
村上隆保
むらかみ・たかほ
村上隆保の記事一覧
編集者/ライター
『週刊プレイボーイ』では、特集記事のほかに爆笑問題、リリー・フランキー、ひろゆきの連載を担当。
公式X【@takapoda4】
スーパー、コンビニ、弁当チェーン店のバトルロイヤル! 味、量、品数、コスパ......総合力トップはどの商品だ!?
物価高だから、昼食はなんとか安く済ませたい。でも量や味で妥協したくない。そんな思いをかなえるのが、スーパー、コンビニ、弁当チェーン店の「500円以下弁当」だ。全18品を食べまくって、ベスト10を決めた! 明日からランチタイムは、おいしく節約できる幸せの時間になる!
*価格は税込価格です。また総重量、ご飯の量、おかずの数や種類などは編集部調べです。地域や店舗により取り扱っていない場合や価格が異なることがあります
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物価高が止まらない!
都心で外食ランチをしようとしたら、1000円超えは当たり前。
何しろ、2025年の「働く人の平日ランチ平均価格・外食」は、1250円なのだから(「ホットペッパーグルメ外食総研」の調査)。
でも、ランチに1000円以上使っていたら、遊ぶ金がなくなるだけじゃなく、生活費だって足りなくなる。ここはなんとか、ランチ代を切り詰めなければ......。
そんなわれらの救世主が、スーパー、コンビニ、弁当チェーン店の500円以下弁当だ。
アジフライのりタル弁当 500円/ほっかほっか亭(左)、焦がし醤油仕立ての鶏そぼろごはん 430円/西友(右)
鶏そぼろ&照り焼き 464円/セブン-イレブン(左)、海苔あじフライ弁当 421円/ライフ(右)
明太唐揚のり弁当 497円/ローソン(左)、デミたまハンバーグ弁当 430円/まいばすけっと(右)
鶏のうまみ! 鶏そぼろ弁当 398円/ファミリーマート(左)、スマイル! チーズチキンカツのり明太弁当 496円/オリジン弁当(右)
500円以下と侮るなかれ、ボリュームがあり、おかずの品数が多く、おいしいものがたくさんあるのだ。
そこでリーズナブル弁当に詳しいフードジャーナリストのはんつ遠藤氏と、"大衆の舌を持つ男"編集Mが、全18品を食べ比べてベスト10を決定した。
評価のポイントを遠藤氏が語る。
「ボリュームやおかずの種類なども重要ですが、お弁当で一番ポイントになるのはご飯のおいしさです。おかずは味つけなどでカバーできるのですが、ご飯の味はごまかせません。ご飯に手を抜いていないお弁当は、総合力が高いのです」
ということで、早速ランキングを発表しよう。
10位は「おにぎり弁当」(497円/ローソン)だ。
【第10位】おにぎり弁当 497円/ローソン
遠藤「おにぎり弁当って人気なんですよ。見たときにピクニック気分というか、楽しくなりますから。それから、通常おにぎり弁当は、おにぎりがふたつのことが多いんですが、これは3つ入っていて、めんたいこ、野沢菜、塩とそれぞれ違う味が楽しめる。シューマイがちょっと大きめなのもうれしいポイントですね」
編集M「鶏唐揚げ、ハンバーグ、ウインナー、卵焼き、シューマイと僕の好きなものばかりです」
9位は「タルタルのり弁当」(378円/オリジン弁当)。
【第9位】タルタルのり弁当 378円/オリジン弁当
遠藤「定番のお弁当ですが、なんといっても300円台という値段の安さが魅力。お弁当チェーン店だけにご飯がおいしい。そして、白身魚のフライが2個ついていますが、調味料も醤油とタルタルソースの2個ついています。だから別々の味で食べることもできる。これは、とてもお得だと思います」
編集M「しかも、その醤油が減塩醤油だったんですよ。健康を気にしている人には、うれしいですよね」
8位は「十穀米&ひじきごはんのからだ想い弁当」(429円/ライフ)。
【第8位】十穀米&ひじきごはんのからだ想い弁当 429円/ライフ
遠藤「これはひと目でわかるように『健康に気を使っている人』に支持されるお弁当です。管理栄養士さんが監修していて、ご飯は十穀米とひじきご飯の2種類があり、おかずの数も多い。これが500円以下。いろいろ考えて真剣に作ったすごさを感じます」
編集M「これはライフでも大人気のお弁当だそうです。早めに行かないと売り切れになってしまうかもしれません。ただ、ライフは首都圏と近畿圏に集中しているので、その他の地域の人は手に取りにくいかも......。個人的には、ヘルシーなだけにおかずがちょっと薄味な気がしました」
7位は「直火炙りのゴロっと焼豚チャーハン」(496円/セブン-イレブン)。
【第7位】直火炙りのゴロっと焼豚チャーハン 496円/セブン-イレブン
遠藤「チャーハンにはパラパラ系としっとり系があるんですが、これはパラパラ系です。しかも、卵がバランスよく全体に混ざっていますし、ネギもちゃんと入っている。パラパラ系としての完成度がとても高い。そして、角切りの焼豚もジューシーです」
編集M「ゴロッとしたチャーシューは味がしっかりしていました。ご飯だけの量で比べると、これがナンバーワンでしたね」
6位は「のり弁当」(490円/ほっかほっか亭)。
【第6位】のり弁当 490円/ほっかほっか亭
遠藤「これは王道というか、ド定番の良さがあります。今炊いたばかりのようなご飯のおいしさ。そして、肉厚な白身魚のフライ、大きなちくわの磯辺揚げ。あと『マヨしょうゆ』がついているんですが、これが好きでほっかほっか亭でお弁当を買うという人もいるくらいです」
編集M「白身魚のフライが大きくて肉厚でおいしくて、なんだか安心できる味です」
5位は「チキン南蛮弁当」(430円/まいばすけっと)。
【第5位】チキン南蛮弁当 430円/まいばすけっと
遠藤「このチキン南蛮は甘酢的な味が広がるので、ご当地・宮崎の味つけに近いと思います。タルタルソースもおいしいし、ご飯もおいしい。ただ、ご飯の黒ごまはいらないかもしれません。なんか見た目の印象がしょぼくなるので」
編集M「チキン南蛮の衣に味がしっかり染み込んでいて、すごくおいしいんです。ガッツリ食べたいときにいいかもしれません」
4位は「肉旨! メンチカツ明太弁当」(387円/オーケー)。
【第4位】肉旨! メンチカツ明太弁当 387円/オーケー
遠藤「メンチカツがとてもジューシーなんです。めんたいこが入っていて、ご飯のちょっとした味変になりますし、1個だけですが鶏唐揚げがついています。野菜のおひたしも少しついている。そういう気遣いがうれしいですね。ボリュームもけっこうあります」
編集M「このボリュームで300円台ってすごくないですか」
3位は「ロースかつ重」(366円/オーケー)。
【第3位】ロースかつ重 366円/オーケー
遠藤「卵でちゃんととじていますし、味つけもだしが利いています。ご飯もおいしい。外で食べたら1000円くらいしてもおかしくないのに、それが300円台で食べられるのはすごいです」
編集M「あえて不満を言えば、もう少し肉が厚いといいなと思うんですが、それはぜいたくかもしれません。これは総重量、100g当たりのコスパでナンバーワンになりました」
1位は同点でふたつあります。
まずは「サバと野菜の黒酢あん弁当」(495円/西友)。
【第1位】サバと野菜の黒酢あん弁当 495円/西友
遠藤「味、おかずの品数、栄養バランスなど、とても完成度が高いお弁当です。圧倒的にすごくて、"500円以下弁当界の大谷翔平選手"みたいな存在と言えるでしょう」
編集M「こちらも管理栄養士さんが監修している商品です。おかずの数でナンバーワンになりました」
同じく1位が「炙り焼鶏つくねごはん」(429円/ファミリーマート)。
【第1位】炙り焼鶏つくねごはん 429円/ファミリーマート
遠藤「炙り焼きの鶏つくねが素晴らしいんです。軟骨入りでコリコリしていて、ちゃんと焦げ目がついていて香ばしい。普通の焼き鳥屋さんのつくねよりおいしいかもしれません。ボリュームは少なめなんですが、それよりもつくねのおいしさが勝っていると思います。すごい若手のホープがやって来た感じです」
ハッキリ言って、すべての商品のクオリティが500円以下とは思えないものだった。これらのお弁当をローテーションで食べれば、十分満足できるランチになると思う。物価高に負けずに頑張ろう!