いま一番熱い女優・工藤美桜
いま一番熱い女優・工藤美桜が、11月14日(月)発売『週刊プレイボーイ48号』で今年2回目の表紙&巻頭に登場! 

ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』の衝撃シーンで注目! 戦隊ヒロインを経て、女優の階段を着実に駆け上がる23歳が真っすぐな言葉で夢とラーメンを語る。

■やると決めたらやり切る根性

――今年2回目の表紙&巻頭グラビアになります。前回(6月27日発売号)はドラマ『彼女、お借りします』のタイミングでした。

工藤 役作りでばっさりショートカットにした頃でしたよね。いまは10月にスタートした『親愛なる僕へ殺意をこめて』の現場に入っています。こうしてドラマの出演に合わせてグラビアができることは本当にありがたいです。

――同作では1話の衝撃的なシーンが話題になりました。

工藤 いきなりの拷問ですからね。役のオーディションを2回受けた中で、拷問されるシーンを演じる課題がありました。縛られて爪をはがされる、みたいな設定だけが文字で書かれていて、監督の前で演じる必要があったんです。

でも私、ビビりなので拷問とか怖いシーンを映像で見ることができなくて。一応、アニメで同じようなシーンを探して勉強しようとしたものの、やっぱり怖くてダメでした。

――実際、どうやって演じたんですか?

工藤 もう想像でやるしかないと覚悟を決めました。死ぬ前に痛めつけられるってどんな状況なんだろう? 怖い気持ちのもっと先の感情ってなんだろうってどんどん考え続けたら、自然と体が動いたんです。

それがうまくハマったみたいで、スタッフさんから「拷問されたことあるの?」って感心されました。だからあのシーンには自信を持って臨めました。

――『魔進戦隊キラメイジャー』(2020年)のキラメイピンク役を演じて以降、役柄の幅もぐっと広がった印象です。出演作も切れずに続いていますし。

工藤 恵まれた環境に感謝しかないです。ただ、ホンネを言うと最近は欲が出てきました。作品の真ん中で主演やヒロインを演じる同世代の女優さんがいっぱいいます。比べるわけじゃないけど、いつか私もそのステージで演じてみたい。もっともっと頑張りたい気持ちが強くなっています。

――ステップアップのために意識していることは?

工藤 正直、そこが悩みというか、具体的にどうしたらいいんですかね? 出演作を見直して演技の反省点や失敗をメモしたり、いろんな作品を意識的に見て研究したり。自分ができる範囲のことはやっているつもりでも、まだぜんぜん足りないような気がします。

――運や縁の要素も多分にありますから。

工藤 確かに。振り返ると、この仕事を10年以上やってきて、何度もやめようと諦めかけた経験があります。だいたいそんなタイミングで『仮面ライダーゴースト』(2015年)や『めざましテレビ』のイマドキガールのレギュラー(2017年から3年間)が決まって、まだ続けていいんだって前向きになれました。

最後まで諦めなければきっとまたチャンスが来るはず。そう信じて絶対に折れずに上を目指し続けたいです。

――熱い人ですね、可憐な見た目とは裏腹に。

工藤 昔からちょっとビビってしまうような場合でも、「やれます!」と突っ走ってきました。小4の頃、初めてのCMオーディションに参加したときのこと。箸の持ち方が変だと指摘されて、撮影までに直せるなら選ぶよって。だったら絶対に直すから決めてくださいと宣言して、翌日からお父さんと小豆で猛特訓です。多少の不安があっても、やると決めたらやり切る根性はあると思います。

■江川亭しか勝たん!

――先ほど『魔進戦隊キラメイジャー』の話題を出しましたが、いまも現場に持ち込むお弁当箱は同作のキャラクター仕様だとか。

工藤 朝、出がけにお母さんが体調を気遣ってフルーツをカットして入れてくれます。やっぱり忘れられない作品ですし、私にとって大きなターニングポイントになりましたから。お弁当箱だけじゃなく、『キラメイ』グッズはすべて大切な宝物です。

――キャストとの交流は?

工藤 (新條)由芽ちゃん(キラメイグリーン役)とはついこの前もお泊まりしました。ふたりでお酒を飲んで、ベロベロになりながらのガールズトークです。お互いのネイルや洋服をホメ合ったり、仕事の悩みを相談したり。似たような境遇で共通点も多いから話は尽きませんね。ほかのメンバーも舞台があれば必ず見に行きますし、1年以上、チームで撮影に入っていたので愛情の深さは格別です。

――最近のラーメン事情も教えてください。"ごほうびラーメン"は継続中ですか?

工藤 はい、変わらずいただいています。最近は一周回って原点の江川亭(*)推しです。ガツンと太麺で味の濃い感じがたまらなくて、あぁ、ラーメン食べてる!って幸せな気持ちになります。

実は昨日もある番組のロケで江川亭に行ってきました。オススメのメニューですか? 以前はもやし麺でしたけど、今回はねぎ麺にします。ねぎの辛みが太麺と絡んで絶品ですので、江川亭に行った際は一度ぜひ。

(*)江川亭......東京西部を中心にチェーン展開するラーメン店。マイルドな豚骨スープと独特の太麺が特徴的。工藤さんが家族で通ういつもの場所であり、ラーメン好きになった原点

――それではこのへんで取材は終わりに......。

工藤 (身を乗り出して)ちょっと最後にいいですか? いつか『すみっコぐらし』と『ちいいかわ』の映像作品にどんな形でもいいので関わりたいという夢を聞いてください。

――具体的には?

工藤 声優としてキュピキュピとか効果音でもいいですし、ナレーションができたらもう最高です。両作品ともに私にとって絶対的な癒やしであり、メンタルをやられているときの助けなんです。

ついこの前も疲れきって表参道を歩いていたら、吸い寄せられるようにキデイランドに入って、『ちいかわ』のグッズをたくさん買ってしまい......。でも、一気に気分転換できてルンルンで次の現場に行けたのでよしとします(笑)。

■工藤美桜(Mio KUDO)
1999年10月8日生まれ 東京都出身
身長165㎝ 特技=日本舞踊
〇『仮面ライダーゴースト』(2015年)の深海カノン役で女優デビュー。その後、『魔進戦隊キラメイジャー』(2020年)のキラメイピンク/大治小夜役で注目される。現在、ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系、毎週水曜22:00~)、『ポップUP!』(同、毎週月曜11:45~)にレギュラー出演中。情報は公式SNSで!
公式Twitter【@p_miokudo】
公式Instagram【@mmio_kudo】

★工藤美桜デジタル写真集『光のなかで立っていてね。』 撮影/笠井爾示★工藤美桜デジタル写真集『光のなかで立っていてね。』 撮影/笠井爾示

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