「8万円台クラス」スマホの絶対に後悔しない選び方 iPhoneの最安モデルよりリーズナブルで、機能も充実!!

取材・文/直井裕太


フラッグシップモデル並みのカメラやゲーム性能がありつつ、廉価版iPhone よりも低価格で買えてしまう8万円クラスのAndroidスマホ。コスパ際立つ新モデルの選び方を紹介します! *価格はすべて税込(6月8日時点)

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【メーカー各社が新製品を続々投入!】

大手家電量販店やECをチェックしていると【ベストセラー】【人気】とタグのついたスマホの価格は6万~8万円台が中心。中でも8万円前後のモデルはECやYouTubeでのレビュー数も多め。

スマホの主要パーツであるメモリーの高騰が続く中、廉価版の「iPhone 17e(9万9800円から)」よりも安くて機能が大充実という「8万円台クラス」端末のスペック、選び方とは? ITジャーナリストの法林岳之(ほうりん・たかゆき)さんに解説してもらいます!

――通信キャリアのショップだけでなく、大手家電量販店やECでも見かける機会が多くなってきた8万円台クラスの端末。ユーザーに受け入れられるようになったきっかけはあるのでしょうか?

法林 これまで国内のキャリアが主力として扱ってきたのは、「フラッグシップモデル」と呼ばれるメーカー各社の最上位端末です。これらは12万~20万円超の価格帯で、キャリアとしては端末購入プログラムで販売することで大きな利益が期待できる製品でした。

しかし、相次ぐ値上げで多くの在庫を抱えるようになると、キャリアや大手家電量販店、そしてメーカーにとってもリスクの大きな製品となってしまったのです。

そんな中で大ヒットしたのが、Googleの「Pixel a」シリーズです。価格は8万円以下で、防水・防塵(ぼうじん)やモバイルSuicaなどが使えるおサイフケータイを搭載する"全部入り"。

さらにGoogleが提供するAI機能も利用できる。このシリーズがユーザーから好評だったことで、国内市場に同価格帯のモデルを積極投入するメーカーが増えてきました。

Google Pixel 10a(Google/7万9900円から) AI無双スマホの最新モデル! 低価格かつ高性能、そして高い安全性で8万円台クラスが人気となるきっかけをつくったPixel aシリーズGoogle Pixel 10a(Google/7万9900円から) AI無双スマホの最新モデル! 低価格かつ高性能、そして高い安全性で8万円台クラスが人気となるきっかけをつくったPixel aシリーズ
――確かにGoogleのPixelシリーズは、昨年の国内スマホ売り上げで2位になるほど急成長中。では、8万円台クラスの端末はどのような基準で選ぶべきですか?

法林 この価格帯のモデルはフラッグシップモデルのようにすべての性能が圧倒的というわけではなく、一部性能がフラッグシップ並みというスペックの製品が多いです。なのでAI、カメラ、ゲームなど自分が優先する機能から端末を選ぶのがよいと思います。

――例えば、AI機能ならどの端末が正解ですか?

法林 やはり、人気なのはGoogleのPixelシリーズの最新モデル「Google Pixel 10a(7万9900円から)」です。

同シリーズの中では普及版の位置づけですが、「Pixel Drop」として定期的に配信されるアップデートで新AI機能に対応し、さらにOSとセキュリティのアップデートは7年間。なので、ソフトウエア面で"型落ち"と感じることがありません。

また、割引キャンペーンも頻繁に行なわれており、今なら8000円オフの7万1900円からとなっています。

GeminiやAndroidの新機能が続々登場! テキスト、画像、動画などから各種生成を行なえる新Gemini「Gemini Omni」が5月19日に発表。そして、Androidの写真アプリは音声から編集や生成を実行する機能を実装。これらを8万円台クラスのスマホでも快適に使えます!GeminiやAndroidの新機能が続々登場! テキスト、画像、動画などから各種生成を行なえる新Gemini「Gemini Omni」が5月19日に発表。そして、Androidの写真アプリは音声から編集や生成を実行する機能を実装。これらを8万円台クラスのスマホでも快適に使えます!
――もはや思考停止でPixel 10a一択でもOK?

法林 あえて弱点を探すと、最安モデルはストレージ容量が128GBと最新スマホとしては少なめ。それと画面サイズが6.3インチで、こちらもちょっと物足りません。

――でも、Pro MaxじゃないiPhoneシリーズと同じく片手で使えるサイズ感が人気だったりしますよね。

法林 iPhone以外のスマホの画面サイズは"6.5インチ以上"が世界的に定番となっています。この画面サイズだと、ショート動画やスマホを縦持ちした状態でYouTubeを視聴するときに迫力不足を感じることがありません。

一方、6.3インチクラスは縦持ち状態でYouTubeを視聴すると、どうしても字幕やテロップなどが見づらくなってしまう。コンテンツ視聴の満足度だと大画面が圧倒的に有利ですね。

Google Pixel 10aの最新モデルは、片手操作が快適なコンパクトな本体。背面がフラットで机に置いた際のガタツキなし。さらにGoogleが提供するAI機能を最速で実装。最大3万8100円分もオトクなキャンペーンも開催中!Google Pixel 10aの最新モデルは、片手操作が快適なコンパクトな本体。背面がフラットで机に置いた際のガタツキなし。さらにGoogleが提供するAI機能を最速で実装。最大3万8100円分もオトクなキャンペーンも開催中!
――確かに、映画やスポーツの動画視聴は大画面が正解だし、SNSのタイムラインの表示領域が拡大するメリットもあり。そして、最近は各種アプリのUIも大画面で操作することが前提のデザインだと感じますね。現在、大画面モデルはどういった製品があるのでしょうか?

法林 ほぼすべての8万円台クラスの製品が大画面です。中でも注目なのがサムスンの「Galaxy A57 5G(7万9800円)」。

6.7インチの大画面を搭載しつつ本体の厚さが6.9㎜で、重量は179g。カメラはメインが5000万、超広角が1200万、マクロが500万画素の構成でデジタルズームが最大10倍。このカメラ構成なら、どんな撮影もこなせます。光学ズームを搭載しないことで薄型軽量を実現していると言えるでしょう。

Galaxy A57 5G(サムスン電子ジャパン/各7万9800円) 世界的ベストセラーのシリーズ! Googleが提供するAI機能はもちろん、Galaxyシリーズ独自のAI機能も充実。6.7インチ画面で重量179g。最薄部は6.9㎜という薄型ボディ。Galaxy A57 5G(サムスン電子ジャパン/各7万9800円) 世界的ベストセラーのシリーズ! Googleが提供するAI機能はもちろん、Galaxyシリーズ独自のAI機能も充実。6.7インチ画面で重量179g。最薄部は6.9㎜という薄型ボディ。Galaxy A57 5Gは、最大6回のOS、セキュリティアップデートに対応し、長く安心して使える一台Galaxy A57 5Gは、最大6回のOS、セキュリティアップデートに対応し、長く安心して使える一台
――この端末、画面は大きいけど薄型軽量なので、片手でのホールド感が超優秀! これなら6.3インチクラスから機種変しても違和感ナシ! こちらのAI機能はどうでしょうか?

法林 サムスンはGoogleとAI分野で協業していることもあり、他メーカーに比べて早く新機能が使えます。また、独自のAI機能で写真編集、翻訳、文字起こしなど定番のAI作業を行なえる万能型端末です。

こちらと同じく6.7インチ画面を搭載した万能型端末だとモトローラの「motorola edge 60 pro」もあります。メーカー直販だと8万4800円ですが、昨年のモデルなので大手家電量販店やECだと7万円台前半。オトク感がありますね。
motorola edge 60 pro(モトローラ・モビリティ・ジャパン/8万4800円) 防水・防塵、おサイフケータイ、広角・望遠のカメラシステム。そして独自AIに6.7インチの大画面など、誰が使っても満足できる定番機能が充実!motorola edge 60 pro(モトローラ・モビリティ・ジャパン/8万4800円) 防水・防塵、おサイフケータイ、広角・望遠のカメラシステム。そして独自AIに6.7インチの大画面など、誰が使っても満足できる定番機能が充実!

【最大100倍ズーム超えのカメラスマホも!】

――では、カメラ性能が注目の端末はどうでしょうか?

法林 ライカと共同開発したカメラシステムを搭載したシャオミの「Xiaomi 17T(8万9980円から)」があります。最大で120倍のAIズームに対応しつつ、撮影の難しいステージ上の被写体もモードを切り替えるだけで簡単に撮影できます。推し活、お子さんの発表会などで活躍できるカメラ性能ですね。

Xiaomi 17T(シャオミ・ジャパン/各8万9980円から) ライカと共同開発したカメラを搭載! 6.59インチ画面搭載のコンパクト本体ながら、バッテリーは6500mAhの超大容量!Xiaomi 17T(シャオミ・ジャパン/各8万9980円から) ライカと共同開発したカメラを搭載! 6.59インチ画面搭載のコンパクト本体ながら、バッテリーは6500mAhの超大容量!搭載されるライカトリプルカメラシステムは光学5倍ズーム、最大で120倍のAIズームに対応という20万円超えの端末にもまったく負けないスペック。搭載されるライカトリプルカメラシステムは光学5倍ズーム、最大で120倍のAIズームに対応という20万円超えの端末にもまったく負けないスペック。
――なるほど。ミラーレス一眼は大げさだけど、スマホカメラではちょっと心配というシーンで便利に使えそう! 

法林 また、6500mAhの超大容量バッテリーと超高速充電という組み合わせも日常使いに快適です。最近はこの価格帯でも5000mAh以上の容量が標準になっており、モバイルバッテリーの出番が激減する電池持ちを実現しています。

――このほか、カメラが優秀な端末は?

法林 主要機能が全部入り、かつ140倍ズームに対応したNothingの「Phone(4a)Pro(7万9800円)」があります。

Phone(4a)Pro(Nothing/各7万9800円) ワクワク感強めのデザインが注目されがちな同社の端末。新モデルはこれまでの背面シースルーデザインでなくアルミ素材のユニボディを採用。防水・防塵はもちろん、カメラは最大で140倍のズーム撮影が可能というトンデモ性能。ただNothing OSはデザインも他社と別物で、操作面のクセがかなり強め!?Phone(4a)Pro(Nothing/各7万9800円) ワクワク感強めのデザインが注目されがちな同社の端末。新モデルはこれまでの背面シースルーデザインでなくアルミ素材のユニボディを採用。防水・防塵はもちろん、カメラは最大で140倍のズーム撮影が可能というトンデモ性能。ただNothing OSはデザインも他社と別物で、操作面のクセがかなり強め!?Phone(4a)(Nothing/5万8800円から) こちらは同社製品を象徴する、背面が透けているシースルーデザインを採用。もちろん、この価格帯でもおサイフケータイや防水・防塵に対応。しかも、6.78インチの大画面!Phone(4a)(Nothing/5万8800円から) こちらは同社製品を象徴する、背面が透けているシースルーデザインを採用。もちろん、この価格帯でもおサイフケータイや防水・防塵に対応。しかも、6.78インチの大画面!
――Nothingはデザイン優先かと思いきや、カメラ性能も侮れませんね。

法林 ただ、ちょっと残念な部分もあって、本体だけでなくOSのデザインにもこだわっていますが、それがあだとなって「あれ、このLEDどこで消すんだ?」と操作面で戸惑うことがあります。

それを差し引いても、本体デザインは魅力が高く、おなじみのシースルーデザインを採用した全部入りモデルとなる「Phone(4a)(5万8800円から)」も登場。デザインと技術、コスパ面でも注目のメーカーとなっています。

――ちなみに、OSの操作感が優秀な端末は?

法林 やはり独自にカスタムが施されたGalaxyシリーズです。画像や動画、LINEをはじめとするアプリのデータ移行も快適で、Apple製品のAirDropとの互換にもいち早く対応。iPhoneシリーズから乗り換えても違和感なく使えるOSです。

POCO X8 Pro Max(シャオミ・ジャパン/7万9980円から) 圧倒的なゲーミング性能! 最大15時間のゲームプレイが行なえる8500mAhの超大容量バッテリー、さらにプレイ中の本体の発熱を防ぐ独自の本体冷却システムを搭載。6.83インチの大型画面で動画視聴にもオススメ!POCO X8 Pro Max(シャオミ・ジャパン/7万9980円から) 圧倒的なゲーミング性能! 最大15時間のゲームプレイが行なえる8500mAhの超大容量バッテリー、さらにプレイ中の本体の発熱を防ぐ独自の本体冷却システムを搭載。6.83インチの大型画面で動画視聴にもオススメ!
――続いて、ゲーミング性能を重視している端末はどうでしょうか?

法林 XiaomiのサブブランドであるPOCOの「POCO X8 Pro Max(7万9980円から)」はゲーム特化型の端末で、独自の冷却機能、そして大容量バッテリーも搭載。

ただし、これまで紹介した端末と違い、おサイフケータイに非対応という点には要注意です。全部入りスマホではありませんが、ゲームに特化したサブスマホとして利用するのもアリですね。

――では、これらの端末はどう買うのが正解ですか?

法林 初期費用を抑えたいなら、キャリアの端末購入プログラムやメーカー直販の分割払いを利用する。実質的な支払額を抑えるなら、ECや大手家電量販店のポイント還元の利用になります。どの端末もセール時はポイント還元が大きく、そこが狙いどきです。

――新製品が多く登場して最も活気のある8万円台クラスのスマホ。端末選びは本体重量、画面サイズを実機でチェックするのがオススメです!
MacやAirPodsとも連携できます! 今年、Android端末がAppleのAirDropとの送受信に対応する中、シャオミ端末に搭載される「Xiaomi HyperOS」は、MacやAirPodsなどのApple製品との連携が可能に。今年はメーカーのエコシステム自体が崩壊中!MacやAirPodsとも連携できます! 今年、Android端末がAppleのAirDropとの送受信に対応する中、シャオミ端末に搭載される「Xiaomi HyperOS」は、MacやAirPodsなどのApple製品との連携が可能に。今年はメーカーのエコシステム自体が崩壊中!

  • 直井裕太

    直井裕太

    なおい・ゆうた

    ライター。尊敬する文化人は杉作J太郎。目標とするファウンダーは近藤社長。LINEより微信。生活費の支払いは人民元という国境を越えるヒモおじさん。ガチ中華はブームじゃなくって、主食です。

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