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家電芸人・かじがや卓哉さん
日本各地で40℃を超える酷暑日が記録されている。この暑さに対抗するためには、最新の対抗テックが必要だ。ハンディファン、ネッククーラー、ファンウエア......。これらの技術を使いこなして、夏のピークを乗り切ろう!
今年の夏も40℃を超える酷暑が日本を襲っている。
朝の日差しも強力で、通勤・通学時には、文字どおり滝のような汗が出る。猛暑対策を何もしないで外に出るのはかなり危険だ。
そこで、この時期に欠かせない最新の「アンチ酷暑テック」を、家電製品総合アドバイザーの資格を持つ家電芸人のかじがや卓哉氏に聞いた。
「今年の猛暑対策テックの傾向は、ハンディファン(手持ち型の扇風機)でいえば、高価格化が進んだことです。これまでは5000円以下のものが多かったのですが、今年は約1万円からの高性能モデルが出てきています。
その背景には『毎日使うものだから、少し高くても良いもの、付加価値があるものを使いたい』という需要が出てきたことがあります。
例えば、シャープの『プラズマクラスターオウルフローハンディファン』(9900円)は、イオンによって衣類に付着した『汗臭』や『ミドル脂臭』を消臭します。
汗をかくとにおいも気になるので、暑さ対策と消臭を同時に解決できるという点が評価されています。
「汗臭」や「ミドル脂臭」を消臭! 【シャープ】プラズマクラスター オウルフローハンディファン 9900円
また、夜中に音を立てず獲物を狩るフクロウの羽の仕組みを応用しているので、ファンの音もとても静かです。通勤電車の中などでは、ファンの音が大きいと周りの視線が気になりますから。
こうした特徴から、この商品はビジネスパーソンをメインターゲットにしている猛暑対策テックだと言えます。
また、ダイソンの『HushJet Mini Coolファン』(1万7600円)も今年発売されたハンディファンですが、 これは小さな扇風機型ではなく細い筒状の形をしています。そのためカバンにしまってもかさばらないし、ポケットにも入れやすい。
ハンディファンは周りに人がいるような環境で使うことも多いと思うのですが、筒状のデザインとダイソンというブランドから、ファッションの一部として持つ人も多いと思います。
次にネッククーラーですが、まずハンディファンとネッククーラーの使い分けについて説明したいと思います。
ハンディファンは気温が35℃を超える日には、外での使用を避けたほうがいいかもしれません。その理由は、ハンディファンは風を送って体を冷やすという仕組みなので、気温が皮膚温より高いと熱風が肌に当たり、逆に体を温めてしまうからです。サウナのロウリュウみたいなイメージです。
一方でネッククーラーは、外気温が何度になっても直接体を冷やすので、35℃以上の猛暑日でも使用可能です。
そんなネッククーラーもいくつかタイプがあります。まず、凍らせて使うタイプのものは安価ではありますが、数時間で溶けてしまうので持続時間が短かったり、首の周りが濡れてしまうというデメリットがあります。
もうひとつのタイプは、電気を使って金属プレートを冷やすものです。こちらは凍らせるタイプのものより持続時間が長くなります。
オススメなのは、ソニーの『REON POCKET』シリーズで今年発売した『REON POCKET 6』(2万7500円・TAG付きセット)です。このシリーズは首の後ろにつけるのですが、ワイシャツの襟で隠れてしまうため、ほとんど目立ちません」
スリムな シルエットになって普段使いもできる! 【ソニー】REON POCKET6 2万7500円(TAG付きセット価格)
〝着るクーラー〟とも呼ばれる「REON POCKET 6」については、ソニーサーモテクノロジー株式会社広報担当の道具菖(みちぐ・あやめ)氏に詳しく解説してもらった。
「『REON POCKET 6』は今年5月に発売した商品で、『REON POCKET』の最上位モデルの技術をコンパクトなサイズに詰め込んだものです。
電流を流すと片側が冷えて、片側が温まるという性質を持つペルチェ素子という半導体を使っていて、この半導体を首元に装着することで接触部の表面を冷やしたり、温めたりすることができます。
メインターゲットはビジネスパーソンで、服の下に装着しても目立たないデザインになっておりますので、電車の中やオフィスでも気にせず使うことができます。
また、クール(冷却)モード、ウオーム(温熱)モードのほかにスマートクール⇔ウオームモードといって、『REON POCKET TAG』というセンサーと連携させれば、センサーが感知した温度をもとにして、暑い屋外にいるときは冷却モード、涼しいオフィスにいるときは温熱モードと自動で切り替えをしてくれる機能もあります」
服の中に風を送るファンウエアが一日中屋外で働く人向けの商品であるとすれば、ネッククーラーは屋外とオフィスを出入りするオフィスワーカー向けの商品ということになるのかもしれない。
ちなみにペルチェ素子を使用した首かけ式のネッククーラーには、安価なMoobibearの「首掛け扇風機(折り畳み式)」(3580円)などもある。この商品は冷却プレートと送風の二刀流だ。
冷却&送風の二刀流! 【Moobibear】首掛け扇風機 (折り畳み式) 3580円
また、今年発売のワークマンのファンウエアは「ZERO-STAGE」(3900円。使用時には、ほかに「WindCoreバッテリーセット」1万1800円+「WindCoreファンセット」5800円なども必要)で、その特徴はスタイリッシュなシルエット。
これまでは、着ていると送風で〝だるまさん〟のように膨らんでいたが、これはその膨らみを最小限に抑えたもの。そのため屋外で作業する人だけでなく、普段使いとしても注目されている。
ビジネスシーンにも使える着るクーラー!【ワークマン】ZERO‐STAGE 3900円/WindCoreバッテリーセット 1万1800円/WindCoreファンセット 5800円
ウオーキングアプリ『ALKOO by NAVITIME』は「日陰マップ・日陰ルート」を提供していたが、今年からは1時間ごとの日陰ルートを検索できる「時間帯別日陰ルート」のサービスも始まった。
日なたと日陰では、体感温度は3~10℃違うともいわれているので、このアプリと猛暑対策グッズとのダブル使いをすればかなりの効果があるはずだ。
【ナビタイムジャパン】ALKOO by NAVITIME「時間帯別日陰ルート」 左・最短ルート(日陰率14%)、右・日陰ルート(日陰率56%)
同「日陰マップ」左・14時、右・17時
ほかにも、名刺サイズでワイシャツの胸ポケットにも入る超軽量の「ポケファン ハンディファン」(Lafuture・2980円)や、多くのメーカーから出ているシリコン素材でできた持ち歩ける氷嚢(ひょうのう)スティックなども人気だ。
名刺サイズで超軽量! 【Lafuture】ポケファン ハンディファン 2980円
建設会社で現場監督をしていたグラビアアイドルの堀みなみさんは「こんなに便利なものがあるとは知りませんでした。現場監督時代はあまり猛暑対策をしていなかったので、今年はぜひ使ってみたいと思います」と言う。
アンチ酷暑テックで夏本番を乗り切れ!
現場監督グラドル・堀みなみさん
*金額はすべて税込の実勢価格(編集部調べ)
●家電芸人・かじがや卓哉
家電量販店で10年以上働いた経験があり、家電製品総合アドバイザーの資格を持つ。公式Xは【@kajigayatakuya】
●現場監督グラドル・堀みなみ
建設会社で約1年半、現場監督を経験。B87 W60 H82。現場監督時代の猛暑対策は日陰にいること。公式Xは【@minami__hori】