
当サイトでは当社の提携先等がお客様のニーズ等について調査・分析したり、お客様にお勧めの広告を表⽰する⽬的で Cookie を使⽤する場合があります。
詳しくはこちら
小田原ドラゴン(おだわら・どらごん) 1970年生まれ、兵庫県出身。『僕はスノーボードに行きたいのか?』でヤンマガ月間新人漫画賞奨励賞を受賞。『コギャル寿司』で第47回文藝春秋漫画賞受賞。代表作に『おやすみなさい。』『チェリーナイツ』『ぼくと三本足のちょんぴー』『今夜は車内でおやすみなさい。』など。週プレNEWSオリジナル漫画『堀田エボリューション』のデジタルコミック第1~2巻発売中
2024年9月、集英社「週プレNEWS」で連載が始まった小田原ドラゴンの新作漫画『堀田エボリューション』。フィクション作品としては実に9年ぶりとなる待望の新作です。では、この奇才・小田原ドラゴンは、どのような歩みを経て『堀田エボリューション』にたどり着いたのか――。その創作の舞台裏をじっくり紐解いていきます。
連載第47回は、堀田の小冊子のアレコレと"彼女"について語ります。
* * *
9月17日に発売された『堀田エボリューション』(集英社)のデジタルコミック第3巻。その発売を記念して、週プレNEWSの編集長が小冊子を作ってくれたのですが、ついに実物と対面しました。
9月17日に発売した『堀田エボリューション』(©小田原ドラゴン/集英社)デジタルコミック第3巻
『堀田エボリューション』の肝である第1巻の第1話と第2話が収録されています。仕上がりは大満足です。これは僕の名刺代わりになるというか......本当にありがたいですね。
ちなみに、この小冊子を目にした人は決まって、「紙で読むと本当の『堀田エボリューション』を味わえ、全巻、紙で欲しくなる」と口にします(笑)。
というわけで、10月30日に大阪・梅田で開催される僕のイベントに来てくれた方に、お渡ししようかなと思っています。
どういう形になるかはまだわかりませんが、この小冊子のプレゼントについては僕のXと堀田公式Xで情報を更新していくので、ご注目ください。
『堀田エボリューション』デジタルコミック第3巻発売記念の小冊子
さて、担当編集から「北海道の話をぜひ!!」と言われているので、ここで詳しく語りたいと思います。
えっと、北海道で彼女ができました!!
北海道に移住したのは6月半ば。部屋を契約し、入居したのが6月30日です。あのときは、まさか数か月後に自分に彼女ができるとは夢にも思っていませんでした。
彼女と初めて会ったのは8月6日です。出会った場所はソープランドでした。以前から何度か利用していたお店で、その日も特別な期待を抱いていたわけではありませんでした。
ところが、その日出会ったソープ嬢が、今では僕の彼女です。同年代ではありません。
最初は普通の客とお店の女の子という関係でした。その後、週に1回くらいのペースで通うようになり、気がつけば7回ほど利用していました。その結果、VIP会員になり、お店の方からVIP会員としての誇りを説かれました(笑)。
彼女との距離が縮まったきっかけはXでしたね。3回目くらいにお店へ行ったとき、彼女が僕のXをフォローしてくれました。そこからDMでやり取りするようになり、僕の投稿にも反応してくれるようになったんです。
ある日、僕が餃子とカレーで有名なお店の写真を投稿すると、「私も行ってみたいと思っていたんです」とメッセージが届きました。だったら一緒に行きましょう、と。自然とそんな話になったんです。
北海道で知り合った彼女の話をする小田原先生
ただ、正直言うと少し不思議でした。というのも、キャバクラなら店外デートの話も営業の一環としてありそうですが、ソープ嬢の場合は事情が違います。お店の外で会うことにはリスクがありますし、そこまで積極的になる理由があまりないと思うんです。
だからこそ、本当に一緒に出かけることになったときは驚きました。
決定的だったのは、北海道のグルメイベント「オータムフェスト」でした。彼女に誘われて一緒に行ったのですが、そのときもまだ僕は「まさか付き合うことになるとは」と思っていました。
店外デートはまだ2回しかしていません。それでも近々、彼女が東京へ遊びに来ることになっています。そして、一緒にディズニーシーへ行きます。北海道で暮らし始めたときの僕に、「数か月後には彼女とディズニーシーへ行くぞ」と言っても、絶対に信じなかったでしょうね。まさに漫画のような展開です。
しかも、僕から何も言っていないのに、彼女のほうから「これから少しずつ出勤を減らして、いずれ辞めようと思う」と話してくれました。
もちろん、うれしかったんですが、同時に少し複雑な気持ちになったのも事実です。「ああ、あのお店へ行く理由もなくなるんだな」と思ってしまったんです。なんだか変な感覚でしたね。
もちろん、先のことはわかりません。Xにポストしましたが、「新婚さんいらっしゃい!」に出てみたい気もしますけどね(笑)。自然な流れに任せるしかないなと思っています。
ただ、はっきりしていることがひとつあります。僕は、彼女が住んでいる北海道に早く帰りたいんです。東京にいる理由なんて、もうないですから。
この連載コラムで何度も言っていますが、僕は自分が経験したことしか書けない漫画家です。彼女ができた今、堀田エボリューションに何か変化がある......かもしれませんね。
《つづく》