借りるモバ充! 「CHARGESPOT」意外と知らないオトク活用術

取材・文・撮影/直井裕太

モバイルバッテリーのシェアリングサービス「CHARGESPOT(チャージスポット)」モバイルバッテリーのシェアリングサービス「CHARGESPOT(チャージスポット)」

コンビニ、駅、ショッピングモール、飲食店などに設置され、いつでも借りられて返却できるモバイルバッテリーのシェアリングサービス「CHARGESPOT(チャージスポット)」。オトクに使うための活用テクニックを紹介します!

【チャスポはキャリア経由がオトクです!】

近年、社会問題化しているモバイルバッテリーによる発火事故。怪しいショップからの購入、落下連発などの雑な利用が危険視され、さらに廃棄に関しても何かと面倒な一方で、今注目されているのが最近、街中でも見かける機会が増えたモバイルバッテリーのシェアリングサービス「CHARGESPOT」だ。

公共交通機関での移動が多い都市部を中心に、スマホのインフラとして完全に定着し、〝チャスポ〟の愛称で親しまれるチャージスポットのオトクな活用テクニックを、ITジャーナリストの法林岳之(ほうりん・たかゆき)さんにお聞きします!

――バッテリーを借りて即充電、そしてどこのスタンドにでも返却できるチャージスポット。すでに都市部では超定番サービスになっていますが、給電を確保できる車移動の多い郊外では意外に活用シーンが少ない印象もあります。

法林 車移動が中心でも休日に長時間ショッピングモールで買い物をしていれば、スマホのバッテリー残量は厳しくなります。

また、最近は航空機や船舶などへのモバイルバッテリーの持ち込みや利用が制限・禁止されていることも多く、現地でバッテリーを借りて済ませてしまうという活用方法はありでしょう。

今年6月からは急速充電に対応した新バッテリーが採用され、旅行や買い物で短時間レンタルしたときの使いやすさが向上しています。

借りたスタンドだけではなくほかの場所に設置されるスタンドでも返却が可能という利便性からも、都市部・郊外問わず活用シーンは多いでしょう。スマホだけでなく、モバイルファンや加熱式たばこの充電にも使えますからね。

――近年、モバイルバッテリーの発火事故が多発していますが、安全面はどうですか?

法林 バッテリーはスタンドに返却された際に自動的にチェックされ、エラーが確認された場合はロックがかかりレンタル不可となります。それもあってサービス開始から〝発火事故ゼロ〟という安全性も特徴になっています。

バッテリーを借りる場合はスマホアプリの『CHARGESPOT』でスタンドの設置場所を検索バッテリーを借りる場合はスマホアプリの『CHARGESPOT』でスタンドの設置場所を検索

コンビニなどには小型スタンドが、駅やショッピングモールなどには大型スタンドが設置されている。レンタル時に本体のQRコードをスキャンして料金を支払えばOK。バッテリーはどのスタンドにも返却可能コンビニなどには小型スタンドが、駅やショッピングモールなどには大型スタンドが設置されている。レンタル時に本体のQRコードをスキャンして料金を支払えばOK。バッテリーはどのスタンドにも返却可能

――それなら怪しいモバ充を使うより安心安全。では、気になるレンタルのお値段は?

法林 基本は30分未満で165円。スマホをフル充電することを考えると30分~1時間未満で330円というのが現実的な利用時間と料金です。また、月額390円~最大2340円で使い放題になる段階制プランの「CHARGESPOT Pass」も用意されています。

――ただ、この段階制プランだと毎日1時間以上レンタルしないと元が取れなそう。週に2、3回といった使い方でもオトクな方法はありますか?

法林 実は、大手通信キャリアが提供している追加サービスに加入するとオトクに利用ができます。

例えばNTTドコモの「dバリューパス(旧スゴ得コンテンツ)」なら、月額550円でチャージスポットを無制限で利用可能です。

――圧倒的じゃないですか!

法林 dバリューパスはチャージスポットだけでなくコンビニのクーポン、「カラオケまねきねこ」の30%オフや各種飲食店のクーポン、さらにアマゾンの買い物で最大5%還元などの割引特典も付帯しています。日常で使いやすい割引特典が豊富にそろっているサービスですね。

――ほかのキャリアにも同様のサービスが?

法林 KDDIには「Pontaパス」(月額548円)というサービスがあり、毎月1回30分の充電が無料です。ただ注意点として、バッテリーをレンタルできるのはローソンのみ。返却はどこのスタンドでも大丈夫です。

Pontaパスはローソンのクーポン、映画の割引、50GBのストレージ、スマホの修理代金サポートなどの割引特典が用意されています。ドコモ、KDDI共に日常で使いやすい割引特典なので、コンビニの買い物だけでも月額を回収できるサービスと言えるでしょう。

(左)NTTドコモが提供する「dバリューパス(旧スゴ得)」(月額550円)はCHARGESPOTを無料&レンタル回数無制限で利用できる神サービス。(右)KDDIが提供する「Pontaパス」(月額548円)は、ローソンでのCHARGESPOTの利用が毎月1回30分まで無料(左)NTTドコモが提供する「dバリューパス(旧スゴ得)」(月額550円)はCHARGESPOTを無料&レンタル回数無制限で利用できる神サービス。(右)KDDIが提供する「Pontaパス」(月額548円)は、ローソンでのCHARGESPOTの利用が毎月1回30分まで無料

――ソフトバンクは?

法林 ソフトバンクは大きな割引サービスを行なっていません。ただ、PayPayのミニアプリとしてチャージスポットが実装されており、利用者の多いPayPayならではの使いやすさはあります。もちろん、PayPayポイントの還元も受けられます。

――ドコモ、KDDIのユーザー以外はちょっと残念なお話ですね......。

法林 実はdバリューパス、Pontaパス共に、dアカウント、auIDの登録があれば、それぞれのキャリアで回線契約がなくても加入することができます。ほかのキャリアと契約中だけどチャージスポットを頻繁に使うユーザーなら、dバリューパスに加入するのがコスパの良い選択肢だと思いますね。

――このほか、チャージスポットのオトク活用テクは?

法林 オトクとはちょっと違うかもしれませんが、バッテリー補充のスキマバイトがあります。例えば、通勤通学の途中で、スタンドにバッテリーを1日3本補充して、月の収入は5000~6000円。これはギグワーカープラットフォームの「SPOTJOBS」から登録することができます。

* * *

まさかのスキマバイトまであったチャージスポット。最近のAndroid端末は大容量バッテリーを搭載して「チャスポ不要!」という声もあったりしますが、バッテリー容量の少ないiPhoneユーザーの多い日本では、まだまだ大活用できるサービスです!

  • 直井裕太

    直井裕太

    なおい・ゆうた

    ライター。尊敬する文化人は杉作J太郎。目標とするファウンダーは近藤社長。LINEより微信。生活費の支払いは人民元という国境を越えるヒモおじさん。ガチ中華はブームじゃなくって、主食です。

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