【SHOW-WA青山隼の果てしない延長戦】ツアーや武道館公演を支える舞台監督と対談後のひとり語り「人生初の武道館ライブ、特別な1日にしたいです!」

取材・文/釣本知子 撮影/上村透生


連載【果てしない延長戦】18回

元Jリーガーで、現在は秋元康プロデュースの昭和歌謡グループ・SHOW-WAのメンバーとして活躍する青山隼の連載「果てしない延長戦」。現役時代の先輩や戦友をはじめ、各界で活躍する方をゲストに招き、「人生の転機」や「次への挑戦」をテーマに熱く語り合う。

今回は、ゲストとの対談を振り返る「ひとり語り」。前回のゲスト、SHOW-WAのツアーや10月1日開催の日本武道館公演を支える舞台監督・小野さんのお話を受け、心に響いた言葉や、いよいよ本番を迎える武道館公演への意気込みを語る。

【表舞台を支える"裏ボス"的存在】

前回、6人目のゲストにお迎えしたのは、舞台監督の小野貴巳さんでした。SHOW-WAのツアーやライブ後の打ち上げでお話するくらいだったため、ここまで深いお話ができたのは初めてでした。これまで数々のそうそうたるアーティストライブを作り上げてきた方なので、「小野さんの目に僕らはどう映っているのか」が気になっていて。期待と緊張が入り混じった気持ちで対談させていただきました。

小野さんをはじめ、舞台裏で支えてくださっているスタッフの方々がいるからこそ、僕らはステージに立って光を浴びることができています。プロフェッショナルとして考えればまだまだ未熟な僕らを助け、「素晴らしい舞台を作り上げたい」という同じ思いでワンチームになってくださっている。サッカーで例えるなら、影でピンチを救ってくれるディフェンダーのような "裏ボス"的な存在。

SHOW-WAのライブは僕ら6人だけで作っているわけではなく、見えない場所で支えてくださるたくさんの方々がいて成り立っていることを知っていただけたら嬉しいです。SHOW-WA初の武道館公演まで、あとわずか。小野さんとの対談を通して舞台裏の情熱を知っていただくことで、皆さんのライブの見方も深まるんじゃないかなと思っています。

【逃げずに向き合うこと】

対談で印象に残っているのは、「逃げないこと」についてのお話。生きている中で、怖くて逃げたくなる瞬間や先が見えず不安に思うことは誰にでもあります。そして、そんな場に立たされたとき、自分はどう振る舞うか。全力で向き合った結果、ときには失敗することもあるかもしれない。それでも「あのとき、逃げずに向き合って良かった」「あの経験があるから今がある」など、時が経ってから帳尻が合うことがあると思うんです。僕も逃げたくなることは何度もありますが、「逃げずに向き合い続けること」の大切さを再認識できました。

1stツアーのリハーサルで、僕が「もう一回やらせてください」と何度もお願いしたときのお話も出ました。もしあの場で、小野さんに「このままでいいんじゃないの?」と流されていたら僕らの歩みはそこで止まっていたかもしれない。最後まで向き合ってくださったからこそ今の僕らがあり、この武道館公演にも繋がっていると感じています。

例え逃げてしまったとしても、自分で殻を破り挑み続ける。それはSHOW-WAのプロジェクトも同じですし、挑戦し続けることこそが僕らだと思います。小野さんが「必死になる姿を見て背中を押されている感じがする」と言ってくださって、本当に嬉しかったですね。僕らの行動や姿勢が少しでも誰かに影響を与えられているとしたら、こんなにありがたいことはない。「この考え方や価値観をマネしてほしい」という意味ではなく、僕らの言葉や姿から「もうちょっと頑張ってみようかな」と思ってもらえたら。エンターテインメントの世界で生きる人間として、僕らの些細な言葉や熱量は誰かの助けになるかもしれない。それこそが僕らの使命だと思っています。

【ビビるくらいがちょうどいい】

「スタジアムもライブハウスもやったことがないから怖かっただけで、やってみると同じだった」という小野さんの言葉も印象に残っていて。どれだけ会場の規模が大きくなろうと、一つの仕事に向き合うスタンスは変わらない。それは、僕がJリーガーだった頃に感じていたことと重なりました。観客席の数が3000人だろうが5万人だろうが、選手としてやるべきことは変わらないというか。そこに行くまでにどれだけの努力を積み重ねて、目の前の勝負に勝つかどうか、それだけです。

初めて大きなスタジアムでの試合に出場したのは、浦和レッズに所属していた2011年シーズンのリーグ戦。埼玉スタジアムで4~5万人の熱気に包まれる中、相手は古巣の名古屋グランパスで感慨深いものがありました。ただ、試合が始まれば「自分が求められている100%を出すこと」しか考えていなかった。きっと小野さんも同じような感覚だと思います。会場の大きさよりも、チーフ舞台監督として、全ての責任を背負ってその場に立つことの重みとの戦い。怖さを受け入れて、挑む覚悟があるかどうかですよね。

「ライブ会場の規模が大きくなるたび、裏では全員ビビっている」と小野さんは笑って話してくださいましたが、実は僕ら......会場入りしたリハーサルから場の空気に呑まれています(笑)。ただ、その完璧にはなれなくても必死に食らいつくところがSHOW-WAらしさを作っているようにも思っていて。むしろ「完璧に準備できた」と慢心してしまうときのほうが怖い。サッカーでも完璧だと思った試合ほど足元をすくわれて、大きなミスをするんですよ。慢心なのか気が抜けているのかわからないですけど、不安が残っているくらいの状態のほうが、直前までチェックして本番に臨める。僕も含めて6人とも不器用なので、適度にビビりながら食らいついていくくらいがちょうどいいんです。毎度、本番直前までバタバタですけどね(笑)。

【10月1日、夢の舞台へ!】

最近は武道館リハだけでなく、舞台や撮影、リリイベも重なってとんでもないスケジュールで動いています(笑)。だけど、それくらい切羽詰まった状況だからこそ生まれる熱量があって。ゆったりペースで生ぬるいことをやっていたら、届くものも届かない。メンバーともよく話すんですけど、「こうして毎日6人で怒涛の日々を駆け抜けられていることは幸せだね」と。もし活動がなくて週1回しかメンバーと会えない状況だったら、「このままで大丈夫?」ともっと不安になるだろうし。だからこそ、目の前にある一つ一つにしっかり向き合って全力で楽しんでいこう!と話しています。

いよいよ10月1日、僕ら6人にとって人生初となる日本武道館のステージ。『ぽかぽか』ライブでお客さん17人から始まったSHOW-WAが、その何倍もの熱気に包まれた場所に立ちます。いつも支えてくださるRubyの皆さん、僕らを見守ってくれる家族や友人、共に夢を追いかけてきた皆さんと一緒に、まだ見たことのない最高の景色を見られると思うんです。

1DAYの1回公演です。悔いを残さないように、皆さんに楽しんでいただけるようなセットリストや演出を準備しています。僕らの人生、そして皆さんの人生の1ページに深く刻まれる特別な1日にしたいです。あとはもうがむしゃらにやるだけ。最高のステージを届けるために、全力で頑張ります!

★果て戦だけの激レアSHOW-WAオフショット★

SHOW-WA日本武道館公演のパンフレット撮影のときに、たけちゃん(向山)と。

●青山隼(あおやま じゅん) 
1988年1月3日生まれ 宮城県出身 
◯2006年にプロデビュー。U-20日本代表経験を持ち、Jリーガーとして名古屋グランパス、セレッソ大阪、徳島ヴォルティス、浦和レッズでプレーし、2015年に現役引退。その後は、俳優として舞台やドラマ等に出演。現在は、秋元康プロデュースの昭和歌謡グループ・SHOW-WAのメンバーとして活動中。ラジオ『SHOW-WA寺田&青山の青春時代を取り戻せ!』(CBCラジオ/毎週日曜22:00~、tbcラジオ/毎週月曜22:00~)レギュラー出演中。今年10月1日(木)にはSHOW-WAとして初となる日本武道館公演を開催! 1stアルバム『タイムマシンはいらない』は9月30日(水)にリリース!
公式X【@jun_aoyama1988】 
公式Instagram【@jun_aoyama_show-wa】

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