
呂布カルマ
Ryoff Karma
呂布カルマの記事一覧
1983年1月7日生まれ、兵庫県出身。名古屋市在住。JET CITY PEOPLE代表。ラッパーとして活躍する一方、グラビアディガー、コメンテーターとしても異彩を放つ。
公式X(旧Twitter)【@Yakamashiwa】
『週刊プレイボーイ』でコラム「呂布カルマのフリースタイル人生論」を連載している呂布カルマ
ラッパーとしてはもとより、グラビアディガー、テレビのコメンテーターなど、多岐にわたって異彩を放っている呂布(りょふ)カルマ。『週刊プレイボーイ』の連載コラム「呂布カルマのフリースタイル人生論」では『メディア』について語った。
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★今週のひと言「オールドメディアとニューメディア、俺が向いているのは?」
オールドメディアとかニューメディアとか最近よく目にするが、その線引きをしっかり理解して言葉を使いこなせてる人がどれぐらいいるのだろうか。俺もそれらは曖昧だ。AIに質問すんのはなしね。おもんないから。
テレビ、新聞、雑誌などがオールドメディアだよな? それに対しニューはインターネット??ぐらいか。
例えばこのコラム連載。週プレ本誌に掲載されているのはオールドで、一方ネット版の記事としてSNSなどに載ったらニューになるのか?
よくわからんよな。新聞だって雑誌だって当たり前に電子版がある。となると、テレビ対YouTubeみたいに動画メディアを分類するための言葉なのかな。
俺はありがたいことにどちら側でも仕事をさせてもらっている。その上で最近、各種動画メディアにおける自分の向き不向きがわかってきた。
まず圧倒的に向いてないのはTikTokなどの縦型ショート動画。あれは新しいことや面白いことなど関係なく、とにかく今子供の間ではやっていることをみんなでやろう的なノリでしょ?
向き不向き以前に、俺みたいなおっさんはそもそも対象外の世界だ。正直、いい年こいた大人で、スマホにTikTokアプリを入れているだけで人間性を疑うよ。
次はYouTubeだが、初期のYouTuberが好き勝手に素人芸をやっていた頃と比べると今はかなり成熟して、以前のノリを残しつつもテレビ業界から天下ってきたプロによるほぼテレビと変わらないようなコンテンツも増えてきた。
しかも今は、テレビ番組そのものやあまたある配信メディアコンテンツの切り抜きや違法転載なども混在しており、究極YouTubeさえ見ていれば事足りるのかもしれない。
見るだけならそれでいいのだが、仕事にするとなるとYouTubeもなかなかに不安定だ。何しろ国外の基準で日々ルールは改変され、なんの前触れもなく収益停止やアカウントごと消し去られることなんてザラだ。
子供の小遣い稼ぎならともかくいい大人が仕事にするにはなんとも心もとない。
そしてその中心にいる有名YouTuberたちは、金と認知を得て若気の至りから少しずつ大人になったが、やはり日々炎上や内輪揉めにと忙しい。良くも悪くも素人芸で日々新しい企画を生み出し、自分たちで形にし、チームや仲間で一定の規律を守り金を分配する。そんなシステムでやっていて、揉めたり気を病んだりしないほうがおかしい。俺には向いてないな。
かく言う俺もYouTubeチャンネルを持っているが、とにかく向いてないことを自覚していたので、パソコンの内蔵カメラの前でただスパチャのコメントを読むだけの最小単位、最小労力に絞っている。これならいつやめても大丈夫だ。
最後にテレビだが、自分で言うのもなんだが、俺はテレビに向いている。全盛期と比べることはできないが、腐ってもテレビだ。あらゆるプロがすべて段取りした上で俺は素材として扱われる。
俺が自分で何かを用意したり考えたりする必要はない。さまざまなテレビマンたちが「呂布カルマ」というキャラクターを使ってどうしたらおもしろくなるか考えてくれるのだ。
そしてテレビ番組は基本的には集団芸だ。俺ひとりの頑張りにかかってくる責任も小さい。俺は無責任に期待された「呂布カルマ」をそのままやればいいだけだ。
もともとひとりで、責任もすべて自分次第のステージでラップをしていた俺にとって、お膳立てされたテレビほど楽な現場はないのだ。