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秋元康プロデュースの昭和歌謡&平成ポップスグループ・MATSURIのメンバー・松岡卓弥(まつおか・たくや)が、放送中の『10回切って倒れない木はない』(日本テレビ系)で連続ドラマ初出演。物語はいよいよ佳境を迎えるなか、主人公(志尊淳)が働くホテルのベルマン役での好演が注目されている。
グループとしては今年3月にレギュラー番組『ぽかぽか』を卒業し、それぞれソロの活動も増えているMATSURI。今回は、俳優としての一歩を踏み出した松岡さんに、ドラマ撮影の裏話や演じる役との共通点、『ぽかぽか』卒業後の思いについて聞いた。

――今作が初めてのドラマ出演となりますが、撮影現場の雰囲気はいかがですか?
松岡 ドラマの現場は初めてなので、最初はスタッフさんの人数の多さに圧倒されてしまいました。「ここにいたら邪魔にならないかな?」と、自分の居場所がわからなくて。バラエティとは違う緊張感がありました。
――松岡さんはひと懐っこいイメージがあるので、すぐに現場に馴染めたんじゃないですか?
松岡 はい、すぐに馴染めました(笑)。関係者の方にお渡しする「MATSURI 松岡卓弥」の名刺があるんですけど、共演者の方やスタッフさんたちにひたすら配らせていただいたんです。そこから「今日は名刺持ってきてないの?」と声をかけてくださったり、「MATSURI全員の名刺をコンプリートできるように頑張りたい」と言ってくださるスタッフさんがいたりして。名刺ってすごいなと思いました。
――初めての現場なのに、自ら動いたんですね。今回演じるのは、主人公のキム・ミンソク(志尊淳)が働くホテルのベルマン、夏目孝彦役。ご自身と似ている部分は?
松岡 夏目はホテルの支配人から「ミンソクに関わるな」と怒られつつも、「ミンソクさん、悪い人じゃないのになぁ......」と間で板挟みになるようなキャラなんです。僕も揉め事があるとだいたい間を取り持つタイプなので、共感できる部分が多いですね。

――普段の松岡さんはおバカキャラとしても愛されていますが、ドラマのセリフを覚えるのは大変じゃなかったですか?
松岡 セリフは、意外とすんなり覚えられるんです。ただ、知らない単語や漢字が入っていると大変ですね。今回、ベルマンとして海外のお客さんをアテンドする英語のシーンがあったんですけど、僕の英語力は「I Like SUSHI」レベルなので(笑)。音声でいただいたセリフを全部カタカナに書き起こし、意味を調べながら必死に覚えて。めちゃくちゃ苦戦しました。
――ドラマ初出演で英語のシーンがあるって大変ですね。
松岡 そうですね。あとは、酔っ払った支配人をなだめて連れ帰るシーンがあったんですけど、それも難しかったです。実は、去り際の「大変失礼しました」というセリフは台本になかったんですよ。アドリブというか、言わざるを得ない現場の空気感だったので、リーハーサルのときにとっさに出た言葉だったんです。それを本番でも採用していただいて、「セリフが1個増えた! やったー!」って気持ちでした(笑)。
――夏目くんの優しい人柄が出ていましたね。
松岡 ありがとうございます! ただ、せっかく夏目らしさを出せたのに、ドラマを見たら去り際がめちゃくちゃ"松岡卓弥"のままで(笑)。両手がチョンって上がって、ペンギンみたいな走り方になっていたのは個人的な反省点です。
――劇中では支配人役の矢柴俊博さんに厳しくされていますが、SNSでの仲良しオフショットがたびたび話題になっていますね。
松岡 矢柴さんは、初めてお会いしたのに本当にすごく優しくて! 生の演技はめちゃくちゃすごいですし、セリフの言い回しや現場での立ち振る舞いとかを教えていただいて、近くにいると勉強になることばかりで。待ち時間は2人で世間話をして、MATSURIの活動についても興味を持って聞いてくれるんですよ。「SNSに松岡くんとの写真を載せたら今までにないくらいコメントが来て、びっくりしちゃったよ! ファンの方たちは熱いね。愛されているね」と言ってくださって、嬉しかったです。

――今作のクランクインは今年3月。新曲のリリースイベントや「ぽかぽか24時間卒業ライブ」が重なり、かなり忙しい時期だったのでは?
松岡 僕の役柄的にめちゃくちゃ忙しくはなかったんですけど、番組卒業の日はすごかったです。24時間ライブが終わってから後片付けや挨拶をして余韻に浸っていたら、帰宅が夜になっちゃって。実際は、"36時間ライブ"みたいな感覚でした(笑)。
――ずっと起きたままだったんですね!
松岡 はい。しかも翌朝からドラマの撮影だったので、ほぼ寝ずに行って、そこからずっとほぼ休みがない状態です。でも僕、常に仕事をしているほうが生き生きしているので、休みがあると不安になるんですよ。
――MATSURIのYouTubeでも「今一番欲しいものは仕事」って言っていましたね。
松岡 もっともっとたくさん仕事欲しいです。僕、なんでもやりますよ。どこにでも行きますし、なんでも食べます! どこにでも入ります! 入れそうな穴にも頑張って入ります! (笑)
――そんな激動の3月末にレギュラー番組『ぽかぽか』を卒業。約2ヶ月経ちますが、改めて今の思いは?
松岡 番組を卒業して低迷するのではなく、ここから這い上がっていきたいです。メンバーそれぞれが活躍できる場をどんどん増やして、もっと大きくなってから『ぽかぽか』さんに出演して恩返しをしたい。グループ活動がメインだったんですけど、これからは個人でも輝ける場所を見つけて、それをグループに持ち帰らないといけないなって思います。
――そういう意味では、今回のドラマ出演は新たな一歩ですね。
松岡 そうですね。第一話の出演シーンはちょっとだったんですけど、放送後に想像以上の反響をいただいて。ファンの皆さんから「初めてのドラマなのに演技が上手だね。努力しているんだね」とあたたかい言葉をいただいて、メンバーからも「外に出て頑張っている姿を見てすごく感動した」とLINEが届いて。そういった言葉がすごく自信につながったんです。グループ活動以外で「絶対にこれをやりたい」ってものがなかったんですけど、今は役者としての道もしっかり歩んでいきたいなと思っています。
松岡 普段の僕を知っている人が、「え? この役できるの!?」って驚くような役ですね。病院の先生やSP、警察官とか、難しい専門用語のセリフがある役に挑戦したい。松岡卓弥として生きていたら、絶対になれない職業を経験してみたいです。
――ベルマンの制服がハマっているように、お仕事系の制服が似合いそうですね。
松岡 ありがとうございます(笑)。ベルマンの衣装かっこいいですよね! 役者としても頑張りたいと思ったとき、もうひとつ夢ができたんですよ。いつか自分が出演するドラマの主題歌をMATSURIで歌いたい。絶対に叶えたい夢がまたひとつ増えました!
――グループ愛が深いですよね。
松岡 このグループに人生を賭けているので、6人みんなで一緒に上がっていきたいんです。だから、個人のお仕事をするときは、"自分のためじゃなくてMATSURIのために"というのをモットーにしていて。いつもグループLINEに「今日もMATSURIのために頑張ってきます!」と送って現場に向かっています。
――諦めずに挑み続けるところは、ドラマのタイトル『10回切って倒れない木はない』(※何度も挑戦すれば必ず成功するという意味の韓国のことわざ)ですね。
松岡 本当にそうなんですよ! タイトルの意味を調べたら、「これ、今のMATSURIじゃん」って。自分の人生にも置き換えられますし、すごくいい言葉に出会えたなと思っています。
――ちなみに、松岡さんが好きなことわざは?
松岡 ことわざ......? 「猫に小判」ですね。意味はわかんないんですけど、なんかかわいいなって(笑)。
――なるほど、いいと思います。
松岡 え? 違いますか? じゃあ、やっぱり「豚に真珠」か「馬の耳に念仏」にしてください。それしか知らないんです(笑)。みんな、なんで笑っているんですか? どういう意味か教えてくださいよ~!
松岡卓弥(まつおか たくや)
1989年8月1日生まれ 兵庫県出身
◯バラエティ番組『クイズ!ヘキサゴン!!』から誕生したユニット・サーターアンダギーの元メンバー。現在は、秋元康プロデュースの昭和歌謡&平成ポップスグループ・MATSURIのメンバーとして活躍中。『10回切って倒れない木はない』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)でドラマ初出演。
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