
直井裕太
なおい・ゆうた
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ライター。尊敬する文化人は杉作J太郎。目標とするファウンダーは近藤社長。LINEより微信。生活費の支払いは人民元という国境を越えるヒモおじさん。ガチ中華はブームじゃなくって、主食です。
ついに10万円以下のiPhoneが完全消滅、超絶値上げ時代に突入!
ついにiPhoneシリーズの値上げがスタート。主力モデルとなるiPhone 17のキャリアでの一括価格は、16万円を超える事態に! そんなiPhoneシリーズや、すでに超絶値上げが始まっているAndroidのコスパ際立つ「型落ちモデル」の選び方を解説します!
7月18日、AppleはiPhoneシリーズの価格改定を実施。主力モデルの「iPhone 17」(256GB)は1万3000円アップの14万2800円、普及モデルの「iPhone 17e」(256GB)は10万7800円(いずれもApple直販の価格)となり、ラインナップからアンダー10万円の製品が完全消滅!
そんなiPhoneシリーズの今後の買い方、そして先行して超絶値上げが始まっているAndroid端末でコスパが際立つ「ちょい型落ちスマホ」などの正しい選び方を、ITジャーナリストの法林岳之(ほうりん・たかゆき)さんにお聞きします!
――iPadやMacシリーズなどは6月25日に先行して値上げを実施。今回のiPhoneシリーズの値上げとの違いはあるのでしょうか?
法林 6月25日のApple製品の値上げは、RAMやROMをはじめとするメモリー製品の「部材費高騰」によるもので、各国で同時に実施されました。一方、iPhoneの値上げは日本限定となっています。

――つまり?
法林 円安の影響による値上げです。さらに9月の新モデル発表のタイミングで、部材費高騰由来の値上げが追加される可能性も考えられます。6月の価格改定では2~3割の値上げ率でしたが、これがiPhoneにも実施されると、国内での売り上げは厳しくなるでしょうね。
――税金みたいにじわじわと上がっていく地獄展開......。さらに、大手家電量販店やECではiPhone 17(256GB)がApple直販よりさらにお高い15万7000円前後、そして一部のキャリアは16万円を超える価格に改定! これにはどういった理由が?
法林 Appleからの卸価格の調整です。こういった状況下で今、iPhoneシリーズを買うならApple直販ですね。キャリアの端末購入プログラムのように月々の支払いを安くしたいなら、最大36回払いで手数料無料の「ペイディあと払いプランApple専用」を利用するのが良いでしょう。
――では、iPhoneの型落ちモデルを狙うなら、どんな購入方法がありますか?
法林 オススメはApple直販の「認定整備済製品」。こちらで販売されるのは返品された製品、もしくはショップでの展示品ですが、バッテリーと外装は新品に交換、1年間の製品保証付き、さらに「AppleCare+」への加入や手数料無料の分割払いにも対応するなど、実質新品と言える状態なのが特徴です。
アマゾンにも整備済み製品が出品されていますが、価格や保証の充実度ならApple直販ですね。
常に争奪戦!Appleの整備済みiPhone。基本的に返品になった製品を、Appleが改めて動作チェックを行なって販売される商品。一般的な中古製品と違い1年間の保証、さらに「AppleCare+」への加入にも対応。ただし人気モデルは常に争奪戦で、いち早く在庫の更新を知るには、Xアカウント「Appleストア整備済製品の入荷速報」【@apple_refurb】をチェックしましょう!
――認定整備済製品では、どの機種を狙うのが正解でしょうか?
法林 iOSの新しいAI機能に対応するのは2023年発売の「iPhone 15 Pro」以降のモデル。これが選ぶ基準になるでしょう。15 Proシリーズなら36回払いで購入しても、その期間は快適に利用できるスペックです。
――現在、認定整備済製品だとiPhone 15 Pro(256GB)は13万4800円。発売時は17万円超えのフラッグシップモデルで、ゲームやカメラ性能も大満足!
法林 認定整備済製品にはiPhone 17などの現行モデルもラインナップされますが、争奪戦になっています。購入するには常にページをチェックすることですね。
一方で、各キャリアは中古iPhoneの販売に力を入れており、キャリアによってはMNPでの割引、端末購入プログラムでの契約も可能です。
ただし、キャリアの中古販売ではiPhone 17や17 Proシリーズといった現行最新モデルはない。これらを狙うなら、やはりAppleの認定整備済製品です。
どのキャリアも中古のiPhoneを販売中。Apple直販とは違い、現行の最新モデルは販売されていないが、MNP割引や端末購入プログラムもあり、場合によっては一般的な中古ショップよりも大幅に安く購入することができる。例えば、auなら2023年発売のiPhone 15 Pro(128GB)を実質3万4400円で購入可能!
――現在のメモリー製品の大高騰はiPhoneシリーズだけでなく、Android端末の価格にも影響大。7月に発売されたシャープの新モデル「AQUOS R11」(RAM12GB ストレージ512GBモデル 16万3900円)は、昨年モデルの「AQUOS R10」から約5万円も値上がり!
そんな中、まだまだ在庫アリの優良型落ちスマホはどんな部分をチェックして購入すべきでしょうか?
法林 型落ちのスマホでも3~4年間は買い替える必要がなく快適に使用でき、AI用途にも対応できることを考えると、RAMとストレージの容量が重要ポイントになります。
RAMはゲームやAIでの処理速度、そして複数のアプリを同時起動した場合の安定性に影響。ストレージはアプリやデータの保存領域で、『原神』や『鳴潮』といった人気ゲームは30GB以上の領域を使用します。
実は、今年発売されたモデルは、RAMやストレージが昨年モデルと同じ容量でも大幅に価格が上昇している上、チップセットの性能は頭打ち。つまり、型落ちモデルのほうがコスパがいいケースも多いのです。
――では、法林さんが注目の型落ちモデルは?
法林 ゲームやAI用途なら、シャオミの「POCO F7 Ultra」(実勢価格9万7000円前後)はRAM16GBでストレージは512GB。ゲーム性能に特化した端末ですが、AI用途でも長く快適に使えるスペックです。
また、カメラ性能を重視するなら同じくシャオミの「Xiaomi 15 Ultra」(実勢価格14万9800円前後)。2億画素センサーを搭載したカメラスマホで、最大120倍のズームに対応しています。
「POCO F7 Ultra」シャオミ・ジャパン/実勢価格9万7000円前後/2025年発売。RAM16GB、ストレージ512GBという最新モデルではありえない仕様でアンダー10万円。最強クラスのSOCと6.67インチの大画面で充実のゲーミング性能。AI用途に全振りして活用するのも大アリなスペック!
「Xiaomi 15 Ultra」シャオミ・ジャパン/実勢価格14万9800円前後/2025年発売。広角、超広角は5000万画素、望遠は2億画素。最大120倍ズームに対応するカメラスマホ。RAM16GB、ストレージ512GBで3Dゲームも快適動作。ECのセール時は13万円台の衝撃プライスでの販売も!
――15 Ultraは発売時の価格が約18万円だから、かなりの値下がり! では、おサイフケータイや防塵・防水まで全部入りで、さらにAI用途も活用できるバランス重視の欲張り端末は?
法林 Googleの昨年モデル「Google Pixel 9a」(実勢価格6万7800円前後)は最新のAI機能が使えて全部入り。キャリアやMVNOでは〝1円/月端末〟としてもまだ在庫があります。
そしてOPPOの「OPPO Reno13 A」(実勢価格4万4000円前後)は、型落ちモデルでありながらauが今月からキャリアモデルとして急遽採用するほどコスパが際立っています。
現在、エントリーからミドルスペックのモデルの価格上昇がすさまじく、キャリアは売る端末が不足していますので、今後はあえて型落ちモデルを採用するケースも増えてくるでしょう。
シャオミの「REDMI Note 15 Pro 5G」(実勢価格4万9800円前後)は、海外で新モデルが発表されたので、型落ちとなるこれからが買い時です。
これらのモデルはどれもRAM8GB、ストレージは128GB以上で、今年の新モデルに比べ1割以上安く購入できます。
「Google Pixel 9a」Google/実勢価格6万7800円前後/2025年発売。動画広告でもおなじみのAI機能が超充実のGoogle Pixel。昨年モデルなら大手ECは6万円台後半から在庫処分中。最新モデルと見た目やスペックが変わらず、キャリアやサブブランドのMNPでは1円販売もあり!
「OPPO Reno13 A」オウガ・ジャパン/実勢価格4万4000円前後/2025年発売。今年の新モデルはスペックほぼキープで6万4800円という大幅値上げとなったが、こちらの昨年モデルは2万円以上も格安。ECによっては3万円台の販売もあり、おサイフケータイや防塵・防水の全部入りモデル!
「REDMI Note 15 Pro 5G」シャオミ・ジャパン/実勢価格4万9800円前後/2026年発売。こちらも全部入りモデルで6.83インチの大画面。ストレージ512GBモデルでも6万円台前半という高コスパをキープ。海外では後継モデルが登場して、国内でも在庫処分モードに突入。購入はお早めに!
――シャープの新モデルはインパクトのある値上げでしたが、その型落ちモデルはどうでしょうか?
法林 昨年モデルの「AQUOS R10」(実勢価格9万5000円前後)はキャリアの在庫がありつつ、SIMフリー端末もセールでさらに安く購入できます。
ほかに国内ブランドだと、FCNTの「arrows Alpha」(実勢価格7万8000円前後)はストレージ容量512GBで、セール時は5万円台中盤の価格帯で販売されるので注目です。どちらもRAMは12GBでゲーム用途でも快適です。
「arrows Alpha」FCNT/実勢価格7万8000円前後/2025年発売。RAM12GB、ストレージ512GBを搭載。6万円台で販売されることもありつつ、MVNOのIIJmioでは5万4800円というトンデモ価格で販売中。本体は約188gと軽量かつ、圧倒的な頑丈性能を重視するユーザーにオススメ!
「AQUOS R10」シャープ/実勢価格9万5000円前後/2025年発売。老舗カメラメーカー、Leicaが監修したレンズシステムを搭載するカメラスマホ。新モデルの価格が本端末より最大5万円もアップする中、RAM12GB、ストレージ256GBの超注目型落ちモデル。キャリア版の在庫も豊富!
――実は、現在の最新モデルも、1年後ぐらいのセール時には安くなるってことも?
法林 最新モデルに関しては部材費高騰の影響で、メーカー的にはギリギリの価格設定です。なので、セールだから大幅値引きというこれまでの〝当たり前〟が通用しません。むしろ販売途中で値上げされる可能性もある状況です。
【値上げを回避した注目の最新モデル!】「Phone(4a)」Nothing Technology Japan/5万8800円。ロンドンを拠点とする同社製品の推しポイントは、iPhoneユーザーが乗り換えても満足度高めのデザイン。そしてRAM8GB 、ストレージ128GBで全部入りという普段使いで快適なスペックの両立にも注目です!
【値上げを回避した注目の最新モデル!】「POCO X8 Pr」oシャオミ・ジャパン/5万9980円。楽天市場では定期的に1万円オフのクーポンを配布。ほかのECも対抗値引きが行なわれている状態。6.59インチの画面、RAM8GB、ストレージ256GBで充実の基本性能。おサイフケータイに非対応なのが唯一の要注意ポイント!
――そうなると、現行の最新モデルを値引き購入するのは、もう無理ですか?
法林 最近は「早割」といって、「発売後◯◯までの期間なら1万円引きクーポンを進呈」という販売方法があり、メーカー直販やECの直営店でクーポンを配布しています。
本体の割引だけでなく、例えばワイヤレスイヤホンのプレゼント、スマートウオッチの同時購入で割引など、さまざまな特典が用意されています。新製品の発売直後はメーカー直販やECの直営店をチェックすることが重要ですね。
――これまでのセール攻略が通用しなくなった最新スマホ。ユーザーの買い方アップデートも超重要です!