Apple、サムスン、Googleがそろい踏み! 絶対に失敗しない「フォルダブルスマホ」の選び方を徹底解説!! 

取材・文/直井裕太

衝撃のお値段以上の価値あり!? Apple初のフォルダブル「iPhone Duo」(Apple/36万4800円から/10月23日発売)衝撃のお値段以上の価値あり!? Apple初のフォルダブル「iPhone Duo」(Apple/36万4800円から/10月23日発売)
お値段は最高で57万4800円! Apple初のフォルダブルスマホ「iPhone Duo」が、10月23日に販売スタート。その一方、大手Androidメーカーはすでに多種多様なモデルをラインナップ。フォルダブルスマホの歴史から購入テクまで、みっちりと解説します! *製品の価格は9月21日現在のものとなります

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【折り畳みiPhoneの実力は?】

日本時間9月10日。iPhoneの新モデル発表会「Apple Special Event」で、同社初のフォルダブルスマホ「iPhone Duo」が登場。お値段は36万4800円(256GB)からで、ストレージ2TBモデルは57万4800円という異次元の価格帯に!

Android勢も8月には新モデルが続々と登場し、主要メーカーが技術・価格で争う第1次フォルダブル大戦が勃発中。そんな注目スマホの買い方・選び方、そして歴史などについて、ITジャーナリストの法林岳之(ほうりん・たかゆき)さんに解説してもらいます。

――法林さんは10月23日に発売されるiPhone Duoの実機をチェック済みとのことですが、既存モデルとの違いはありますか?

法林 ソフトウエアの演出面は他社をリードしています。本体を展開するときの、外側の画面から内側の大画面に自然に切り替わる演出。ニュース番組などでも紹介されていますが、実際に現物で見ると、動画で見る以上に違和感なく切り替わります。

ハード面で気になったのはヒンジの開閉ギミックです。サムスンのGalaxy Zシリーズは110~120度程度になると、トルクがかかってそのまま自動開閉のように開きます。一方でiPhone Duoは、開き始めは重く、60度くらいからスムーズにオープンします。全体的にiPhone Duoは開閉ギミックが軽めで、Galaxy Zシリーズとは違う仕上がりになっていました。

もちろん、Appleの超プレミアムモデルなので、本体の質感は圧倒的です。

外側は5.36インチ、展開した内側は7.58インチのディスプレーを搭載するApple初のフォルダブルスマホ。内側ディスプレーではiPadシリーズのようなマルチタスクがサクサク行なえ、展開したスタンドモードで卓上クロックとしても利用できる。カメラは広角+超広角でズームは非搭載。本体重量約254gという超ヘビー級スマホ!外側は5.36インチ、展開した内側は7.58インチのディスプレーを搭載するApple初のフォルダブルスマホ。内側ディスプレーではiPadシリーズのようなマルチタスクがサクサク行なえ、展開したスタンドモードで卓上クロックとしても利用できる。カメラは広角+超広角でズームは非搭載。本体重量約254gという超ヘビー級スマホ!
――それはもう、最安で36万4800円ですから!

法林 それもあってIT系メディアの人間でも「これと、あれを売って......」と、iPhone Duoの購入に頭を悩ませていますね。実は、日本国内への導入台数はかなり絞られるようで、購入できるのかも微妙な状況です。

――Appleはフォルダブルの最後発メーカーとなりましたが、このジャンルはいつ頃から始まったのでしょうか?

法林 商用モデルとして最初の端末は、2019年に中国メーカーのRoyole(ロヨル)が販売した「FlexPai」。外側に大画面を配置して折り畳み構造を実現した、モーターショーのコンセプトカーをそのまま市販化したようなモデルでした。そして同年にファーウェイが「Mate X」、サムスンが「Galaxy  Fold」を発売し、大手各社も1~2年遅れで市場に参入してきました。

ガラケーのような縦折り、展開してタブレット端末のように使える横折り、そして三つ折りまでラインナップするサムスンとファーウェイが市場をリードする存在です。

Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra(サムスン電子ジャパン/29万6780円から)Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra(サムスン電子ジャパン/29万6780円から)Samsung Galaxy Z Fold8(サムスン電子ジャパン/26万9880円から)Samsung Galaxy Z Fold8(サムスン電子ジャパン/26万9880円から)Samsung Galaxy Z Flip8(サムスン電子ジャパン/19万2680円から) 8月に新モデルが発売されたGalaxy Zシリーズ。パスポート型のZ Fold8がライナップされ、国内は3機種展開に。直販だけでなく全4キャリアからも販売されており、端末購入プログラムや各種あと払いなど支払い方法の選択枠が広いのも特長Samsung Galaxy Z Flip8(サムスン電子ジャパン/19万2680円から) 8月に新モデルが発売されたGalaxy Zシリーズ。パスポート型のZ Fold8がライナップされ、国内は3機種展開に。直販だけでなく全4キャリアからも販売されており、端末購入プログラムや各種あと払いなど支払い方法の選択枠が広いのも特長サムスンは2019年からフォルダブルに参入し、昨年12月には三つ折りスマホの「Samsung Galaxy Z TriFold」も発売。技術力で他社をリードしているサムスンは2019年からフォルダブルに参入し、昨年12月には三つ折りスマホの「Samsung Galaxy Z TriFold」も発売。技術力で他社をリードしている
――そんな中、Appleはパスポートサイズという新コンセプトでデビュー!

法林 実は、パスポート型は2025年にファーウェイが「HUAWEI Pura X」を発売し、今年8月にはサムスンも「Galaxy Z Fold8」を日本国内に投入しています。通信業界の取材が多い私からすれば、目新しいものではありません。

同じパスポート型であるZ Fold8は重量約201gで、iPhone Duoは約254g。こういった面が、先行して開発を続けてきたサムスンと最後発のAppleの技術的な差となっていますね。

――では、このパスポート型のメリットとは?

法林 コンパクトでありつつ、大画面でコンテンツを表示できることです。例えばYouTubeの動画なら、左右の余白なく画面いっぱいに動画を表示することができます。そしてマンガや小説などにも最適なアスペクト比です。

――逆にパスポート型が苦手なことは?

法林 ゲームはパスポート型のアスペクト比に対応したタイトルがまだ少なく、余白があったり、無理やりズームするなど、不自然な表示になってしまいます。ただ、話題性の高いiPhone Duoの登場で、今後は対応アプリが増えることが期待できますね。

そして、カメラ性能にも注意が必要です。パスポート型は薄型にするための物理的な制約があって、ズームレンズを搭載できません。iPhone Duo、Z Fold8共に光学ズームレンズ非搭載です。なので、写真機能をメインと考えるユーザーは、それ以外のフォルダブルスマホを選ぶべきでしょう。

Google Pixel 11 Pro Fold(Google/27万9900円から) Googleは2023年からフォルダブルに参入し、今年8月に新型を発売。もちろんGoogleが提供するAI機能にいち早く対応し、タブレット感覚の8.0インチの大画面で扱える。カメラは広角、超広角、最大30倍超解像ズームも搭載!Google Pixel 11 Pro Fold(Google/27万9900円から) Googleは2023年からフォルダブルに参入し、今年8月に新型を発売。もちろんGoogleが提供するAI機能にいち早く対応し、タブレット感覚の8.0インチの大画面で扱える。カメラは広角、超広角、最大30倍超解像ズームも搭載!
――では、「Galaxy Z Fold8 Ultra」や「OPPO Find N6」のような展開時に8インチクラスの大画面モデルは、どう活用できますか?

法林 タブレットの代用として使いつつ、私は車載端末として活用しています。展開した状態でマグネット式のホルダーに装着でき、端末を充電しながらカーナビ、音楽再生などを音声操作で行なえます。

また、カメラ性能が高く、例えばZ Fold8 UltraとFind N6は共に広角レンズは2億画素、光学3倍ズームを搭載。カメラスマホとしても十分なスペックです。タブレット、カメラ用途としても汎用(はんよう)性高く使えるという特長を考えても、現状ではパスポート型より、横折りの大画面モデルがフォルダブルスマホの主力商品と言えますね。
OPPO Find N6(オウガ・ジャパン/ 31万8000円) OPPOは2021年からフォルダブル端末を販売し、今年4月に初めて日本市場にも導入。スリムで軽量な本体、折り目がほぼ見えないディスプレー、急速充電など独自の機能が満載。各種ECではポイント還元でオトクに購入できますよ!OPPO Find N6(オウガ・ジャパン/ 31万8000円) OPPOは2021年からフォルダブル端末を販売し、今年4月に初めて日本市場にも導入。スリムで軽量な本体、折り目がほぼ見えないディスプレー、急速充電など独自の機能が満載。各種ECではポイント還元でオトクに購入できますよ!motorola razr fold(モトローラ・モビリティ・ジャパン/29万9800円) 今年8月に発売されたモトローラ初の横折りフォルダブル。筆圧感知機能を搭載したデジタルスタイラスペン「moto pen ultra」に対応し、8.1インチの大画面で手書き入力ができるのが特長。IIJmioではMNPで10万円の値引き販売もアリ!motorola razr fold(モトローラ・モビリティ・ジャパン/29万9800円) 今年8月に発売されたモトローラ初の横折りフォルダブル。筆圧感知機能を搭載したデジタルスタイラスペン「moto pen ultra」に対応し、8.1インチの大画面で手書き入力ができるのが特長。IIJmioではMNPで10万円の値引き販売もアリ!motorola razr 60(モトローラ・モビリティ・ジャパン/13万5800円) ガラケー時代から縦折り端末をアイコンとしてきたモトローラの主力モデル。展開した状態で6.9インチの大画面スマホとして利用できる。本機は昨年モデルで、セール時はアンダー10万円で販売されることもあり、今が買い時ラストチャンス!motorola razr 60(モトローラ・モビリティ・ジャパン/13万5800円) ガラケー時代から縦折り端末をアイコンとしてきたモトローラの主力モデル。展開した状態で6.9インチの大画面スマホとして利用できる。本機は昨年モデルで、セール時はアンダー10万円で販売されることもあり、今が買い時ラストチャンス!

【実はキャリアの月1円販売もあります!】

――いろいろとメリットもありつつ、どうしても購入に踏み切れないのが価格的な問題。余裕で25万円を超える価格帯は、フォルダブルをちょっと試してみたいユーザーにはハードルが高すぎ!

法林 そこで、キャリア端末のプログラムです。

――いやいやいや! それでも毎月の支払いが7000円近いですって!!

法林 ソフトバンクなら実質月1円の端末もあります。例えば、モトローラの縦折りモデル「motorola razr 60」のソフトバンク版であるrazr 60sは、MNPで「新トクするサポート+」と「買替え応援割」を利用すると、月1円の実質総額24円で24ヵ月間使えます。この機種は昨年モデルなので、この価格で提供することができているんです。

現在、ソフトバンクは昨年モデルのフォルダブルを大幅値下げで販売中。例えば、「Galaxy Z Fold7」は端末購入プログラムを利用したMNPで実質1万9920円。機種変でも8万2320円という異次元の価格で販売中。在庫限りのモデルなので、迷っていたら即品切れですよ!現在、ソフトバンクは昨年モデルのフォルダブルを大幅値下げで販売中。例えば、「Galaxy Z Fold7」は端末購入プログラムを利用したMNPで実質1万9920円。機種変でも8万2320円という異次元の価格で販売中。在庫限りのモデルなので、迷っていたら即品切れですよ!
――フォルダブルが、まさかの月1円スマホに!

法林 同じMNPの条件で、サムスンの横折りモデル「Galaxy Z Fold7」は月830円の実質総額1万9920円。機種変でも月3430円の実質総額8万2320円になっています。新トクするサポート+は13ヵ月目で端末を返却するプランもあり、こちらなら実質総額5万7660円です。

昨年モデルとはいえ、処理速度やカメラなどのスペック的には十分すぎるほど。気軽にフォルダブルスマホデビューするには、ソフトバンクの端末購入プログラムがオススメですね。

――これ、かなりオトクになっていますが、注意点はありますか?

法林 端末保証です。ソフトバンクの端末購入プログラムで買った場合は保証サービス加入も条件ですが、SIMフリーでも保証の加入はマストでしょう。フォルダブルスマホはヒンジを搭載するため防塵(ぼうじん)性能が弱いのが欠点。ヒンジの隙間から砂やホコリが入って故障の原因となります。

そして落下時のディスプレーの破損。保証未加入だと10万円コースは当たり前です。そのためスマホケースも必須になりますが、一般的なスマホの倍の値段です。さらに保証も、例えばサムスンのメーカー保証ならGalaxy Z Fold8(256GB)の場合は2万6990円(2年間)と、一般的なスマホに比べて割高となっています。

購入時は端末の価格だけでなく、こういった出費についてもしっかりと検討しておくべきでしょうね。

HUAWEI Mate XT 2 ULTIMATE DESIGN(ファーウェイ/約47万円から)HUAWEI Mate XT 2 ULTIMATE DESIGN(ファーウェイ/約47万円から)HUAWEI Pura X Max(ファーウェイ/約26万円から) 日本ではスマホ事業から撤退しているファーウェイ。昨年、世界初の三つ折りスマホを販売し、今年も9月に新モデルを投入。そしてこのPura Xシリーズは、iPhone Duo登場前の昨年3月から販売されている「元祖パスポート型」モデルだHUAWEI Pura X Max(ファーウェイ/約26万円から) 日本ではスマホ事業から撤退しているファーウェイ。昨年、世界初の三つ折りスマホを販売し、今年も9月に新モデルを投入。そしてこのPura Xシリーズは、iPhone Duo登場前の昨年3月から販売されている「元祖パスポート型」モデルだ
――では最後に、これまでいろいろなフォルダブルを使ってきた法林さんのオススメ端末とは?

法林 やはり、横折りの大画面でフォルダブルスマホならではの操作を体験できるGalaxy Z Fold8 Ultraです。しかし、ほぼ同等の性能を誇る実質2万円以下のZ Fold7でも、十分にフォルダブルスマホ生活を楽しめると思います。

――フォルダブルスマホ購入時は、まずはソフバンのラインナップを必ずチェックしましょう!
Xiaomi 18 Fold(シャオミ/約26万円から) 日本ではコスパ重視の端末が人気のシャオミ。海外市場では2021年からフォルダブルに参入。縦・横折りどちらもラインナップされ、今年はiPhone Duo発表直前にパスポート型も発売。残念ながらすべてのフォルダブルが日本未発売Xiaomi 18 Fold(シャオミ/約26万円から) 日本ではコスパ重視の端末が人気のシャオミ。海外市場では2021年からフォルダブルに参入。縦・横折りどちらもラインナップされ、今年はiPhone Duo発表直前にパスポート型も発売。残念ながらすべてのフォルダブルが日本未発売

  • 直井裕太

    直井裕太

    なおい・ゆうた

    ライター。尊敬する文化人は杉作J太郎。目標とするファウンダーは近藤社長。LINEより微信。生活費の支払いは人民元という国境を越えるヒモおじさん。ガチ中華はブームじゃなくって、主食です。

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