
山本萩子
やまもと・しゅうこ
山本萩子の記事一覧
1996年10月2日生まれ、神奈川県出身。フリーキャスター。野球好き一家に育ち、気がつけば野球フリークに。2019年から5年間、『ワースポ×MLB』(NHK BS)のキャスターを務めた。愛猫の名前はバレンティン。
冷たいビールと、美味しいグルメ! これも野球観戦の醍醐味です。
夏場はビールが美味しい季節ですが、それに合わせた「スタジアムグルメ」も人気です。スタジアムグルメは今、各球場が競い合うほどの人気ぶりですが、その中でも神宮球場の人気はダントツ。ということで今回は、神宮球場にお邪魔します。
ただ、一歩球場に足を踏み入れると、店舗やメニュー数の多さに圧倒されてしまうかもしれません。
「そんな時は、場内の地図やWebサイトを見ていただくと、選びやすくなるはずです」
そう教えてくださったのは、神宮球場でグルメを担当する須野さん。「神宮球場グルメ担当のはらぺこログ(@jingu_gourmetpr)」を運用されるなど、まさに"神宮グルメの中の人"といえる存在です。
「昔はうどん、そば、唐揚げ、ポテト、カレー。私が学生時代はそれくらいのラインナップだったと思います。ただ、最近のお客様はそれだけでは満足していただけません。球場に足を運んでいただけるよう、魅力的なグルメをアピールして側面から支えていくのが、私の仕事だと思っています」
そう熱く語ってくださった須野さんが、この仕事に就かれたのは約12年前のこと。現在、神宮球場では東京ヤクルトスワローズ選手とのコラボメニューが盛んに展開されていますが、須野さんが担当になってから急速に数を増やし、今ではなんと270種類以上にものぼるそうです。
「選手のほうから『これを作りたい』とご提案いただくこともあれば、こちらからお声がけすることもあります。どちらのメニューも、自信を持ってお届けしています」
試作の時期には、食べ過ぎて16キロも体重が増えてしまったという須野さんに、神宮球場でおすすめのグルメをご紹介いただきました。
【その1】
オニオンブロッサム<武岡龍世選手コラボメニュー> 800円(税込み)
「武岡選手の実家『武岡ファーム』から直送された新鮮な淡路産玉ねぎを使用。玉ねぎ本来の甘さをダイレクトに味わえるよう、丸ごと素揚げにした大人気の1品です」(須野さん)
「甘い、とにかく甘い。玉ねぎの旨みをダイレクトに感じられて大満足。片手でも食べやすいところや、シェアができる点もうれしいです」(萩子)
【その2】
そうまぐろポキ丼<内山壮真選手コラボメニュー> 1,500円(税込み)
「築地市場のまぐろ専門仲卸が提供する新鮮なマグロを使っているのがポイント。マグロと相性抜群のアボカド、酢飯を合わせたこだわりの一品です」(須野さん)
「神宮でこんなに新鮮なマグロが食べられるとは思っていませんでした」(萩子)
【その3】
極旨!海鮮ジャジャン麺<池山隆寛監督コラボメニュー> 1,400円(税込み)
「宮崎県西都キャンプで池山隆寛監督や選手たちが通った豚しゃぶ店『朱瑠璃』の出汁を使用しています。大きな海老と帆立が贅沢に入っていてボリューム満点です」(須野さん)
「甘辛のそぼろが麺とからんでおいしい。これはビールが進みますね」(萩子)
【その4】
マスダスゴイパワー スタミナ満点!冷やしガーリック牛もつ塩ラーメン<増田珠選手コラボメニュー>1,300円(税込み)
「ラーメン、もつが大好きな増田選手が、そのふたつを組み合わせました。パンチのあるスープにぷりぷりのもつが合わさることでホームラン級の美味しさになります」(須野さん)
「冷たいもつラーメン。こってりなのかなと思いきや、意外な軽さでスルスル食べられる! 食欲も刺激されて、暑い夏にぴったりだと思います」(萩子)
【その5】
じんコロ 800円(税込み)
「国産じゃがいもの中に、築地で厳選された天然みなみまぐろの角切りを贅沢に混ぜたコロッケはあっさりとした味わい。神宮を代表する人気メニューのひとつです」(須野さん)
「出汁の旨みを感じる、優しい味わいのコロッケです。初登場から大好きなメニュー」(萩子)
【その6】
ゴロゴロストロベリーシェイク 900円(税込み)
「キッチンカーを運営されているのは、DeNA度会選手のお母さま。度会選手のお父さんはもちろん元ヤクルトの名選手です。クリームがたっぷり乗ったシェイクはキハダ選手も大好物で、毎日のように買いにくるとか」(須野さん)
「甘くておいしい。確かにパワフルな外国人選手が好みそう。これひとつでお腹いっぱいになりそうです」(萩子)
ちなみに、神宮では1日平均2〜3万杯のビールが出ますが、それを保管する冷蔵庫は夏場でもひんやり。その昔、選手がここでサボっていたという伝説も。
こちらも人気のメニュー「じんから」。
ちなみに、神宮球場で選手のコラボメニューを発売するには、「一軍に定着している選手」という条件がつきます。つまり、コラボメニューは人気選手の証でもあるのですね。
これまでの最高記録は、長岡選手の「ひでチップス」。1日でなんと約1000食も出たそうです。売り上げは選手にも知らされますから、コラボメニューが売れるとその選手も大喜び。応援につながっていると思うと、推しの選手のものを買いたくなります。逆に、おいしいメニューを食べて、その選手のことが好きになるというパターンもありかもしれません。
「ちなみに、今狙っているのはニキータ選手です」(須野さん)
こちらの写真は、左が神宮球場でグルメを担当される須野さん。右も同じく神宮球場職員の度会さん。先ほどもお話しした、元ヤクルトスワローズ度会博文さんのご子息さんです。
がっつりいただくメニューもいいですし、みんなでシェアできるメニューでわいわい楽しむのもよさそうです。ビアガーデンのように、青空の下でビールと一緒に味わえるのが、スタジアムグルメ最高の醍醐味だと思います。
試合が中盤に差し掛かると、夜空には花火が舞います。
応援しているチームが勝てばビールが一段と美味しく感じられますし、たとえ苦しい試合展開になっても、グルメとビールが美味しければ、それだけでハッピーな気持ちになれるかもしれません。
神宮球場はもちろん、お近くのスタジアムにも足を運んで、その球場でしか味わえないスペシャルグルメを堪能してみてはいかがでしょうか。いざ、ボールパークへ!