漫画家・小田原ドラゴンが語る「紙のコミック」【連載第42回】

撮影/山本佳吾

小田原ドラゴン(おだわら・どらごん) 1970年生まれ、兵庫県出身。『僕はスノーボードに行きたいのか?』でヤンマガ月間新人漫画賞奨励賞を受賞。『コギャル寿司』で第47回文藝春秋漫画賞受賞。代表作に『おやすみなさい。』『チェリーナイツ』『ぼくと三本足のちょんぴー』『今夜は車内でおやすみなさい。』など。週プレNEWSオリジナル漫画『堀田エボリューション』のデジタルコミック第1~2巻発売中小田原ドラゴン(おだわら・どらごん) 1970年生まれ、兵庫県出身。『僕はスノーボードに行きたいのか?』でヤンマガ月間新人漫画賞奨励賞を受賞。『コギャル寿司』で第47回文藝春秋漫画賞受賞。代表作に『おやすみなさい。』『チェリーナイツ』『ぼくと三本足のちょんぴー』『今夜は車内でおやすみなさい。』など。週プレNEWSオリジナル漫画『堀田エボリューション』のデジタルコミック第1~2巻発売中
2024年9月、集英社「週プレNEWS」で連載が始まった小田原ドラゴンの新作漫画『堀田エボリューション』。フィクション作品としては実に9年ぶりとなる待望の新作です。では、この奇才・小田原ドラゴンは、どのような歩みを経て『堀田エボリューション』にたどり着いたのか――。その創作の舞台裏をじっくり紐解いていきます。

連載第42回は、デジタルコミックと紙のコミックについて語ります。

*  *  *

9月17日、『堀田エボリューション』(集英社)のデジタルコミック第3巻が発売されます。2024年9月に連載が始まり、月2回・各10ページ。気がつけば3巻まで来ました。ここまで連載を続けてこられたのは、読んでくださっている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。

本当なら今回は、第3巻の描き下ろし表紙をお見せしたかったのですが、公開はもう少し先になりそうです。次回にはお披露目できると思いますので、第1巻と第2巻の表紙を眺めながら楽しみに待っていてください。

『堀田エボリューション』(©小田原ドラゴン/集英社)デジタルコミック第1巻『堀田エボリューション』(©小田原ドラゴン/集英社)デジタルコミック第1巻『堀田エボリューション』(©小田原ドラゴン/集英社)デジタルコミック第2巻。第3巻は9月17日発売予定『堀田エボリューション』(©小田原ドラゴン/集英社)デジタルコミック第2巻。第3巻は9月17日発売予定
そういえば、堀田エボリューション公式Xで「第3巻の表紙は誰になるのか」という予想を募集したところ、一番人気はマユでした。

さて、実際の表紙は誰なのか。その答えは、もう少ししたらわかります。

単行本を作るたびに、表紙も、おまけ漫画も、「買ってくださる方へのお礼」のつもりで描いていますが、正直な話をすると、デジタルコミックだと少しもったいない気持ちもあります。担当編集にもよく言うんですが、表紙もおまけ漫画も、やっぱり紙の本でこそ楽しんでもらえる部分があると僕は思うんですよね。

『今日も嫁が見つからない。』(©小田原ドラゴン/扶桑社)『今日も嫁が見つからない。』(©小田原ドラゴン/扶桑社)
『週刊SPA!』(扶桑社)で連載している漫画は、おかげさまで紙とデジタルでコミックになり、8月4日に発売されました。紙のコミック50冊にサインを書かせてもらい、営業の皆さんが動いてくださり、書店さんがサイン本コーナーまで作ってくださいました。そうやって紙のコミックが読者の皆さんの手に届いていくのを見ると、本当にありがたいなと思います。

デジタルコミックにはサインを直接書けませんし、中高年の読者には少し買いづらい面もあるかもしれません。

それでも『堀田エボリューション』デジタルコミック第1巻、第2巻を購入してくださった皆さんには深く感謝しています。

本当は紙でも出したいんですけどね。売れれば何かが動くかもしれません。動かないかもしれません。でも、売れなければ何も始まりません。

『堀田エボリューション』がいつか紙のコミックになる日を願いつつ、まずは9月17日発売の第3巻をどうぞよろしくお願いします。

《つづく》
週プレNEWSで連載中『堀田エボリューション』(©小田原ドラゴン/集英社)週プレNEWSで連載中『堀田エボリューション』(©小田原ドラゴン/集英社)

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