
当サイトでは当社の提携先等がお客様のニーズ等について調査・分析したり、お客様にお勧めの広告を表⽰する⽬的で Cookie を使⽤する場合があります。
詳しくはこちら

13歳から芸能活動をスタートさせ、女優としては『3年B組金八先生』(第8シリーズ)、映画『青い青い空』など数々の作品に出演し、雑誌『Seventeen』の専属モデルも務めた草刈麻有。その後2年間の活動休止を経て、現在はモデル、俳優、フードクリエイターなど活躍の幅をさらに広げている。
そんな彼女が今回週刊プレイボーイ38号(9月8日売発売)にて久々のグラビアを披露した。より自由に、より自分らしく歩みを進めている彼女の現在地と、グラビアに込めた思いを語ってもらった。
* * *
──久々の週プレ登場です。今回表現したかったことは?
草刈 「ありのままの自分」です。今は写真も加工しやすい時代ですが、私はあまり手を加えたくない。年齢を重ねれば、シワやシミが出てくるのは自然なことだし、きれいな部分だけでなく、人間らしい部分も含めて表現したいと思いました。等身大でリアルなほうが親近感を持ってもらえるし、誰かの心にも刺さるんじゃないかなって。
──草刈さんらしい性格も、写真に表れていたように感じました。
草刈 20代の頃は、「30代ってすごく大人なんだろうな」と思ってました。でも、実際に自分が33歳になってみると、精神年齢は17歳の頃からあまり変わっていないような気がして(笑)。でも、それもいいなと思ったんです。私は、子ども心を忘れない大人のことを「コドナ」って呼んでいるんですが、私自身もまさにコドナです。
──子ども心を忘れないところも、草刈さんらしさのひとつだと。
草刈 大人になったら、やんちゃなところやお茶目な一面を隠さなければいけないと思っている人も多いように感じます。流行に合わせるのではなく、私は本当に好きな服を着ていたい。30代でミニスカートを履いてもいいと思うし、いくつになっても少女のような気持ちを持っていていい。今回のグラビアにも、そんな自由さが出ていると思います。その先に、自分らしくいる女性としての強さも感じてもらえたらうれしいです。
──特にお気に入りのカットは?
草刈 ブルーのビキニを着たカットです。砂浜で撮ったのですが、砂がついた少しワイルドな感じも、自分らしいなと思いました。私はわりとガサツなところがあって、「普通、そこに座る?」というような場所にも平気で座っちゃうんです(笑)。シャワーもトイレも早いし、靴下を左右で違うものを履いちゃうこともあります。

──撮影チームは、草刈さんにとって気心の知れたスタッフだったそうですね。
草刈 チームが本当に素晴らしかったんです。私は、安心できる空気感かどうかが表情にも出やすいタイプで(笑)。どんなに素敵に写ろうと思っても、少し緊張していると表情が硬くなってしまうんです。今回は安心して自分を預けられる方々と一緒だったので、自然体の自分を出せたと思います。私は表現へのこだわりも強いほうですが、その場の流れに身を任せても、絶対に素敵なものになるという確信が持てましたし、実際に納得のいく作品になったと感じています。
──映画やドラマ、モデルなど、さまざまな表現をされてきました。その中で、グラビアはどんな表現だと感じますか?
草刈 ファッションの仕事では、洋服をきれいに見せることが大切になる。でもグラビアは、自分自身をどう美しく、かっこよく見せるかが軸になる。その違いがすごく面白いし、楽しみでした。もともと水着に抵抗があるタイプではなかったんですけど、服で隠れる部分が少ないぶん、心まで開いているような感覚があるというか。「生き物としての私」を、どう撮ってくれるんだろうという気持ちがありました(笑)。
──草刈さんが芸能界に入った経緯を教えてください。
草刈 15~16歳の頃、仲のいい友達がモデルをやっていて、それを見て「私もやってみたい」と思ったんです。母に相談したところ、事務所の方を紹介してもらったことが、モデルを始めたきっかけでした。そこから仕事を続けるなかで、少しずつお芝居にも興味を持つようになりました。
──その後、『3年B組金八先生』『東京少女』をはじめ、数々の映画やドラマに出演されるように。俳優業と並行して、2009年からは『Seventeen』の専属モデルも務められましたね。
草刈 当時は高校生で、少し体型が変化して、仕事のペースがゆるやかになった時期があったんです。そんなとき、当時お世話になっていた方から「最近、何をよく食べてるの?」って聞かれて(笑)。「スタバのチョコレートクリームチップフラペチーノを、ほぼ毎日飲んでます」と答えたら、「それはちょっと頻度を減らしてみようか」って(笑)。今思えば、当時の自分らしい、ちょっと懐かしい思い出ですね。
──思春期の早い段階から、仕事を通じて葛藤を抱えていたと。
草刈 10代から俳優やモデルの仕事をしていると、大人と接する機会も多いので、人の目をすごく気にして生きていた時期がありました。「親にも名前があるし、自分はどう見られるんだろう」と、必要以上に意識してしまっていたんです。守られて育ってきたこともあって、末っ子だった私には、自分で決めるよりも周りに決めてもらうことも多かったと思います。
でも、いろいろな経験を重ねるなかで、少しずつ「私は何が好きなんだろう」「どんなときに心が動くんだろう」と、自分自身の気持ちに目を向けるようになりました。今は、自分で選んでいくことの楽しさを感じながら、自分らしい生き方を見つけている途中です。
──2022年から約2年間、活動を休止されていましたが、その間にも考え方に変化はありましたか?
草刈 6年くらい前から、もともと苦手だった読書をするようになったんです。いろいろな考え方に触れるなかで、自分の考えも少しずつ整理されていって。そこから性格も変わっていったと思います。
草刈 人の性格やものの見方って、幼少期の経験が知らないうちに影響していることもあると思うんです。私も、本を読むなかで「そういえば、あの頃の出来事って今の自分にもつながっているのかも」と思うことがありました。
よく覚えているのが、幼稚園の頃の父の撮影現場での出来事です。私は現場を遊び場みたいにして、あちこち走り回っていたんでしょうね(笑)。撮影が始まっても元気いっぱいだったようで、あるとき、ハリー・ポッターのハグリッドみたいに大きな体格の方に、首の後ろをひょいっとつかまれて、その場から連れていかれたことがあったんです(笑)。
子どもだった私は「えっ、こんな大きい人に捕まった!」ってびっくりしたんですが、今振り返ると、なかなかインパクトのある思い出ですよね(笑)。
本を読むなかで、こうした子どもの頃の印象的な出来事が、知らないうちに人を見るときの先入観につながっていることもあるんだなと気づきました。だからこそ、最初の印象だけで決めつけずに、その人自身を知っていくことって大切だなと思うようになりました。
──過去と今を切り離して考えられるようになったと。
草刈 そうです。「過去にそういうことがあった。でも、それ以上でも以下でもない。以上、OK!」みたいに受け止められるようになった。そうしたら、過去に縛られるより、未来に目を向けられるようになった気がしています。
考え方も全体的に前向きになって、周りの目をあまり気にしなくなりました。たとえば誰かに「バカだね」と言われて、「私はバカなんだ」と落ち込むのはもったいない。バカなところがあったとしても、自分にはステキな部分もある。だったら、そこを伸ばしていけばいい。
ニキビができたときも落ち込まず、「ニキビちゃん、ヤッホー!」みたいに受け入れています(笑)。そうすると、不思議と次の日に消えていたりするんです。私の場合、「食べたら太るかも」と思うと、本当に太る気がして。でも、気にしすぎなくなったら、すっと体重も落ちたんですよ。意識の力って、すごいですよね。
──今後、挑戦したいことは?
草刈 人の目を気にしやすかった自分が、少しずつ変わってきたことも、表現を通じて、いろいろな人とシェアしていきたいです。何年もかけて培ってきた経験や思いを、今はアウトプットするタイミングだと感じています。
絵、言葉、写真、芝居など、カテゴリーにとらわれず、自由に発信していきたいです。今回のグラビアも、私が「いいな」と思うエネルギーを形にした作品になっているので、ひとりでも多くの人に見てもらえたらうれしいです。