AKB48から台湾へと渡り"性感(セクシー)女神"として活躍した、AKB48 TeamTPの阿部マリアが卒業! 10月12日(土)発売の『週刊プレイボーイ43号』では台北を舞台に、初ソログラビアにして集大成の撮り下ろし。TeamTPでの思い出や今後の活動について語ってくれた。

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■会話はできるけど赤ちゃん言葉です

――約10年間活動して、ソログラビアが初とは意外でした!

阿部 そうなんですよ。だから撮影はすごく緊張しました。やるって話を聞いて、ジムで鍛えたんですけど、どんな体にしたらいいんだろうって。女のコ的には細ければいいけど、グラビアってそうじゃないだろうし......。ポーズもわからないから、前日に先輩でグラビアをすごいやってるまりやぎ(永尾まりや)さんに、相談しようとしたんです。でも寝落ちしちゃって本番を迎えました(笑)。

――でも堂々としてたし、すてきな体に仕上がってましたよ。そもそも台湾で活動を始めた理由は?

阿部 お仕事で来たときにすごく印象が良かったんです。親切な人が多く、私がコケそうになったら周りが一斉に声をかけてくれたり。そんなときに台湾で姉妹グループができると聞いて、行こうって。

――今では中国語での日常会話もばっちりなんだとか。

阿部 テレビ番組で普通にやりとりできます。でも台湾の人に聞くと、赤ちゃんみたいなしゃべりだって。「これ」「やる」みたいに単語を並べてるだけ。ボビー・オロゴンさんみたいな感じ(笑)。

――たとえがわかりやすい! 日本との文化の違いで驚いたことってあります?

阿部 「は?」って、よく言われるんですけど、日本語だとちょっと怒っている感じじゃないですか。でもこっちだと「何~?」ぐらいの軽いテンションだったんです。最初、台湾の人って実は怖いんだなって思ってました(笑)。

――ちょっとしたことでも全然違うんですね。阿部さんはグループではどんなポジションだったの?

阿部 一番先輩だけど、リーダーシップを取るようなタイプじゃない。困ったことがあったらメンバーが私のところへ相談しに来るんですけど、スマホいじりながら「そうなんだー、大変だね。でもなんとかなるよ」って、ただ聞いてあげる。こじはる(小嶋陽菜)さんみたいな感じですかね。

――その様子が目に浮かびます。そして今回なぜ卒業を?

阿部 けっこう前から悩んでたんです。かわいい衣装を着て歌って踊るのは好きだし、メンバーも大好きだし。でも私は10年目なんですね。周りは新人だから、笑顔でかわいくやってるけど、私がそれをやるのもなって。だからといって私だけ違う感じでいるのもおかしいし。

――ひとりだけベテランですもんね。振る舞いが難しい。辞めることは誰かに相談した?

阿部 ぱるる(島崎遥香)さん。思い描いていたタイミングじゃないのでどうなんでしょうって聞いたら、「マリアが納得できるタイミングだったら、それでいいんだよ」って。北原(里英)さんからは卒業発表した後「本当に大変だったよね。お疲れさま」って連絡があって。そんな言葉かけられたことなかったから、泣いちゃいました。

――Team TPで一番の思い出は?

阿部 先日、単独で初めてライブやったんです。最初の頃、歌や踊りがひどかったコの成長している姿が見られたり。あとはファンが『桜の花びらたち』で「マリア」って、コールしてくれたんです。最初は私を認めてくれないファンもいて。でも中国語を覚えて、メンバーへの愛があるのも感じてくれて。コンサートではみんながコールしてくれて泣きそうになりました。

――今後はどうするんですか?

阿部 台湾でソロ活動をします。目標は台湾で一番愛される日本人タレントになることです。あくまで"外タレ"なので、無理して台湾人になる必要はないし、台湾の人がいいなって思う日本人の部分はなくさないように。

――ちゃんと考えてますね!

阿部 そして中国語を生かして、いろんなところで活躍できる人になりたい。あわよくばディーン・フジオカさんみたいに、日本に逆輸入みたいなのもいいなって。

――ぜひ日本でお待ちしてます。

(スタイリング/八杉直美 ヘア&メイク/スミホシナ[GiGGLE])

●阿部マリア 
1995年11月29日生まれ 神奈川県出身 
○2010年AKB48に加入、選抜メンバーに選ばれること4回。2017年移籍を発表、台湾での活動を開始。10月19日(土)に台北アリーナで開催されるAKB48との合同コンサート『AKB48 in Taipei 2019 ~Are You Ready For It ?」にて卒業予定。
公式Twitter【@abemaruchan】 
公式Instagram【_abedesu】