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iPhoneシリーズの値上げ以降、大手の中古スマホショップではオトクな買取キャンペーンも大充実。今が売り時です!
近年、駅前やロードサイドにも中古スマホを扱うショップが増加。iPhoneシリーズの値上げで注目される中古端末のショップ選びから、買取や購入時の注意点まで、絶対に失敗しないリユース術を紹介します!
7月18日のiPhoneシリーズ一斉値上げで、にわかに注目されるのが中古スマホ。この市場ではAppleの値上げに比例して、買取価格が軒並みアップする売り時シーズンが到来している。
そこで、機種変更で不要になったスマホの賢い売り方、そして中古スマホの選び方を、ITジャーナリストの法林岳之さんに解説してもらいます!
――一般的には、これまで使っていた端末を機種変時にキャリアのショップに下取りしてもらうのが定番。これ以外の不要スマホの買取先にはどんなものがありますか?
法林 まず、キャリアの下取り価格は中古相場よりも大幅に安くなっています。例えば、iPhone 13(128GB)ならNTTドコモの下取り価格は最大1万5000円。
一方、大手中古ショップのじゃんぱらは3万3000円、イオシスは3万4000円。どちらもNTTドコモと同程度の良品状態での最大金額ですが、価格差があまりにも大きいのが現状です。

――キャリアは〝条件アリ〟のキャンペーン中なら増額査定もありますが、通常であれば大手中古ショップ一択! なぜ、大手の中古ショップは高額買取を実現できるのですか?
法林 現在、じゃんぱら、イオシス、ビックカメラグループのラクウルなど、大手中古ショップは一般ユーザーだけでなく、法人への販売も行なっています。加えて海外輸出もあり、キャリア以上に大きな販路を持っているのが理由です。
さらに、大量の中古スマホの動作・外装のコンディションチェックを行なう自社設備もあり、効率良く販売する体制が整っています。なので、ロードサイドなどに出店される大型リユースチェーン店、都市部の駅前にある小さな中古スマホショップなどよりも、買取金額が高くなる傾向にあります。
――ただ、気になるのが大手中古ショップの実店舗数。どこも全国展開されていますが、キャリアショップに比べると店舗数はまだまだ少なめです。
法林 どのショップもオンラインで買取手続きができ、自分のスマホのスペック、外装、バッテリーなどのコンディションから査定額の目安をチェックできます。実際に査定を受ける場合も、例えばじゃんぱらなら「おまかせ回収キット」があり、それにスマホを入れて発送するだけ。全国どこからでも利用できる環境が整っています。
――誰でも利用できるサービスとしてはフリマアプリやオークションアプリもありますが、これらとの違いは?
法林 スマホをはじめとする各種ガジェットはクレームの多い商品で、対応するにはそれなりの知識が必要となります。これまではスマホをキャリアで下取りしていたという一般的なユーザーなら、大手中古ショップのほうが不安なく楽に取引できるでしょう。
私自身、知識はあっても購入者とのやりとりを考えると、大手中古ショップを利用してしまいますからね。
――では、スマホを買取に出すときの注意点とは?
法林 iPhoneシリーズなら端末をリセットして工場出荷状態にします。ここで絶対にやるべきことが、リセット前にiPhoneの「探す」機能をオフにすることです。
――端末をリセットすれば自動的にオフになるのでは?
法林 「探す」機能は紛失・盗難時に活用される機能で、リセット前にオフにすることで、初めて完全なオフ設定となります。
(左)リセットするのはiPhoneの「探す」機能をオフにしてから!(右)バッテリーの最大容量が80%以下の場合はマイナス査定となる
――Androidスマホのリセット時の注意事項は?
法林 最近はGoogleアカウント以外に、メーカー独自のアカウントがあります。メーカーによっては決済機能も設定されているので、同一メーカーのスマホに機種変する以外は、リセット前にメーカー独自のアカウントも削除しましょう。
――査定に影響するような注意点はありますか?
法林 バッテリーの最大容量です。iPhoneの場合、最大容量が80%以下の場合は査定で減額対象となります。ただし、これは裏技で回避できます。
――それ、秒で解説してください!
法林 「AppleCare+」の利用です。これに加入していれば、最大容量が80%未満のバッテリーを無料で交換できます。なので、バッテリーの最大容量が80%未満になっている場合は、先にAppleCare+を利用し、その後に買取に出すのが正解です。
もちろんキャリア経由で加入している場合もAppleCare+のサービスを利用でき、場合によっては外装交換も行なえるので、査定額の大幅アップを狙えます。
「AppleCare+」に加入している場合はバッテリーの無償交換に対応。ここは要確認!
――AppleCare+は加入したことすら忘れてそうなので、これは再確認マスト! そのほかに注意すべきことはありますか?
法林 iPhone、Android共通で、付属品による減額があります。例えば、一般的な付属品は箱、充電ケーブル、SIMピンなどがありますが、これらが欠品すると減額対象になります。できる限り付属品は取っておくのが正解です。
一方、キャリアの下取りは内容が異なり、例えば【下取り額1万円】と表記があったら、付属品が欠品していても1万円です。
――最近は、高額化したスマホをキャリアの端末購入プログラムで買うユーザーが多いですが、プログラムの支払い期間中のスマホを中古ショップの買取に出すこともできるのですか?
法林 支払い期間中のスマホは、業界では〝赤ロム〟と呼ばれて、これも買取対象です。ただし、減額されることになるので要注意です。
――では、画像や動画などのデータの移行は?
法林 アマゾンのプライム会員(月額600円、年間プラン5900円)なら、容量制限なく画像を保存できる「Amazon Photos」を利用できます。また、Googleのアカウントがあれば無料で15GBまで画像や動画を保存できる「Google フォト」もある。これらを活用するのが便利ですね。
――ここからは中古スマホを購入する場合の注意事項などもチェックしていきましょう。やはり購入も大手の中古スマホショップが有利?
法林 はい。在庫が多いだけでなく、近年は保証サービスも充実しています。月額数百円で故障・破損時は同等品の中古に交換といったサービスが提供されています。
そして、購入時にまずチェックしたいのが、中古スマホのランクです。新品未使用のSランク、美品のAランク、良品のBランクなどあり、動作面はどれも問題ありません。違いはキズの有無や大小で、一般的なユーザーが満足できるコンディションはBランクまでと認識しておくのがよいでしょう。

――Bランクを意識しつつ、iPhoneシリーズならどういった選び方をするのが正解ですか?
法林 今買って2~3年間利用すると考えると、Appleの最新AI機能を利用するか、しないかで選ぶのが正解です。AI機能を利用するならiPhone 15 Pro以降のモデルで、大手中古ショップなら9万8000円前後から。
AI機能を利用しないなら、iPhone 13や14シリーズでもLINEの通話やメッセージ、各種SNSや動画の閲覧は快適に動作しますし、13なら4万3000円前後からという格安スマホ並みの価格帯となっています。
――では、Androidスマホの選び方は?
法林 OSとセキュリティのアップデート期間が重要で、この期間が長い機種はサムスンのGalaxyシリーズ、GoogleのPixelシリーズ、そしてシャープのAQUOS senseシリーズです。
2024年発売のモデルだと、Galaxy S24は7万円前後から。Pixel 9は7万4000円前後から。どちらもOSとセキュリティのアップデートが7年間で、2031年まで安心して利用できる。ゲーム、エンタメ視聴、そしてAI用途ならこの2台がオススメです。
LINEやSNS閲覧がメインならAQUOS sense 9がオススメで、こちらは4万4000円前後から販売されています。
キャリアも中古スマホを販売していますが、端末の種類、価格や保証面では大手中古ショップのほうがユーザー的なメリットは大きいですね。
――機種変検討時には、大手中古ショップのサイトで旧端末の査定、用途によっては中古スマホの購入も検討してみましょう!