巨大な「ウーバーイーツリュック」の配達以外の使い道【チャリンコ爆走配達日誌】

文/渡辺雅史 イラスト/土屋俊明

最近では配達員以外の人がウーバーイーツのリュックを使っている場面を見かけることがあります最近では配達員以外の人がウーバーイーツのリュックを使っている場面を見かけることがあります

連載【ギグワーカーライター兼ウーバーイーツ組合委員長のチャリンコ爆走配達日誌】第163回

ウーバーイーツの日本上陸直後から配達員としても活動するライター・渡辺雅史が、チャリンコを漕ぎまくって足で稼いだ、配達にまつわるリアルな体験談を綴ります!

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私が配達員を始めた当初、ウーバーイーツのあの大きなリュックを背負って配達していると、街ゆく人から好奇の目で見られました。子供からは「この人、こんな大きなものを背負って何やってるの?」と言われたものです。

そんな時代から8年。最近では配達員以外の方がウーバーリュックを使っている場面を見かけるパターンも増えました。そこで今回は、私が日常生活の中で見つけた、配達以外でウーバーイーツのリュックを使っている人たちを紹介したいと思います。

先日の夜、JR浜松町駅の近くの竹芝桟橋という船乗り場付近を配達していて見かけたのが、海水浴に出かけるであろう人たち。

ここからは毎晩、大島、新島、式根島、神津島などへ向かう船が出ていて、夏には多い日で1日1000人以上が島へ遊びに向かいます。そんな人たちの中にウーバーのリュックを背負う人が3人ほどいました。

海水浴に必要な水着やビーチサンダル、ゴーグルなどのグッズはもちろん、島にはコンビニがないので、酒やドリンク、夜にみんなで遊ぶための花火など、持っていかなければならないアイテムがたくさんあるのでしょう。また、島での移動で歩く機会が多いので、背負って運べるというのが便利なのでしょう。うまい使い方をするものだなと感心しました。

夏と冬に見かけるのが、コミックマーケットの会場でリュックを使う人。

りんかい線・国際展示場前駅の近くのマクドナルドやココスは、ウーバーの配達依頼がけっこう入ります。これらの店に行くと、客席のそばにウーバーのリュックを置いて食事をしている人を見かけます。商品が出来上がるまでの間観察していると、リュックの中から冊子を取り出す姿が。コミックマーケットは主に紙の本を購入するイベント。大量に購入するとどうしても重くなってしまうので、モノがたくさん入る上、背負えるリュックはうってつけなのでしょう。

スクーターの後ろの部分にカゴを取り付け、そこにウーバーのリュックを入れて配達を行なう人はけっこういますが、配達員ではないのにカゴにリュックを入れて使っている人もいます。これは知人の話なのですが、リアボックスを取り付けるより、カゴとリュックの組み合わせの方が安上がりなのと、容量が大きくて便利とのことです。

梅雨の時期に見たことがあるのは、コインランドリーにウーバーのリュックを持ち込む人。

コインランドリーでは、洗濯物を入れる袋としてIKEAで販売されているブルーシートで作られたキャリーバッグを使う人が多いのですが、この袋は口が開いているので、雨の日は洗濯、乾燥を終えた衣類が濡れてしまいます。ですが、ウーバーのリュックはフタがあるので濡れる心配はありません。大量の衣類が入る上、背負えるので持ち運びが楽です。私はリュックを配達で使っているため、このような使い方をしていませんが、コインランドリーへ洗濯物を運ぶ専用のものとしてウーバーのリュックを使うのはいいアイデアだと思います。

ウーバーのリュックはAmazonなどのサイトで4000円ほどで販売。配達員以外でも購入できます。ウーバーイーツのロゴが入っていないものも販売しているので、配達以外で活用する人は今後増えていきそうですね。

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  • 渡辺雅史

    渡辺雅史

    わたなべ・まさし

    フリーライターとして雑誌や書籍への執筆をするほか、ラジオ番組やテレビの番組の構成作家としても活躍。趣味は鉄道に乗ること。国内の全鉄道路線に乗車したほか、世界20の国・地域の鉄道に乗車。

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