
濱田祐太郎
はまだ・ゆうたろう
濱田祐太郎の記事一覧
1989年生まれ、兵庫県神戸市出身。2013年より芸人として活動を開始し、『R-1ぐらんぷり2018』(フジテレビ)で優勝。関西の劇場を中心に舞台に立つほか、テレビやラジオなどでも活躍。公式X【@7LnFxg25Wdnv8K5】
盲目のお笑い芸人・濱田祐太郎さん
『R-1ぐらんぷり』第16代王者にして、盲目のピン芸人・濱田祐太郎のコラムが週刊プレイボーイで好評連載中! その名も「盲目のお笑い芸人・濱田祐太郎の『死角からの一撃』」。
第27回は、主役を務めた新喜劇でのエピソード。
* * *
最近はナフサ不足が話題らしいですね。かっぱえびせんのパッケージも白黒になるとか。
まあ、目の見えない僕は何が白黒になってもノーダメージですけどね。
そのうち、いろんな商品のパッケージが白黒になって、CMでも「白黒きつねと白黒たぬき♪」みたいな感じになっていくんでしょうか。
今後、商品のパッケージに描かれるキャラクターも、白黒で描けるシマウマが増えるかもしれません。
それで、インフルエンサーが「シマウマのキャラがかわいい!」とか言い出して、まさかのシマウマブームが到来。
動物園にシマウマ目的のお客さんが殺到するかもしれません。
シマウマも驚くでしょうね。「いや、俺そんな人気者になるタイプちゃうやん......」って。
さて、そんな僕ですが、5月29日に、主役を務めた新喜劇を無事にやり切ることができました。
なんとスペシャルゲストとしてKis-My-Ft2の二階堂高嗣さんにもご出演いただき、会場は大盛り上がりでした。
主役を務めるのは去年に引き続き2回目。前回は殺陣を披露しましたが、今回はラストシーンでタップダンスを披露しました。人生で初めて人前でタップダンスを踊ったのですが、緊張もプレッシャーもなくできました。
実はそれには理由があって。お芝居の中盤で登場した二階堂さんがダンスを披露してくださったんです。さらにバク転までしてくれて、会場は大歓声。その瞬間、思いましたよ。「この後、俺のタップいる?」と。
でも、それがあったから、自分のタップダンスが成功しても失敗しても、そこまでお客さんの満足感に影響ないだろうと思えて、余計な力が抜けてできたんだと思います。
目が見えないと、踊っている最中に体が右にずれていたとしても気づけないので、それがずっと不安だったんですが、本番ではほとんど向きもずれることなく踊れていたと周りの人に教えてもらいました。ひと安心です。
二階堂さんとふたりでやりとりするシーンでは、僕が「7人組のイケメングループだよね」と言ったら、二階堂さんが「今はいろいろあって6人組なんだよ」と返してくれて。お笑いのコメントも、サービス精神も、めっちゃすごい人やなと思いました。
そもそも二階堂さんにゲスト出演をお願いすることになったきっかけは、8年前にラジオで共演したことでした。2018年の『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』という番組で、二階堂さんがパーソナリティ、僕がゲストという形で、20分ぐらいトークをしたんです。
共演したのはその一度だけだったんですけど、去年の新喜劇が決まったときに「主役をやります」と発表したら、二階堂さんがXで反応してくれて。「偽アカウント? それとも誰かに乗っ取られた?」と思うくらい驚きましたよ。
そのときの新喜劇が好評で、2年連続でやらせてもらえることになり、せっかくだからゲストも呼べたらいいねという話になって、「それなら二階堂さんに出てもらいたい」と思ったんです。
ただ、トップアイドルの方に出てもらえるか不安だったので、マネジャーには「アホなふりして聞いてみてください。『出てもらえまへんやろか?』みたいな感じで」なんて言っていたんですが、まさかのOK。本当に感謝です。
新喜劇の皆さんにもたくさん協力していただき、僕にとってもすごく勉強になる舞台でした。最高の舞台ができたと思います。
●濱田祐太郎(はまだ・ゆうたろう)
1989年生まれ、兵庫県神戸市出身。2013年より芸人として活動を開始し、『R-1ぐらんぷり2018』(フジテレビ)で優勝。関西の劇場を中心に舞台に立つほか、テレビやラジオなどでも活躍。公式X【@7LnFxg25Wdnv8K5】