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馬券名人として知られる浅野靖典(左)と守永真彩(右)
いよいよ今週末に迫った日本ダービー。今年は1強ムードが漂うが果たして!? 2年連続的中を狙うキャスターと"小ネタの帝王"と呼ばれる競馬ライターが渾身の予想で難解な一戦を攻略する!
※騎手は予想です。また、各氏の予想は本誌締め切り時のものですが、出走回避の馬が出たため一部加筆・修正しています。
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日本ダービーは一筋縄ではいかないレース。そこで、昨年の本誌の予想でダービーを当て、2年連続的中を狙うキャスターの守永真彩(まあや)さんと、"小ネタの帝王"の異名を取り、昨年の荒れた有馬記念もほぼ完璧に印を打った競馬ライターの浅野靖典(やすのり)さんが渾身(こんしん)の予想を披露!
――まずは、今年の日本ダービーのポイントを!
浅野 東京で行なわれたヴィクトリアマイルが、1分30秒台という非常に速いタイムで決着。2週間後のダービーも、おそらく時計勝負になるでしょう。そのときに台頭してくるのはどの馬なのかというのが重要ですね。
守永 内枠の馬が意外と好走しています。7年前に12番人気で勝ったロジャーバローズを筆頭に、昨年も6番人気のショウヘイが3着を確保。人気薄の馬でも1枠、2枠に入ったら注意が必要です。
ふたりが本命に推すロブチェン。皐月賞をレコード勝ちして、万全の状態で本番に臨む。逃げてよし、差してもよしの脚質も魅力!
――それでは本命から!
浅野 1番人気確実ですが、本命はロブチェンです。これまでのダービーの歴史を振り返ると、皐月(さつき)賞を1番人気で勝った馬が23頭出走していて、そのうち3着以内に入った馬は20頭! さらに、2着以内には17頭が入っていて、連対率は約74%と破格の数字を残しています。
――小ネタどころか、ものすごい大ネタです!
浅野 そして、冒頭に今年のダービーは時計勝負になると予測しましたが、この馬は前走の皐月賞をレコードタイムで完勝。逃げてもいいし、差す競馬もできる。ここは人気でも逆らえないなって。
守永 私もこの馬が本命ですが、やっぱり皐月賞がすごかった! 逃げてそのまま押し切る横綱相撲で、着差以上に強さを感じました。距離を不安視する声もありますが、父親のワールドプレミアは長距離GⅠを2勝しているので、距離が延びるのは大歓迎でしょう。
「小ネタの帝王」と呼ばれる競馬ライター・浅野靖典
――浅野さんの対抗はリアライズシリウス!
浅野 デビュー前の昨年の今頃、トレセンでめっちゃいい時計を出していたんですよ。新馬戦、新潟2歳S(ステークス)と連勝して、朝日杯フューチュリティSは5着だったものの、今年初戦の共同通信杯でロブチェンやベレシートを抑えて快勝。距離に一抹の不安がありますが、素質の高さでクリアしても不思議ではないです。
守永 左回りは3戦3勝で、そのうち東京は2戦2勝とコース適性はバッチリ。実は、共同通信杯の直後に、手塚貴久厩舎(きゅうしゃ)へお邪魔したとき、ちょうどこの馬にも会えたんです。
さすがに疲れてるだろうと思ったら、ケロッとしていて、手塚先生にちょっかいを出すおちゃめな一面もあったりして(笑)。大物になりそうな馬だなって思ったんです。私も距離が心配で、ちょっと印を下げましたけど。
スプリングSの勝ち馬・アウダーシア。父キズナ×母父ルーラーシップという血統は、驚異的な勝ち上がり率を誇る!
――守永さんの対抗は?
守永 私の対抗はアウダーシアです。父キズナ×母父ルーラーシップの馬は7頭しか出走していないんですが、全頭が勝ち上がっているんです。これは驚異的だなって。また、この馬は前走のスプリングSを勝ちましたが、2着だったアスクエジンバラは皐月賞で0.3秒差の4着と好走。負かした相手が弱かったわけではないことが証明されました。
浅野 うんうん。
守永 手綱を取るダミアン・レーン騎手は、3年前にタスティエーラをテン乗り(初めてその馬に乗ること)でダービー制覇! 「ダービーはテン乗りが勝てない」というジンクスを破った名手が、今回もテン乗りで挑みます。
末脚かキレる馬なので直線の長い東京は合いますし、展開次第では思わぬ金星を挙げる可能性もありそうです。
浅野 個人的には、前走(3月15日)からちょっと間隔が開きすぎてるのが気になるんですよね。
守永 なので、中間の調教や状態はしっかりチェックしたいと思います。
東京スポーツ杯2歳Sを制したパントルナイーフ。東京の重賞を勝っているのは好材料で、鞍上がルメール騎手というのも不気味
――3番手評価の馬は?
浅野 パントルナイーフを狙いたい。皐月賞は14着と大敗しましたが、ダービーへの叩き台という陣営の思惑があったんじゃないかって。
引く手あまたのクリストフ・ルメール騎手が、デビューからずっと乗っているのも不気味です。この馬を選び続けているのは、必ず理由があるはずですから。しかも、前走は競馬らしい競馬をしていないので余力たっぷり! むしろ1回レースを使ったことで状態アップも見込めます。
守永 東京スポーツ杯2歳Sを勝っていて、東京の舞台で重賞制覇というのは好材料。そして、木村哲也厩舎とルメール騎手といえば、イクイノックスをはじめとする侮れないコンビなので、相手には入れておきたい一頭ですね。
浅野 とはいえ、ルメール騎手が乗るだけで人気になるのがちょっと(笑)。
守永 私の▲はゴーイントゥスカイです。東京は2戦2勝で、本番と同じ舞台の青葉賞を勝っています。これまで青葉賞馬のダービー制覇は一度もありませんが、これはローテーションが中3週だったことが大きな原因じゃないかと。去年から中4週に変更されて、かなり余裕ができたと思います。
鞍上(あんじょう)はダービー最多の6勝を挙げている武豊騎手というのも心強い! この馬が2、3着に来ても、万馬券になりそうです。
2年連続的中を狙うキャスター・守永真彩
――ほかに面白そうな馬は?
浅野 グリーンエナジーですね。前々走の京成杯で見せた瞬発力は、目を見張るものがありました。怖い一頭です。
守永 この馬は皐月賞は7着でしたが、上がりは33秒6の脚を使っていて、東京コースに実績もあります。勝つまでは難しくとも、3着以内なら十分ありそうな気配です。
浅野 小ネタですが、日本ダービーの3連単は2005年から発売されていて、この20回のうちに200万馬券が2回もあるんです。これは穴馬同士の決着ではなくて、3~5番人気の馬に2桁人気の馬が1頭絡んだだけなんですよ。
――へぇ~!
浅野 ダービーって普段は馬券を買わない人も多数参加するので、人気の馬から少しズラすだけでおいしい馬券が取れちゃうんですね。なので、今回なら、アスクエジンバラのような穴馬を人気馬の中に入れておくのは超オススメです。
――しっかりメモしました! それでは推奨馬券を!
浅野 ロブチェンとリアライズシリウスの馬連とワイドで分厚く勝負! それと、ロブチェンを1着、リアライズシリウスを2着に固定して、印の3頭へ流す3連単です。
守永 1列目がロブチェン、2列目がアウダーシア、ゴーイントゥスカイ、3列目が印をつけた馬に流す3連複で勝負!
騎手は予想です。また、各氏の予想は本誌締め切り時のものですが、出走回避の馬が出たため一部加筆・修正しています
――ワクワクしてきました!
守永 普段は競馬をされない方も、まずは日本ダービーのお祭り気分を味わってほしいですね。7000頭以上いる3歳馬の中で、一生に一度のダービーに出られるのは、選ばれし18頭だけですから。
浅野 この春からJRAの全レースがユーチューブでリアルタイムで見られるようになりました。なので、外出しながらでも野球を観戦しながらでも楽しめるので、ぜひ!
――決戦は5月31日だっ!
●守永真彩 Maaya MORINAGA
『日曜レース展望KEIBAコンシェルジュ』(グリーンチャンネル、毎週土曜19時30分~)にアシスタント秘書としてレギュラー出演中! アプリ『デイリー馬サブロー』では予想コラムを連載。美浦村観光大使。母親は女優の白石まるみさん
●浅野靖典 Yasunori ASANO
グリーンチャンネルのキャスターを経て、現在は競馬ライターとして執筆活動を中心に、セリ市の司会進行役なども務める。"小ネタの帝王"と呼ばれ、データに基づく予想に定評がある。『netkeiba』では連載コラムと関東の全レースの予想を公開中!