リアル"出会いスポット"はどんな感じなのか? にぎわってる? それともマッチングアプリに取って代わられてる? 相席屋・恵比寿横丁・街コン編に続き、実際に現地に突撃してみた!(全2回/第2回目)

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コロナ禍で訪れづらかったリアルな〝出会いの場〟は今、どうなってる!? コロナ前から数々の婚活や出会いスポットに顔を出してきた『週刊プレイボーイ』本誌アラサー独身記者が、以前に通い詰めた恋の聖地や新スポットへ乗り込んだ!

■新しい出会いの場① 渋谷横丁

渋谷横丁は店の外まで若い男女であふれ返っていた渋谷横丁は店の外まで若い男女であふれ返っていた

ここからは、コロナ禍に新たに生まれた出会いの場を紹介! 記者がまず向かったのは、コロナ禍突入直後の2020年8月にオープンした「渋谷横丁」。渋谷と原宿の間に、19店の居酒屋が並ぶスポットだ。

記者 「恵比寿横丁と同じく盛り上がってますね。ただ、だいぶ年齢層が若いです」

学生も多い、若い客層にたじろぐアラサー。だが、屋外のストリート沿いに客席が並んでいるため、声かけに失敗したとき、その場から逃げやすいというメリットも。勇気を出して、座っていた女子大生ペアに声をかけると。

記者 「一杯ごちそうするんで、ちょっといいですか?」

女子大生 「えー。大人ですね! ありがとうございます」

記者 「こんなオジサンでも、迷惑じゃないですか?」

女子大生 「もちろんです! コロナでサークルにも入れなかったし、こういう場所での出会いを大切にしないと、知り合いがひとりも増えないので。大人と話す機会も全然ないので、うれしいです!」

コロナ禍に青春を振り回された男女は、お酒の場での出会いを欲しているのかも?

■新しい出会いの場② ほぼ新宿のれん街

ほぼ新宿のれん街別館は倉庫のたたずまい。SNS映えで女性客が多いほぼ新宿のれん街別館は倉庫のたたずまい。SNS映えで女性客が多い

続いて向かった新スポットは、新宿「ほぼ新宿のれん街」が増床される形で今年3月にオープンした「ほぼ新宿のれん街 倉庫別館」。出会いを誘発する仕掛けがたくさんあるというウワサ。

記者 「倉庫内に居酒屋が集合......斬新です。そして女性客が圧倒的多数! 横丁らしからぬ景色ですね」

構える居酒屋は7店舗。どこもSNS映えを意識した内装やメニューに力を入れており、スマホで撮影を行なう女性も多数。

記者 「ただ、ナンパしている男性もほぼいないですね」

やや場違いな気持ちになりつつハイボールを飲んでいると、流しの芸人が登場。

芸人 「フリップ芸をやってます。ぜひ見てください!」

複数の席を巻き込みながら、ネタを披露する芸人。一緒に笑っていると、自然と近くの女性たちとも距離が縮まる!

記者 「よく来るんですか?」

女性 「初めてです! インスタで見つけて、買い物の帰りに来てみました」

横丁にも、SNS発で女性が集まる時代。

記者 「僕も食べ物の写真とかけっこうインスタにアップしてるんすけど、よかったらつながりません?」

ということで、相互フォローに成功! ちなみに後日店員さんに話を聞いたところ「本当はもっと男性にも来てもらって、恵比寿横丁のような出会いの場として盛り上がってほしい」とのこと。まだ出会いムードは薄めだが、その分穴場。遠慮せず出会いに行こう!

■新しい出会いの場③ 暗闇オンラインオフ会

Zoomの音声のみで出会いを求める、斬新なオフ会も登場Zoomの音声のみで出会いを求める、斬新なオフ会も登場

最後に偵察したのは、コロナ禍でできた新しい出会いの形。

記者 「暗闇オンラインオフ会!?」

調べると、ビデオ通話ツール『Zoom』を使い、オンラインで複数の男女が出会うイベントとのこと。〝暗闇〟ということでビデオは全員オフ。

記者 「顔が見えない状態で知らない人たちとビデオ通話......これは新感覚ですね」

スタートは23時とかなり遅めの設定で、これもオンラインならでは。不思議な緊張感の中、自宅で缶ビール片手に、送られてきたURLをポチってチャットルームへ入室! 今回の参加者は男女計5名。

記者 「あのぅ......皆さん、いますか?」

主催者の司会アナウンスはほとんどなく、相手の前情報も一切ない状態で、真っ黒な画面を見つめる記者。

女性 「いますよ(笑)。今、沖縄から参加しています」

その他の参加者も、福島や長野など全国各地から参加していることが判明。距離を超えて出会えるのもオンラインの魅力!

記者 「一瞬でいいんで、チラッと顔見せ合いませんか?」

女性 「今はスッピンなので無理です」

参加男性 「あ! あぁ!!」

操作ミスで参加男性が無防備な状態でビデオオンになるアクシデントもあったが、基本的に顔見せはNG。見た目でなく、会話の相性から関係を深めていけるので、ある意味フェアな場ともいえる。そして、最後に司会者から、グループLINEを作りましょうというアシストはあった。

〝暗闇〟での約1時間のビデオ通話で、謎の一体感は生まれたが、後ほど参加女性にLINEを送ってみても返信はなし。ちょっとハードルの高い出会いの場だった。

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コロナ禍に直面しながらも、復活。そして、進化を続ける出会いの場。われわれ男性たちも、これから積極的に出会いを探していこう!