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取材・文/村瀬秀信 写真/共同通信社 時事通信社 産経新聞社 日刊スポーツ/アフロ
スポーツ

MLBでのヤバすぎる活躍で皆忘れているが、実は日本時代、大谷翔平が先発登板した試合での本塁打は1本だけ

【延長11回完投&サヨナラ本盗】御園生崇男(阪神/1942.10.24 vs南海) 打てないなら、走って決めればいいじゃない。阪神の主戦投手・御園生は延長11回を投げ抜いたその裏、四球で出塁し三塁まで進むと、打者・三輪裕章への4球目にまさかのスタート。球史唯一の「投手によるサヨナラホームスチール」で試合を決めた。

不滅の通算400勝投手・金田正一は、打っても通算38本塁打。3本以上打ったシーズンが7回もある

【ノーノー&3打席連続HR】堀内恒夫(巨人/1967.10.10 vs広島) プロ2年目、19歳の堀内が投げてはノーヒッター、打っては3打席連続本塁打(これだけでも投手では史上唯一)の独壇場。8回に4打席連発を狙うも単打に終わり、ベンチに帰ったところで「あと3人でノーノーだ。しょうがねえ、やるか」と気づいたという「悪太郎」。

【自らのサヨナラHRで延長11回ノーノー達成】江夏 豊(阪神/1973.8.30 vs中日) 延長11回まで一本のヒットも許さず、その裏に先頭で打席に立ち、ライトスタンドへサヨナラホームラン。ここで「野球はひとりでもできる」との名言を生んだといわれるが、実際は記者の言葉に「そうやね」と言っただけだとか。延長戦のノーヒッターは日本プロ野球史上唯一。

【投手イチローvs打者高津】高津臣吾(ヤクルト/1996.7.20 オールスター第2戦) 全パの仰木彬監督(オリックス)がイチローをマウンドに送ると、全セの野村克也監督(ヤクルト)は松井秀喜(巨人)に代えて、自軍のクローザー・高津を代打起用。球宴史に残る名場面だが、これは「打てなければ松井が恥をかく」という野村監督の思いやりだった。

【夜空に消える場外満塁HR】バルビーノ・ガルベス(巨人/1999.8.13 vs横浜) あっという間にハマスタのレフト場外へと消えた推定飛距離140mのグランドスラム。ゴジラ・松井秀喜も「飛距離はかなわない」と舌を巻いたカリブの怪人の一撃は、この年自身2本目の満塁弾。先発として投げた4シーズンで10本塁打を放っている。

【世界記録の18打席連続三振⇔ファウルフライでついにストップ】ドミンゴ・グスマン(横浜/2003.5.13 vs巨人) とにかくバットにボールが当たらなかったドミンゴ。開幕からバットが空を切り続け、MLB記録の14打席をも更新する18打席連続三振。19打席目、一塁ファウルフライで記録が途切れると歓声が湧いた。なおこの年の成績は53打数39三振だが、実は5安打している。

【日米史上初「先発投手の先頭打者HR」】大谷翔平 (日本ハム/2016.7.3 vsソフトバンク) プロ4年目で初めて「1番・ピッチャー」で先発した大谷が1回表、初球を右翼席へプレーボール弾。先発投手による先頭打者本塁打は日米プロ野球史上初の快挙だった。しかも投げては8回10奪三振無失点でこのシーズン8勝目。敵地での試合をひとりで支配した。

【平成の怪物、プロ初打席は代打でタイムリー】松坂大輔(西武/2000.8.7 vsオリックス) 9回2死満塁。野手を使い切り、DHも解除していた東尾修監督は登板予定のない2年目の松坂を代打に送る。横浜高校で4番も務めた松坂は、7球目をセンター前に2点タイムリー。まだ交流戦がなかった当時、ファンがようやく見られた待望のプロ初打席だった。

【「代打・桑田」でバスター成功】桑田真澄(巨人/2002.6.19 vs横浜) 打撃だけでなく走塁やフィールディングも含めた「野手力」では歴代投手の中でも最強との呼び声高い桑田。延長11回無死一塁。投手・岡島秀樹の打順で出てきたのは野手ではなく、17年目で初の代打起用となる桑田。送りバントの構えから一転してバスター、打球はシフトで空いた三遊間を抜け、仁志敏久の決勝打につなげた。桑田のセンスを信頼した原辰徳監督の名采配。

【日本シリーズ第5戦、起死回生のサヨナラ打】工藤公康(西武/1986.10.23 vs広島) 初戦引き分けの後、3連敗と追い込まれた西武。第5戦、同点の延長12回1死二塁の場面で、10回からリリーフ登板していた工藤が津田恒実からサヨナラヒット。息を吹き返した西武は4連勝で逆転日本一。日本シリーズのDH制採用が隔年だった時代が生んだドラマ!
MLBでのヤバすぎる活躍で皆忘れているが、実は日本時代、大谷翔平が先発登板した試合での本塁打は1本だけ投げて良し、打って良しのエースたちが見せつける"天才"の力。あるいは逆に、まるで期待されていない投...
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