【プロ野球交流戦2026】これが今、顔と名前を覚えるべき"次世代スター"だ!!(Part.4)

写真/時事通信社 共同通信社

高卒2年目にしてセットアッパーを任される西武・篠原。お股ニキ氏イチ押しの逸材だ高卒2年目にしてセットアッパーを任される西武・篠原。お股ニキ氏イチ押しの逸材だ

セ・パ共に下馬評を覆す波乱の序盤戦を経て、いよいよ全18試合の短期決戦の幕が上がる。現役投手を指導するピッチングデザイナーで本誌おなじみの野球評論家・お股ニキ氏が、その見どころを徹底的に深掘りする!

【セ・パで注目される若手ホープ】

普段は対戦機会のない他リーグの選手を見られるのが交流戦の楽しみのひとつだ。そこで、セ・パで注目される投打の若手ホープを一挙紹介していこう。

まずは好調のヤクルト勢から。お股ニキ氏が太鼓判を押すのは、共に先発ローテの一角を務める、山野太一と松本健吾だ。

「山野は感動するほど著しく成長しました。育成落ちも経験したことのある左腕ですが、フォームが改善され、フォーシームは最速150キロを記録するまでに。ハードシンカー、フォークと、私が推奨する『ワンシーム回転の落ち球』を複数操ることができ、スイーパー、スラッターも良い。

〝速い変化球投手〟として完成形に近づいています。今のヤクルト投手陣の象徴と言っていい存在で、髙橋遥人(阪神)とも素晴らしい投げ合いをしていました。

松本健もピッチングセンス抜群で、まさに〝リトル菅野智之(ロッキーズ)〟と呼ぶにふさわしい総合力。山野ほどの華やかさはありませんが、安定して試合をつくれる投手です」

ヤクルトは野手の若手も生きがいい。

「丸山和郁は2、3年前から打撃の良さに注目していましたが、今季は規定打席未満ながら.363を記録し、外野守備でも貢献しています。5月1日のDeNA戦では、史上73人目のサイクル安打を達成するなど、勢いも申し分ない。

内山壮真はキャッチャーではなく、セカンドなどで起用され、スイングが一気に開花しました。アスリート体形でパワーもあり、山田哲人の後継者になりえる存在です。

そして、トッププロスペクトとして私が注目してきたのが、高卒2年目の田中陽翔。今季は終盤の切り札のような起用ながら、勝負強さと将来性が突出しています。田中と内山をスタメンで並べたら、それだけで魅力的な打線になります」

セ・リーグ他球団でも、伸び盛りの若手が頭角を現している。

「井上温大(巨人)は最近の登板内容が非常に良く、持ち前のポテンシャルを発揮し始めています。もろさもありますが、このまま維持できれば貴重なローテ左腕になります。

DeNAの中川虎大は独特の落差を持つフォークを武器に、ブルペンで確かな存在感を放ち始めています」

そして、お股ニキ氏が最も強くプッシュする逸材がいる。今の西武を象徴する、高卒2年目、19歳右腕の篠原響(ひびき)だ。

「篠原は本当に〝S級〟の逸材で〝山本由伸の再来〟と言っても過言ではありません。最速158キロのフォーシームの伸びが別格で、私が推奨する140キロ以上のジャイロスライダーであるスラッターも、すでに球界トップクラスの質を誇っています。

さらに、種市篤暉(ロッテ)のフォーク並みの落差を見せるキックチェンジまで操ることができ、ピッチャーゴロを軽々とさばくなど運動神経も抜群。今季はセットアッパーを担い、〝8回の男〟として躍動しています。

上背はありませんが、運動神経や球質、フォームの再現性が飛び抜けており、すでに完成度が高い投手です」

*成績はすべて5月18日時点

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