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今年7月から全国にてオンエアされている、モスバーガーの新CM「爽快、モスタコスバーガー。」篇。そこで、海風に吹かれながらおいしそうにバーガーを頬張っているのは、若手俳優の芹澤雛梨(せりざわ・ひなり)だ。
モデルとしてのクールな印象のほか、ドラマや舞台で見せる個性あふれる演技が注目されている彼女にインタビュー。CMの撮影秘話のほか、芸能界デビューのきっかけや意外な素顔、俳優としての目標などについて語ってもらった。
――初めてのテレビCM出演ということで、反響は大きかったんじゃないですか?
芹澤 CMを見て気づいた友達から「もしかして、モスバーガーのCM出てる!?」みたいな驚きのLINEがたくさん届いて、めっちゃうれしかったです。"私はこのために生きている"って思いました(笑)。
――撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
芹澤 スタッフさんたちがみんな優しくて、初めましての私にも丁寧に教えてくださってすごく幸せな現場でした。監督も「目線の先に人がいすぎると緊張しちゃうので、皆さんはけてください」と配慮してくださったので、すごくやりやすい環境でした。海沿いにセットを組んで "太陽待ち"の時間があったんですけど、あたたかい雰囲気の中でおしゃべりをして過ごしました。

――ハンバーガーにかじりつくシーンも印象的でした。何テイクくらい撮りましたか?
芹澤 角度を変えて何度も撮ったんですけど、感覚的には淡々と撮影できた気がします。監督から表情の細かい指示はなくて、「そのままでいいよ」と言っていただいて。撮影前から腹ペコでしたし(笑)、最初から最後までずっとおいしかったです!
――芸能界入りのきっかけはスカウトですか?
芹澤 友達のアパレルブランドのモデルをやっていたときにSNSに写真をあげていて、今の事務所のマネージャーさんからDMで連絡をいただいたのがきっかけです。芸能界にまったく興味がなかったので、お芝居の誘いを2年くらい断り続けていました。
――モデルとして芸能活動をしたいとは?
芹澤 思わなかったです。写真の撮影は楽しかったですし、友達の頼みならってくらいの気持ちで始めました。ただお芝居となると表情や仕草を見られることに抵抗があったし、自分の声がすごく嫌いだったので。「絶対やりたくないです。自分の声を絶対聞きたくないです!」って(笑)。

――そこから気持ちが変わったのはどうしてですか?
芹澤 事務所の方々とお茶会をしたときに、「あなたは絶対にお芝居やったほうがいいよ」と言ってくれた人がいて。声をかけてくれたマネージャーと同じ熱量の人が他にもいるんだと知って、そこまで言うなら足を踏み入れてみようかなと思ったんです。
――実際にお芝居の世界に飛び込んでみて、今の気持ちは?
芹澤 今はすごく楽しいです! 自分の映り方や声が嫌だなと気にすることもなくて、だんだんお芝居っていいかもって状態になっています。
去年、舞台『七つ数えて』に出たんですけど、初めて本格的な演技を経験させていただいて。セリフ量が多かったですし、自分とは共通点がないような役に挑戦しました。そこでお芝居に対する熱や楽しさのスイッチが入ったのかなと思います。
――普段の芹澤さんってどういう人なんですか?
芹澤 あまりアクティブなタイプではなくて、鬼のようにオタク気質でインターネット寄りの人間というか(笑)。かなり内向的だと多います。

――見た目からクールな印象だったので、意外ですね。インスタのプロフィールに「生きている以外の報告はほぼない」と書いてあったので、こんなによく笑う朗らかな人だとは思わなかったです。
芹澤 確かに、「もっとクールで尖っているタイプだと思った」とは言われます(笑)。でも一応、人間が大好きなんですよ。自分が衣食住で生活しているよって報告のためにSNSをやっているので、インスタの文章は突き放すつもりじゃなくてそのままの意味なんです。
――私服もおしゃれでかわいいので、学生時代から目立っていたんじゃないですか?
芹澤 そんなことないです。中学のときは美術部でしたし、オタクトークしながら陰でコソコソ絵を描いているようなタイプでした。周りのコたちが携帯を持ち始めてメイクを覚えている時期に、私はボサボサのオタクをやっていて(笑)。高3くらいから痩せたというか、美意識に目覚めたのが遅かったんですよ!
――何オタクなんですか?
芹澤 昔から、ゲームが好きです。FPSみたいな対戦型とか誰かを倒すゲームは苦手なので、ひとりでコツコツやるような。ドラクエシリーズも好きです。

――今まで一番好きでやり込んだゲームは?
芹澤 『モンスターハンター』ですね!
――ひとりでコツコツとは逆というか、仲間と協力して敵を倒しに行くのでは......?
芹澤 通信して4人くらいで戦うイメージがあると思うんですけど、私はひとりが楽しくて(笑)。武器や装備を強化して、めちゃくちゃ強い敵にひとりで向かっていくソロハンターです!
――インドアだろうと思いますが、夏が終わる前にやっておきたいことはありますか?
芹澤 インドアすぎて、同年代のコたちがやっているようなことを経験してなさすぎる(笑)。だから、今年は線香花火をめっちゃやりたいです。打ち上げ花火ドーンは人混みに疲れてしまうので、しゃがんで手持ちでやるほうが夏っぽくていいかなと。浴衣も着たいですね。

――今後、俳優としての目標を教えてくだい。
芹澤 「俳優」という名がキラキラしすぎて自分の中ではそれがプレッシャーなので、憧れの対象みたいに思われたくなくて。ひとりの人間として見てほしいですね。個性的でなんかポツンといるなっていう、キレイな孤島みたいな存在になりたいです。
――憧れの俳優は?
芹澤 いないですけど、思想としていいなって思うのは、やなせたかしさん。「お腹を空かせた人を救うことが正義」っていうのは共感できますね。
――お仕事関係なく、自分自身が目指しているものはありますか?
芹澤 生きていく中で、"熱血で生きる"ことをモットーにしていて。 "冷笑文化"が好きではないんです。

――SNSで問題になっている、人が本気でやっていることを嘲笑うみたいなことですよね。冷笑する人が多い世の中だからこそ、熱く生きるってことですか?
芹澤 はい。冷笑する人たちを見て、悲しくなることがあまりに多くて......。人を下げても何の意味もないし、それよりもお互いに高め合っていく世界のほうが絶対幸せなのになって常々感じています。
――どの話をしても結局、平和主義ですよね。
芹澤 めっちゃ平和主義ですね。人がバチバチしているのを見るのも苦手ですし、人を見下さず自分は熱血で生きていきたいです!

●芹澤雛梨(せりざわ・ひなり)
2002年12月12日生まれ 身長=163cm
◯2022年に芸能界入り。KANA-BOONやシャイトープ等のMVに多数出演し、ドラマ『御上先生』(TBS系)や映画『遺書公開』など幅広く活躍中。
公式Instagram【@ hinariserizawa___】