AKB48向井地美音が卒業コンサートを開催!「全員に居場所があるっていうのを伝えたくて、コンサートのセトリを考えました」

取材・文・撮影/関根弘康


AKB48の15期生として2013年に加入。あふれるAKB愛で3代目総監督を務めるなど、長らくグループを牽引してきた向井地美音が、4月3日(金)「向井地美音 卒業コンサート~私の夢は、AKB48~」を国立代々木競技場第一体育館で行ない、高橋みなみ、小嶋陽菜、峯岸みなみ、柏木由紀、横山由依ら20名のOGメンバーもかけつけ、その門出を盛り上げた。

オープニングでは子供時代を振り返る映像が流れ、制服姿の向井地が登場。『青春と気づかないまま』をソロで歌唱。そこから、AKBと言えばのチェック衣装に着替え、『AKB 参上!』『大声ダイヤモンド』『Everyday、カチューシャ』とヒットメドレー。MCでは「先輩方の卒コンで輝いた姿を見てきたので、私も輝いた姿を見せられたら」と意気込んだ。

ユニット曲のパートでは向井地の思い出の曲をそのイメージに合うメンバーとともにパフォーマンス。『君の瞳はプラネタリウム』ではOGをあわせた15期生が大集合! さらに「君はメロディー」で柏木由紀と横山由依が登場! 2代目総監督の横山は「大変な時期に総監督を引き継いでくれてありがとう!」と、柏木は「私たちの大好きなAKBを守ってくれてありがとう!」とエール。

向井地の総監督時代はコロナ禍。劇場に2人しか立てず、無観客でやった『遠距離ポスター』、そこから8人でやれるようになった『僕の太陽』。コロナ禍が終わり、待望の新公演から16人での『劇場へようこそ』。そしてメンバー全員で『流れ星に何を願えばいいのだろう』。その時代の苦難を知るファンにとっては感涙の流れだった。

そして盟友・茂木忍の登場で"もぎおん"が復活。向井地と『おしべとめしべと夜の蝶々』、禁断の恋を歌う楽曲に会場は興奮。ラストシーンでは茂木が向井地と熱いキス。会場からは悲鳴にも近い歓声があがった。

後半ブロックで向井地が「私のもうひとつの夢はノースリーブスに入ること」と語ると、「それじゃあ、みーおんの夢叶えましょうか!」と高橋みなみ、小嶋陽菜、峯岸みなみが登場! 『ANSER』『タネ』『ペディキュアDAY』を4人で息ぴったりに歌い上げた。

本編ラストは『ヘビーローテーション』。かつて大島優子から後継センター指名をされて向井地の人生が変わった曲。そこで今回、向井地はWセンターに近藤沙樹を指名。「選んでいただけたのが嬉しいですし、大好きな曲を一緒に歌わせていただくのが楽しみです」と笑顔。元気いっぱいのパフォーマンスを見せてくれた。

アンコールでは総合プロデューサーの秋元康が向井地のために書いた『向かい風』を歌い、卒業スピーチ。

「AKB48は私の人生のすべてでした。AKB48に出会って15年、加入して13年。"夢への通過点"と呼ばれていたAKB48ですが、私の夢はAKB48でした。何年経っても青春と夢を与えてくれたAKB48という存在に感謝の気持ちでいっぱいです。AKB48が大好きという気持ちをひたすら貫き通していたら、気づいたら私の個性であり、武器になっていました。きっとあの頃の私を救ってくれたように、これから先もAKB48はみんなの夢のような存在であると信じています」

フィナーレは彼女にとってのターニングポイントとなった2曲『君は僕の風』『翼はいらない』、そして最後は「私がAKBオタクとして、コンサートでこれが一番最後だったら幸せなコンサートだなと思っている曲です」と選んだ『君と虹と太陽と』。会場は多幸感に包みこまれた。

そして本当のラスト。メンバーに対しては「これからもみんな笑顔でいてね!」とメッセージ。そしてファンに向けて、「5月からは1人のAKBオタクに戻ります。みんなで一緒にAKBを応援しようねー! 楽しかったー」と笑顔で手を振り会場を去っていった。

■コンサート終了後、向井地が囲み取材に応じた。

ーーコンサートをふり返っていかがでしたか?

向井地 本当に心から楽しくコンサートをさせていただいた感覚だったんですけど、一番最後、ベンチに座って下に降りた瞬間に自分にとっての青春が幕を閉じたんだなって実感が一気に沸いて、いっぱい涙が出てしまいました。

今日のセットリストは、自分が過ごしてきた13年間の思い出深い出来事を入れたり、お世話になった先輩方にも出演していただけて、すごく幸せでした。現役メンバーの良さも伝わるようなコンサートになったらいいなと思って作ったものだったので。向井地美音としての集大成を見せられたんじゃないかなと思ってます。

ーー今の率直な気持ちは?

向井地 自分の人生からAKBっていうものがなくなってしまうのが本当に想像がついてないです。今日の1曲目は制服で始めて。あれは中学生のときのAKBに出会った自分を思い出しながら歌いたいなと思って、あの演出にさせてもらったんですけど、あのときの夢が今日で全部叶った。夢を超えたかもしれないです。想像もしてなかったような未来が待っていたのがすごく幸せだなって本当に思いました。

ーーご自身の中で大変だったこと。それを乗り越えてよかったなと思えることは? 

向井地 たくさんのメンバーが卒業した時代がありまして。そのときに残るメンバーもそれぞれ不安だったと思うし、居場所があるのかなって悩みとかも抱えさせてしまったとは思うんですけど、自分がコンサートのセトリを考えていく中で、やっぱり全員に居場所があるっていうことを私は一番伝えたくて。

選抜メンバーとかそうじゃないとか関係なく。本当に1人1人がいないとAKB48は存在し続けれない。毎日劇場を守ってくれるメンバーがいて、テレビで頑張ってくれるメンバーがいてとか。そういうのがAKBだとずっと思って、それを伝えてきたので。みんなの顔を見たらきっと伝わったのかなって今日思いました。

ーーこれからのAKBに期待することは?

向井地 東京ドームって大きな目標を掲げて、またみんなが1から頑張っていて、私が総監督だったときはコロナ禍とか大変なことがたくさんあった分、東京ドームに立ちたいと言うことはできなかったんですけど、今、なるちゃん(倉野尾成美)がそれを口にしているっていうことは、それだけ素晴らしい後輩たちがたくさんいるっていうことだと思うので。私はその夢だけは見ることはできなかったけど、客席で東京ドームで輝く後輩たちの姿を見られたら。また夢が叶うなって思って。信じてます。 

ーーみーおんロスになるファンに向かって一言お願いします。

向井地 これからも私はオタク仲間なので、オタ友としてよろしくです(笑)。 

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