この美貌に加え、歌に作詞に腹筋バキバキ。今、注目度急上昇中のアーティスト・加治ひとみ週刊プレイボーイに初登場

ここでは、彼女の原点ともいえる恋愛経験を大胆告白!

■チャームポイントは胸のほくろです(笑)

小麦色の肌と引き締まったボディはまさにモデル顔負け。

「グラビア撮影は初めてだったので緊張しました。正直、もうちょっとできるかなと思ってましたが、う~ん、表現が難しかったです(苦笑)」

そう笑うのは今、"新世代の歌姫"と注目される加治ひとみ(30歳)。デビューは2016年、28歳と遅咲きながら、その美貌と抜群の歌唱力で人気急上昇中だ。インスタグラムのフォロワーも現在17万5000人超えと増え続けている。キレイでナチュラルで飾らない姿は、まさに現代女性の憧れの的。

7月に公開された最新ミュージックビデオ『My perfect sky』は、ドキッとするセクシーシーンと、夏らしい切ないメロディで話題だ。では、そんな彼女は、なぜ週プレでのグラビアデビューを決意したのか!?

―今回の撮影では噂の"神ボディ"をたっぷり堪能させてもらいました。

加治 いえいえ、とにかく緊張して。そもそもこの年齢なので果たして見てくれる人がいるのだろうかと心配で(笑)。

―アスリートのようなバキバキの腹筋と"加治ヒップ"、素晴らしかったよ!

加治 ありがとうございます。普段から体は鍛えているんですが、実は今回はより女性らしい体に撮っていただくために、トレーニングはあえて控えてました。

―えっ、そうなの?

加治 はい。もともと体がむくみやすいので、外食を控えたり、自炊でデトックスを心がけたりはしましたけど。

―ストイックなんだね。自分の体で一番、自信があるパーツは?

加治 腹筋です。週に1回はジムに行って、あとは家でもストレッチや腹筋をやります。ちなみにチャームポイントは胸のほくろです(笑)。

―あらためて、記念すべき初グラビアの感想は?

加治 体に関しては少し自信があったので「グラビアはひょっとしたら得意分野かも」と思ってましたが、甘かったです(苦笑)。特に初日の撮影は戸惑いしかなくて......。自分がいいと思った表情をしていたら、カメラマンさんに「違うよ、それはインスタで見たからもっとほかのを見せて」って言われて、どうしようって。グラビアは表情ひとつで雰囲気が変わるし、表現することが本当に難しかったです。

―そんな戸惑いは顔に出さずに頑張ってたよね。

加治 撮影中は皆さんの期待に応えられない自分が悔しくて必死でした。若いコと比べると、私には後がないので自分へのプレッシャーのかけ方もハンパなかったと思います。

―今回、アーティストでありながらグラビアに挑戦しようと思ったのはなぜ?

加治 私はデビューも遅いので、チャンスをいただいたら、できることはなんでもやりたいと思っていて......。目標や理由、ちゃんと意味があるなら、全裸じゃなければ、なんでもやります(笑)。もちろん最初は「ちゃんと写らなかったらどうしよう」って不安でした。でも、逆に吹っ切れて燃えたというか......。

■彼氏との駆け落ち。高校には警察が......

14年、27歳のときに「TGA(東京ガールズオーディション)」アーティスト部門でグランプリを獲得し、その後、メジャーデビューを果たした加治だが、意外にもそれまではOLとして働いていたのだという。

「これといった目標もなく、毎日、椅子に座って与えられた仕事をこなす生活が退屈で、本当にこのままでいいのかなって不安も感じていました。鳥かごのトビラは開いているのに、出ていけない。そんな生きた心地がしない人生を変えたいと思って、オーディションを受けました」

そこでグランプリを獲得してしまうのだから、まさにシンデレラ。ここからは、そんなアーティスト・加治ひとみのルーツともいえる恋愛話を中心に話を聞いた。

―OLをしていたのはどんな会社で?

加治 父親が自営業なので、そこで事務をしてました。なので一応、情報処理、秘書検定、簿記検定の資格は持ってるんですけど。

―すごい!

加治 とはいえ父親に与えられた仕事をこなし、これといった目標もなく、ただ生きているだけの毎日がすごくイヤでした。「自分」というものがなかったから、彼氏がいるときは、もうその人のために生きようってなるタイプでしたね。

―恋愛すると周りが見えなくなるタイプ?

加治 というよりも自分に自信がなかったんだと思います。だから彼氏が自分のすべてになっていたというか。例えば彼が会社で出世したら、普通はうれしいじゃないですか。でも、当時の私は全然、喜べなくて。

―どうして!?

加治 彼には彼のコミュニティがあるけど、私のコミュニティは彼だけだから。出世したら、自分から遠くに離れていってしまう気がして。ちょうどそれが20歳のときで、自分を変えたいと思いながら、なかなか変われず、気づいたら27歳まできちゃいました。

―それでも初オーディションで見事グランプリを獲得。歌は昔から得意だったの?

加治 母がクラシック音楽の先生だったこともあり、子供の頃はピアノを習ったりして、音楽にはなじみがありました。でも親がすごく厳しくて、高校時代は門限が16時だったんです。その反動で恋愛に突っ走ってしまうというか、初めてできた彼氏と駆け落ちみたいな感じで家出しちゃうんです(笑)。

―最初の彼氏と駆け落ちって、どういうこと?

加治 別の学校の同学年だったんですが、やっぱり初めての彼氏だし、ずっと一緒にいたいから門限の時間を過ぎちゃって。そしたら親に追いかけ回されて、一度部屋の外から鍵をかけられて軟禁されたこともありました。それでも私、部屋は2階だったんですが、ベランダから木をつたって下りて、彼に会いに行っちゃうんですよ(笑)。

―まるで映画に出てくる、おてんば姫(笑)。

加治 結局、帰りは玄関から入るのでバレてひどく叱られるんですけどね。そうこうしているうちに、よけい厳しくなって、親が学校まで迎えに来るようになるんです。怒られるのが怖くて学校にも行けなくなってしまって。それで家出して彼氏の家に入り浸ってたら、今度は親が警察に捜索願を出して......。

―それ、学校に警察来ちゃうでしょ!?

加治 そうなんです、もう校内ではちょっとした有名人ですよ。みんなからヤバイ人って目で見られるし(苦笑)。結局、この後、家に連れ戻されてしまうんですけど、今、思うとこのときが唯一"自分、生きてるな"って生命力を感じた時期でしたね。

●週刊プレイボーイ32号『表紙の美女 加治ひとみ』より

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