西川愛莉
初代グランプリの沢口靖子から長澤まさみ、上白石萌歌など、そうそうたる女優を輩出してきた「東宝シンデレラ」オーディション。昨年11月に6年ぶりに開催された第9回では、グランプリや審査員特別賞、そしてミュージカル賞と、歴代最多の3名が賞に輝いた。

週プレNEWSではグランプリの白山乃愛(10歳)に続き、審査員特別賞に輝いた西川愛莉(13歳)にインタビュー。3月放送のドラマ『とりあえずカンパイしませんか?』(テレビ東京)でドラマデビューを果たすなど、すでに女優の道を走り出した彼女に、これまでの経緯と決意を聞いた。

――審査員特別賞おめでとうございます! 受賞当日の気持ちは覚えてますか?

西川 ありがとうございます。正直、私も家族も一次とか二次とかまで進めることすら想像できてなくて。最終まで進んだこと自体も実感がないまま、浜辺美波さんに特別賞のトロフィーをいただいて......。そこでやっと「すごいの、いただいちゃった!」ってなりました(笑)。

――ご家族や周りの友達も驚いてました?

西川 そうですね。お母さんは特に泣いて喜んでくれて。学校の友達も、登校したら私を囲んで「本当にテレビに出てたの、愛莉なの!?」「すごいね!」って(笑)。オーディションを受けてたことも、ふたりの友達にしか......しかも最終まで進んでから言ったくらいだったので。クラスからニュースに映る人が出てきて、びっくり......って感じだと思います。

西川愛莉

――オーディションを受けた理由は?

西川 もともと、映画やドラマを見るのが好きで、小学校高学年の頃から女優さんに憧れてたんです。でも、軽い気持ちだったので別のオーディションを受けてきたわけではなくて。中学に上がってから本格的に「やってみたい」と思ったときに、ちょうど「東宝シンデレラ」オーディションがあったんです。上白石萌歌さんが好きだったので、憧れの人がいる事務所に入りたいって思って受けました。

――ちなみに、好きな映画やドラマは?

西川 上白石さんが大好きになったきっかけのドラマ『義母と娘のブルース』と、学園モノでストーリーが大好きな『花のち晴れ』です。その2作は何度も見返してます。特に"花晴れ"は今田美桜さんのお顔がどタイプで......(笑)。ツインテールがあんなに似合うのもすごいし、「いやぁ、かわいいなぁ......」って、よく思ってます。

西川愛莉

――今田美桜さんの大ファンということも伝わってきました(笑)。では、ご自身の性格を表すとすると?

西川 「みんなの前に立ちたい」ってタイプではないんですけど、でも学校ではずっと元気でうるさいほうだと思います。でも小さい頃は本っ当に人見知りだったらしくて。知らない人はもちろんなんですけど、何度も会ったことがあるイトコに対しても人見知りでギャン泣きしてたらしいです。そんな感じで、小学校も最初の頃は、ひとりで読書するのが好きな静かなコだったと思います。

――その頃と今で真逆の性格に? 何があったんですか?

西川 小学校の途中で、それまでの私と真逆な、クラスで人気の元気で明るいコと友達になって......で、影響されて私も元気になりました。学年が変わる最初の頃って、みんな静かじゃないですか。そのときに頑張って話しかけて。

――なるほど。かなり勇気を出したと思うんですけど、でも大きな出来事ですね。

西川 今、こう明るくなれたのは本当にそのコのおかげです。もう今は「悩みとかなさそうだね」ってよく言われるくらい、あっけらかんとしてます(笑)。

西川愛莉

――ほかに、「私はこういう人間です」と紹介するなら?

西川 とにかく負けず嫌いです。他人に言われたこともそうですけど、自分で「やる!」って決めたことには絶対に負けたくなくて。水泳を3歳からやってて、大会にもよく出てたんですけど、やっぱり2位とかになると3、4位とかより悔しくて。「妥協したくないし、次は絶対に優勝しよう」って練習して、何度か優勝もできたんですけど。......とにかく、自分に負けたくないんです!

――「妥協したくない」を有言実行するって、なかなかできないですよ。努力家なんですね。

西川 自分に自信がないだけです(笑)。それは今も変わらないので、太らないようにストレッチとか筋トレをするようになったり、あとは大好きなアイスをテスト終わりのご褒美だけにしたり。でもそういう面では、どんどん自分に厳しくなってるかもしれないです。

西川愛莉

――無理せず頑張ってください! ところで、3月に早くもドラマ『とりあえずカンパイしませんか?』でお芝居に初挑戦していました。女優としての初仕事はどうでした?

西川 現場では監督さんや共演者の方々、みなさん本当に優しくて、たくさん褒めてくださって。すごくいい現場でデビューさせていただいて楽しかったです。

――撮影に向けて努力したことは?

西川 私が演じた役が、元気ってところは自分と一緒だったんですけど、たとえば机をバーンって叩いたり、みんなの前に積極的に出たりする女のコだったんです。自分とはちょっと違うタイプだったので、クラスでそうやって前に出るコに「どういう気持ちで出てるの?」っていっぱい聞きました。「別に何も考えてないけど......」って返ってきちゃいましたけど(笑)。

――(笑)。でも、役に対して自分なりに研究をした、と。

西川 そうですね。初めてのお芝居がよかったのか悪かったのか、自分ではわからないですけど、でも声の通りもきっと悪かったし、やっぱり100%の満足はしていないので。これから頑張っていきたいです。

――最後に、女優としての目標を聞かせてください。

西川 静かだった頃の私は、上白石萌歌さんや今田美桜さんがキラキラしてるのを見て、こうやって夢をいただきました。お返し......とはまた違いますけど、次は私がそういう夢を与えられるような女優になっていきたいです。

西川愛莉

●西川愛莉(にしかわ・あいり)
2009年12月9日生まれ 大阪府出身 身長154cm
◯2022年「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞に輝く。今年3月、テレビドラマ『とりあえずカンパイしませんか?』(テレビ東京)に出演。
東宝シンデレラ公式Twitter【@TCNA2022】
東宝シンデレラ公式Instagram【@tcnf.2022】