"ゆで原画"第41回! 『キン肉マン』最新JC93巻を読む前に......前巻92巻をベストシーンでおさらい!!

取材・文/山下貴弘 ©ゆでたまご/集英社

絶賛発売中のJC『キン肉マン』第92巻絶賛発売中のJC『キン肉マン』第92巻

『週刊プレイボーイ』および『週プレNEWS』連載中(毎週月曜発売および更新)の漫画『キン肉マン』(ゆでたまご作)のジャンプコミックス(以下、JC)各巻の中から、ゆでたまご先生ご自身にお気に入りの原画を選んでご紹介いただくシリーズ企画"ゆで原画"第41回。 

新たなる敵勢力・時間超人の幹部集団"五大刻(ごたいこく)"と、正義超人や完璧超人といった既存勢力の超人たちの大熱戦は、ラストの大一番で大逆転勝利を収めたテリーマンの活躍により見事、3勝2敗の勝ち越しを達成! しかしその喜びも束の間、最後の五大刻エンデマンが倒れたリングの底から、その生まれ変わりと目される新超人が出現し......!? 謎が深まる『キン肉マン』最新JC93巻が、まもなく73日(金)発売に! 

それを読む前におさらいを兼ねて......発売中の前巻JC92巻から作者・ゆでたまごの両先生に、思い入れの深い漫画原稿1枚をそれぞれ理由も添えて選んでもらった。 

まずは作画担当・中井義則先生に選んでいただいたのがこの1枚(JC92巻/114ページより)。

テリーマンが心の奥底で密かに憧れる強靭なフィジカルを、これ見よがしに誇示し、苛烈に攻め立ててくるエンデマン。その猛攻に己の非力さを痛感し、一度は心折れかけたテリーマンだったが......そこに現れたアシュラマンの罵(ののし)るような激しい叱咤により、本来の負けん気の強さを取り戻す! 彼のファイティングスピリットの象徴、両肩のスター・エンブレムを輝かせ、テキサスブロンコが再びリングに立ちあがる! 

――中井義則先生(ゆでたまご・作画担当)コメント 

話は47年前の連載開始の頃にまでさかのぼるんですが、テリーマンのデザインを最初に作って相棒に見せた時に、ちょっと人間っぽすぎるということになったんですよ。それで初登場時には、耳をあえて今とは異なる丸く機械っぽい感じに変更して、そして肩から腕にかけて......当初は左右ひとつずつではなくもっと多かったですけど、後に彼の象徴となる星のマーク"スター・エンブレム"を配置しました。

その後は、徐々に人間っぽいスタイルに戻していくことになったんですが、スター・エンブレムはその時の名残りで両肩にひとつずつ残してまして、僕にとっては、彼が人間ではなく超人である証(あかし)だと思って描いてます。

そうやって初期の初期から試行錯誤を重ねて描いてきた超人なので、テリーマンを特に一枚絵でしっかり描くと、気持ちが毎回、リセットされるんですよ。

『キン肉マン』はキャラクターの多い作品でいろんなタイプの超人がいますけど、あれこれ描いてると時々、自分の方向性がわからなくなってくることがあるんです。

そういう迷いが生まれた時ににテリーマンを描くと、自分の基本の位置に必ず戻ってこられる。野球選手でいうと自分の打撃がどんなに崩れかけても、ここに立ち帰れば大丈夫という確固たる型を持っているというような感覚なんでしょうか。これは漫画家として本当にありがたいことで、この絵もそんなことを思いながら一筆入魂で描き上げました。

このエンデマン戦は試合ぶりもとても『キン肉マン』らしさにあふれていて、全体を通して非常に楽しんで描けた一戦となりました

そして原作シナリオ担当・嶋田隆司先生に選んでいただいたページはこの1枚(JC92巻/165ページより)。

己の人生を賭して磨き続けた得意技を次々とぶち込み続ける猛ラッシュで、とうとう五大刻エンデマンを追い詰めたテリーマン。その最後に繰り出すトドメの大技はもう、彼の中で決まっていた。それは真新しさにこそやや欠けるが、弟のように可愛がってきたジェロニモも憧れ続けてくれた必殺技、いつの時代もテリーマンが最も自信をもって繰り出してきた"最高のオーソドックス技"ブレーンバスターであった! 

――嶋田隆司先生(ゆでたまご・原作シナリオ担当)コメント 

テリーマンは今回、左足の義足をキン骨マンに作ってもらって、それを駆使した新たな闘いを見せるというのはテーマのひとつでもあったんですが、それでもやっぱり新しいテリーマンだけじゃない。昔ながらのずっと変わらないテリーマンの魅力というのも大事にしたいところで、その象徴がやはりこのブレーンバスターという技だと思ったんですね。

でもその技にしたって毎回、同じことをただやっているわけじゃない。たとえば昔の"7人の悪魔超人編"のザ・魔雲天(マウンテン)戦で見せたブレーンバスターは、テリーマンの名シーンとしてよく取り上げてもらえるんですが、あれは当時のプロレス界で定番だった背中から落とす形のもので、本当の意味での"ブレーン(脳)"バスターじゃないんですよ。

しかし今回は、最大のダメージを与えて確実に試合を終わらせる一撃!......ということで、本当に脳天から落としてブレーンを破壊する危険な垂直落下式にこだわって、中井君にもそれをリクエストして描いてもらいました。

相手が大きければ大きいほど脳へのダメージが増して威力の高まる、まさに"ジャイアントハンター"テリーマンに相応しい一撃。まるまる1ページ使って、中井君も迫力満点で描いてくれたと思います。バッチリです! 

五大刻との激闘5試合を3勝2敗の勝ち越しで切り抜けたキン肉マンたちだが、テリーマンが倒したエンデマンの命を引き継ぐように現れた謎の新超人!

これは刻の神率いる時間超人陣営との、新たなる闘い幕開けの合図なのか......!?

今回ゆでたまご先生におさらいしてもらったJC92巻の続き、JC『キン肉マン』93巻はまもなく7月3日(金)発売! 乞うご期待!

JC『キン肉マン』最新第93巻好評発売中!

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6月29日(月)より公開予定!
ナレーション:大塚明夫、アシュラマン役:神谷浩史
超スーパーキャスト!!
YouTube「週プレChannel」にて、キャラクターPV第4弾「アシュラマン」編

『キン肉マン』キャラクターPV第3弾「テリーマン」編      テリーマンスペシャルボイス:小野大輔 ナレーション:燃え殻 音楽:APAZZI 

●TVアニメ『キン肉マン』 完璧超人始祖編Season 3 制作決定

●漫画サイト史上最強機能!! 超人・技検索追加!!

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