まだまだあります! 平成『ゼクシィ』の豪華付録【山下メロの平成レトロ遺産:130】

撮影/榊 智朗

レトロ遺産を掘り返す山下メロ氏レトロ遺産を掘り返す山下メロ氏

記憶の扉のドアボーイ・山下メロです。記憶の底に埋没しがちな平成時代の遺産を今週も掘り返していきましょう。

さて、1993年に創刊された結婚情報誌『ゼクシィ』の付録を以前紹介しました。婚姻届などの付録でたびたび話題になる雑誌でしたが、中でも2012年9月号の付録「乙女すぎる♥ドライバーセット」は、武骨になりがちな工具をかわいく仕上げ、乙女の新生活を応援するアイテムとして大きく話題になりました。

14年には宝石箱のようになった第2弾も登場し、もはやゼクシィは〝新生活の家具の組み立てなどで必要になる工具を新しいデザインで付録にする〟道を歩んでいきます。

ゼクシィ2016年7月号の付録「甘すぎる♥ドライバー&メジャーセット」。Q-pot.コラボの婚姻届も付属ゼクシィ2016年7月号の付録「甘すぎる♥ドライバー&メジャーセット」。Q-pot.コラボの婚姻届も付属

第2弾の「乙女すぎる」から2年後の16年7月号の付録に「甘すぎる♥ドライバー&メジャーセット」が登場。

スイーツモチーフのアクセサリーブランドである「Q-pot.」とのコラボで、板チョコのようなケースの中に、ビスケットサンドのようなメジャーと、チョコ色の持ち手のドライバー、その先端に取りつけるビットが付属します。以前はドライバーだけでしたが、新居での家具選びに必要不可欠なメジャーが付属したことで、実用度も上がりました。

さらにQ-pot.コラボの「婚姻届」は提出用と香り付きの保存用の2種類が付属。また、令和になるとストロベリーの板チョコ風キッチンタイマーというQ-pot.コラボも登場しました。

2018年12月号の付録「ミニオンズすぎる♥ドライバーセット」。内容はバナナが持ち手のプラスドライバー、クマ付きのS字フック、ハート形ネジケース2018年12月号の付録「ミニオンズすぎる♥ドライバーセット」。内容はバナナが持ち手のプラスドライバー、クマ付きのS字フック、ハート形ネジケース

しかし、ゼクシィのドライバーセットは、かわいい方向のコラボだけではありません。17年12月号では「バーバパパすぎる♥ドライバー&メジャーセット」、そして18年12月号には「ミニオンズすぎる♥ドライバーセット」と、キャラクターとのコラボも行なっています。

もはや、ここへきてもなお「乙女すぎる♥ドライバーセット」から脈々と受け継がれてきた「〇〇すぎる」というネーミングのフォーマットをかたくなに守っているという姿勢に感動いたします。

「乙女すぎる♥ドライバーセット」しか知らなかった人は、ぜひ自分に合ったゼクシィ付録ドライバーを探して、新しい工具体験をしましょう!

★山下メロの【平成レトロ】博物館は毎週水曜日更新!★

  • 山下メロ

    山下メロ

    やました・めろ

    1981年生まれ、広島県出身、埼玉県加須市育ち。平成が終わる前に「平成レトロ」を提唱し、『マツコの知らない世界』ほかメディア出演多数。著書に『平成レトロの世界』『ファンシー絵みやげ大百科』がある。

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