若い世代ではマッチングアプリでの出会いは当たり前!? *写真はイメージです 若い世代ではマッチングアプリでの出会いは当たり前!? *写真はイメージです

「出会いがない」とか嘆いてるそこのアニキにこそ申し上げたい。マッチングアプリを使えば、極端な話だが家から一歩も出ずに異性と出会えるぞと。

しかしネットでの出会いは未だに悪い印象がつきもの。それはかつてサクラが蔓延し、援助交際の温床であった"出会い系サイト"の印象が根強いからだろう。

出会い系サイトとマッチングアプリの違いって? 一体どんな女性に出会えるのか? などなど、まずはマッチングアプリ入門から始めよう。

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そもそも、出会い系との違いは何か? 自らも様々なマッチングアプリを駆使する恋愛コンサルタントの鈴木リュウ氏に解説をしてもらった。

「まず出会い系サイトは顔出し無しも当たり前だけど、アプリは顔出し前提であること。出会い系はなんとなく登録してる女性が多いのに対し、アプリは真剣に出会いを求めている女性が多いということ。何よりアプリは運営会社による管理体制が整っているため、サクラや業者などがほぼいません

どんな体制かというと、たとえば会員数アプリ史上最多の350万人を突破したサイバーエージェントが運営するアプリ「タップル誕生」でいうとこうだ。プロデューサーの野口さくら氏がその仕組みを説明する。

「まず会員登録時は公的身分証明書で年齢確認を行ない、24時間365日、不適切な投稿がないか専門スタッフが監視しています。同時に不審な行動パターンの業者がいないかの取締りも行なっています。これら取り組みは弊社のブログサービス『アメブロ』をはじめ、グループ全体のノウハウが蓄積されており、より強固な仕組みだと自負しております。

また、『タップル誕生』独自の監視ルールを運用し、マッチングアプリならではの取締りを徹底することで、ユーザーの方に安心して楽しんでいただけるよう尽力しています」

では実際にマッチングアプリにはどんな種類があるかというと? 前出の鈴木氏が解説する。

「マッチングアプリの総数は現在50個以上ありますが、大きく分けて婚活目的の『婚活アプリ』と、ややライトな『恋活アプリ』(恋活=恋人探し)のふたつがあります。今、わりと盛り上がっていて定着した感のある9個のアプリの特性を解説しましょう。上段ほど婚活色が強く、下段にいくほど恋活色が強いです」

◆婚活系↓↓↓

『Omiai(おみあい)』......累計300万人が利用。20代後半を中心に30代の女性も多く真剣度の高い女性が多い

『Pairs(ペアーズ)』......20代後半~40代女性まで幅広い年齢層。かつては業界1位で今はタップルを追随

『ゼクシィ縁結び』......リクルートが運営。恋活アプリ『ゼクシィ恋結び』もある。こちらはより婚活向き

『マッチブック』......リクルート関連会社が運営。都内大学ミスとタイアップするなど年齢層はかなり若め

『東カレデート』....."上質な恋愛"がテーマ。登録前に容姿やプロフの審査が入る。男女ともにアラサー多め

『with(ウィズ)』......メンタリストDaiGo監修のアプリでDaiGoによる相性診断を基にマッチ可能

『Dine(ダイン)』......1回目のデートセッティングに特化したデートアプリでマッチ後に人気店を予約可能

『タップル誕生』...共通の趣味からマッチングできる。かなり軽いノリでデート成立できるケースが多め

『Tinder(ティンダー)』.........アメリカ発のアプリで全世界で5000万人が利用。友達募集から恋活まで様々

◆恋活系↑↑↑

こんなにいっぱいあると、どれを選んでいいかわからないです......。

「使い方などはほとんどどのアプリも同じようなものなので、とにかくいくつか始めてみて、それぞれで出会える女性のタイプの違いを感じることです。『ここで出会える女性とはなんとなく良い印象だな』と感じるアプリが相性の良いアプリと言えます」

では実際に鈴木氏が相性が良いと感じるアプリは?

「僕の場合は『with』。婚活目的のすごく真面目な女性と、ライトな恋活気分でやっている女性のどちらもいるのでバランスが取れています。このアプリで普通に交際に至った女性もいれば、やや不真面目ですが体だけの関係となった女性もいます」

鈴木リュウ氏のマッチングアプリのプロフ(タップル誕生)。「僕は常時3〜5ものアプリを併用して出会いの確率を上げています。とにかくスピードと数を多く打つことが大事」(鈴木氏)。プロフ写真はそれぞれのアプリの特性に合わせて変えると良いとか。 鈴木リュウ氏のマッチングアプリのプロフ(タップル誕生)。「僕は常時3〜5ものアプリを併用して出会いの確率を上げています。とにかくスピードと数を多く打つことが大事」(鈴木氏)。プロフ写真はそれぞれのアプリの特性に合わせて変えると良いとか。

では、他のアプリではどんな女性に出会えるのか? 鈴木氏のマッチングアプリ戦歴を語ってもらった。

「まず『東カレデート』では30歳の客室乗務員、『Pairs』では中学校の国語教師、『Dine』ではホットヨガ講師と出会えました。これらの女性は普段の生活では出会えないですし、新鮮でした」

さらに、こんなピンポイントな出会いも実現できたという。鈴木氏は続ける。

「四国出張時、マッチングしたい女性の居住地を『四国』で設定したら、徳島県在住の28歳・医療事務の女性と出会えました。あとは定期的に東京に遊びに来る新潟在住のキャバ嬢・26歳とは上京タイミングでご飯を食べる仲に。つまり、場所や職業年齢などを設定・検索することで、ピンポイントで女性と出会えるわけです」

まるで所さんの『笑ってコラえて!』の「日本列島ダーツの旅」のよう! でも、アプリを使う女性は、実は実生活で出会いがないような女性ばかりなんじゃ...? これを鈴木氏は強く否定する。

「そんなことは決してありません! とくにアプリで出会うことに何の抵抗もない20代前半の女子大生なんかは、リアルな人間関係と恋人を分けたいということから、かなりの美人でもアプリで恋人を探すケースがある。というかそういう女性と出会ったことも何度もあります」

鈴木氏のタップル誕生の自己紹介。「タップルは趣味でつながるアプリなので、僕は食いしん坊で食べ歩きをよくしている=美味しいお店をよく知ってることをアピール。友達とも恋人探しとも書かず『楽しくご飯を食べ話が盛り上がる人を探してる』とアピールすることで、楽しい時間を共有したい余裕のある男性をアピールできます」と鈴木氏。 鈴木氏のタップル誕生の自己紹介。「タップルは趣味でつながるアプリなので、僕は食いしん坊で食べ歩きをよくしている=美味しいお店をよく知ってることをアピール。友達とも恋人探しとも書かず『楽しくご飯を食べ話が盛り上がる人を探してる』とアピールすることで、楽しい時間を共有したい余裕のある男性をアピールできます」と鈴木氏。

いろんなアプリがあって迷うとは思うが、とりあえず何か気になったものをひとつ始めてみてアプリでの出会いのイロハを知り、その後、使い勝手が良い、なんとなく相性の良い、マッチ率も高いような気がするアプリを見つけ出してみてはどうだろう。

次回(7月25日配信予定)は、実際にアプリで恋愛の果てに成婚した女性婚活コンサルタントの澤口珠子氏に、アプリの活用のノウハウを聞きます!