グラビアライター・とり
グラビアライター・とりの記事一覧
1997年生まれ、兵庫県出身。 妄想を得意とするグラビアライター。 趣味/散歩、レコード収集。
Xアカウント【@seikatsu_tori 】

俳優の酒井大成と渡辺碧斗が、それぞれ自身初となるデジタル写真集『Day off -Aoto POV-』『Day off -Taisei POV-』をリリースした。『王様戦隊キングオージャー』(2023~2024)で共演し、現在は同じ事務所に所属する"同級生コンビ"の二人がカメラマンとなり、お互いを撮り合った本作。愛らしい犬と戯(たわむ)れ、銭湯&サウナで汗を流し、ラストは町中華で乾杯! 二人だからこそ迫れた"オフ感"満載の近距離ショットのほか、プロのカメラマンが捉えたクールなツーショットも収録。二人の素顔を心ゆくまで楽しめる写真集となっている。
今回は撮影終わりの二人を直撃! 撮影の振り返りから、馴れ初めまでをたっぷりお聞きしました。
* * *
――撮影お疲れさまでした。お二人がお仕事で一緒になるのは『王様戦隊キングオージャー』以来でしょうか?
酒井 そうですね。もう2~3年ぶりくらい?
渡辺 僕が今年、大成と同じ事務所に移籍したから、ワークショップで顔を合わせる機会は増えたよね。帰り道にご飯を食べに行ったり。でも一緒に仕事をするのは、本当に久々。
――予定をあわせて二人で遊びに行くことは?
酒井 二人ではあまりないですね。年1くらいで『キングオージャー』の6人で集まることはあるけど、碧斗に限らず、個々で会うことはほとんどないです。
渡辺 撮影期間中も、撮影終わりにご飯に行くことはあったけど、予定をあわせて出かけるとかはなかったよね。特にここ二人はマイペースというか。予定を立てるのも苦手なタイプというか。
酒井 そうだね。『キングオージャー』の集まりも、基本は最年長の佳久(創)さんが決めてくれることが多いし、ここ二人で何かっていうのは、想像できないね(笑)。
――こうして一緒になるのも久々な感じなんですね。今回、お二人は被写体であり、カメラマンでもあったわけですが、お互いを撮影してみていかがでしたか?
酒井 楽しかったです。僕はカメラが趣味で、プライベートでもよく写真を撮っているんですよ。と言っても、撮るのは景色ばかりでポートレートはほとんどないんですけど。今回は、カメラマンさんのGR(コンパクトデジタルカメラ)をお借りしました。決して"上手な写真"ではないと思いますが、被写体が素敵なので、いい感じに撮れたと思います。
渡辺 逆に僕は普段全然写真を撮らないタイプなので、カメラを構えているのが不思議な感じでした。不慣れなりに「大成のイイ表情を撮るぞ!」と気合いを入れて臨みましたけど。それでいうと、撮られている間、大成の写真好きがすごく伝わってきましたね。画角に何を入れるか、どういう構図で撮るか。細かい部分まで試行錯誤しながら撮ってくれているなーって。
酒井 それを考えるのも楽しかったね。撮りながら、碧斗は寄りが強いと思ったから、ストレートに顔ばかりを撮ってしまったけど。
――酒井さんはもともと写真を撮るのがお好きなんですね。
酒井 そうなんです。最近はハーフフィルムカメラにハマってます。
渡辺 ハーフ......? 何それ?
酒井 1コマのフィルムに2枚写真が撮れるカメラがあるんだよ。基本的にフィルムは24枚、36枚で1本なんだけど、ハーフフィルムカメラなら、その倍撮れる。ファンの方がプレゼントしてくださったんだよね。大切に使わせていただいています。
――対する渡辺さんは、プライベートではほとんど写真を撮らないと。
渡辺 はい。カメラどころか、スマホで写真を撮ることも滅多にないです。旅行に行っても、友達が撮ってくれた写真は保存しますけど、綺麗な景色を見ても、心でシャッターを切るだけで写真は撮らないですね。撮るとすれば、メモ帳です。家の消耗品がなくなったとき、買うものをメモにまとめておくんですけど、そのメモを持ち歩くのが面倒くさいから、メモ帳の写真を撮るんです。それくらいかなぁ。
――それ、スマホのメモ帳に書いたほうが早いのでは......?
酒井 書くのは手のほうが早いし、楽なので(笑)。まぁ、癖みたいなものですね。
モデル/酒井大成 撮影/渡辺碧斗
――話を戻しますが、今回は銭湯でサウナに入ったり、古民家でトランプをしたりと、旅行気分なシチュエーションが多かったですよね。
酒井 朝集合して、最初に撮影したのが銭湯のシーンだったのですが、銭湯の前の暖簾(のれん)のあたりで撮った写真は全体的にすごくお気に入りです。銭湯もサウナもプライベートでよく行くので、初っ端にも限らず、すごくリラックスできたというか。リアルに、まだ少し眠たい感じが、逆に自然体に写っていて良いなと思います。でも、銭湯に入っているところを撮られたのは、少し恥ずかしかったな。まさか自分が週プレさんで、銭湯に入ってグラビアを撮る日が来るなんて、思ってもいなかったから(笑)。
渡辺 確かに。僕も、サウナ自体久々で、誰かと一緒に入るなんて数年ぶりだったので、ちょっと緊張しました。
――古民家で犬と撮影したシーンはいかがでしたか?
渡辺 僕が撮った写真で、いちばん見てもらいたいのが大成のはっちゃけ顔なのですが、特にワンちゃんとのシーンはいい感じだと思います。どっちが犬で、どっちが大成か、分からないような写真がたくさん撮れました。
酒井 それは大げさでしょ(笑)。
――渡辺さんから見て、酒井さんは犬っぽいところがある?
渡辺 性格的にというより、顔の造形的になのかな。目がくりっとしてる感じとか。
酒井 "犬っぽい"と言われたことはあまりないね。でも、子供の頃は実家で柴犬を飼っていたから、犬と遊ぶのは慣れているほうだと思う。今回ご一緒したワンちゃんは、人懐っこくてかわいかったな。
渡辺 僕は動物を飼ったことがないので、ワンちゃんとの絡みは緊張しました。何なら、吠えられがちなんですよ。友達の家に遊びに行っても、飼ってる動物にすごく警戒される。でも、今回はそんなことなかったのでホっとしました(笑)。
――最後は町中華で。ビールで乾杯し、がっつり食事していただきました。お二人とも、お酒は強いほうですか?
渡辺 好きです。強いかどうかは分からない。おばあちゃんに言われたことがあるんですよ。「お酒が強いとか、あまり自分で言うな」って。言ってもいいことないから(笑)。
酒井 分かる。僕も好きではあるけど、強いかどうかは内緒にしておきます。程よく飲むのが好きです。
――なるほど、それは失礼しました。デジタル写真集には、美味しい食事を堪能し幸せそうな表情を浮かべるお二人の姿がたくさん写っています。見ているこちらまで、満たされるような気持ちになりますね。
渡辺 ありがとうございます。僕も大成も、写真集を出させていただくのは今回が初。普通はプロのカメラマンさんに撮っていただくことが多いと思うけど、今回は二人で撮りあった写真を軸に構成していただいているので、カメラマンさんに撮ってもらうときにはなかなかできないような、気の抜けた、ふざけた表情もたくさん見てもらえると思います。
酒井 カメラマンさんの前でもふざけた表情を見せることはあるんだけど、使われないことが多いんだよね。でも今回は、二人で撮りあう企画だからこそ、普段はカットされがちな表情もたくさん収録していただけたと思います。あと、これは裏話なのですが、最後に撮影でお邪魔した町中華にいた男の子が『キングオージャー』が好きだったみたいで。撮影終わりに、記念写真を撮らせてもらいました。放送終了して2年ほど経ちますが、今も子供たちの記憶に残っているんだなーって。これからも頑張ろうって気持ちにさせられました。
モデル/渡辺碧斗 撮影/酒井大成
――ここで改めて、お二人の関係性についてお聞きしたいと思います。最初の出会いは覚えていますか?
渡辺 覚えてないです。『キングオージャー』が決まって、東映撮影所での最初の顔合わせが初対面だったと思うけど、何を話したとかは全く......。
酒井 オーディション時にも会ってはいるはず。一緒にグループで演技をしたこともあった気がするけど、結構な人数がいたし、自分のことで必死だったから全然覚えてないや(笑)。
――では、お互いの第一印象は?
渡辺 大成は静かな印象だったかな。事前に「同い年の男の子がいる」と聞いて意識はしていたんですけど、無理に距離を詰めようとはせず、最初は様子をうかがっていた気がします。
酒井 僕も同じ感じです。もともと相手の出方をうかがうタイプというのもあり、特に自分から話しかけはしなかったかな。撮影期間中は、チームで常に同じ空間にいたので、気づいたら話すようになっていた感じですかね。
渡辺 最初の1ヶ月くらいは、二人のシーンが多かったからね。そこでコミュニケーションを取るうちに、自然と仲良くなったんじゃないかな。あと二人とも、当時は東映撮影所のある大泉学園に住んでいたんですよ。撮影終わりにフラッとご飯に行きやすかったのも、距離が縮まるきっかけになったと思います。
酒井 撮影所近くのおばんざい屋さんによく行ったよね。
渡辺 行った。あと、うちに来たこともあったよね? もう撮影も中盤に差しかかる頃、確認用にもらった放送前の映像を一緒にチェックした記憶がある。2話分しかないのに、何度も見返しては、お酒を飲みながらお芝居について色々話したよね。
酒井 あー、あったね! 当時は、本編の台本に加えて劇場版やイベントなど、とにかくスケジュールがパンパンだったから、仕事の話ばかりしていた気がする。
渡辺 あと、二人とも雑談しないタイプじゃない? 楽屋にいても、積極的に「昨日何してた?」とか聞く感じではなかったよね。だからお互いに、休みの日に何をしているとか、全く知らない(笑)。
酒井 そうだね。聞かれたら答えるけど、ここ二人は、性格的に詮索し合わない関係性かも。沈黙も苦じゃないし......。言われてみたら、碧斗が何してるか、あまり知らないや。
――せっかくなので、この機会にお互い聞いてみたいことはありますか?
酒井 昨日、何してた?
渡辺 それ、本当に気になってる? 昨日は夕方に事務所のワークショップがあったんだけど、それまで何もなかったから、家で本を1冊読んで過ごしていたよ。スポーツ心理学をやっている人がメンタルケアについて書いた本だったんだけど、通販で買って、ちょうど朝届いたばかりだったので、「絶対に読み切ってから行くぞ!」と心に決めて、集中して読み進めた。
酒井 基本、何もない時間は本を読んでるの?
渡辺 そうだね。「絶対に週2冊読む」と決めているんだけど、台本が重なると、どうしても本の内容が入ってこなくなっちゃって。先週1週間はほとんど何も読めていなかったから、ヤバい!と思って、取り返すように1日で読み切っちゃった。
酒井 本が読めないと「ヤバい」って思うんだ。自分にはない感覚だなー。
渡辺 あと、ジムやランニングも習慣的にやるようにしてるかな。結構、この日は何をするって決めて行動するのが好きかも。だから、日々のルーティーンは多いほうかもしれない。
酒井 確かに運動は、習慣化しないと逆に気持ち悪くなっちゃうよね。ただ、僕は最近、頑張りすぎない、無理しすぎないことを意識していて。あまり予定を詰めすぎないようにはしているかな。
渡辺 どうやって休むの?
酒井 とにかく寝るとか。気になっていた映画を観るとか。そのとき、自分がやりたいことをやるって感じ。それこそ友達と車で銭湯に出かけることもあるし、ご飯に行くこともある。自分の欲に忠実に過ごすって感じだね。
――お互い、まだまだ知らないことがありそうですね(笑)。では最後に、今回の撮影や過去の共演を経て、自分にはない相手の魅力があれば教えてください。
酒井 碧斗はちゃんと芯があるタイプ。あえて表に出すことはなくても「自分はこうしたい」というこだわりをちゃんと持っている。現場でも積極的に提案をしてくれるし、さっきの「本を読み切ると決めて読む」といった話もそうだけど、どんな状況でも自分の意思を貫けるのはさすがだなって思います。僕ももちろんこだわる部分はあるけど、時々揺れてしまうので......。
渡辺 ありがとう。大成は、周りを巻き込むのが上手なところが素敵だなって思います。大成自身は意識していないかもしれないけど、周囲にいる人たちが自然と手助けしたくなるような雰囲気があるというか。『キングオージャー』で真ん中(レッド)だったのも、大成のそういう"ほっとけない"感じがあったからじゃないかと思うんですよね。特に女性は、ほっとけないんじゃないかな。どう?
酒井 分からない(笑)。でも、確かに不器用な性格ではあるから、周りにいる人たちに支えられている実感はすごくありますね。そんなふうに言われたのは初めてだからうれしいです。ありがとう!
●酒井大成(さかい・たいせい)
1998年4月1日生まれ 福岡県出身 身長174cm
趣味=カメラ、フットサル、映画鑑賞
○2023年、テレビ朝日系『王様戦隊キングオージャー』でドラマ初主演となるギラ・ハスティー/クワガタオージャー役を務める。主な出演作に、ドラマ『三ツ矢先生の計画的な餌付け。』『119エマージェンシーコール』などがある。11月5日より開演の『つかこうへい革命ミュージカル ダブルス 「飛龍伝」「幕末純情伝」』の公演が控えている。
Instagram【@lespros_taisei】
●渡辺碧斗(わたなべ・あおと)
1998年1月19日生まれ 東京都出身 身長182cm
趣味=読書、野球観戦
○2023年、テレビ朝日系『王様戦隊キングオージャー』でヤンマ・ガスト/トンボオージャー役を務め注目を集める。テレビ朝日系木曜ドラマ『PJ ~航空救難団~』では、航空救難団を目指す候補生・長谷部達也役を演じた。
Instagram【@aoto_watanabe_official】




