SNSで話題のPOV型ショートドラマ『俺達のあざす。』に出演中のゆきが見つけた"ホーム"とは「あざといこと、私生活では1ミリもできないです(笑)」

取材・文/大野智己 撮影/酒井貴弘


男女あるあるの中での胸キュンに、思わずこぼれる「あざす。」のひと言。SNSで話題沸騰の大人気POV型ショートドラマ『俺達のあざす。』から、ゆい(伊藤優衣)とゆき(水原ゆき)が、4月から週プレ グラジャパ!の「+Season Girl」(3カ月間にわたりグラビアを公開する「週プレ グラジャパ!」のサブスクコンテンツ)に登場。タイトルは「幼馴染の姉妹と沖縄旅行に来た結果」(撮影・酒井貴弘)。沖縄を舞台に『あざす。』のスピンオフとも言える、ドラマチックで切ないグラビアと動画が話題を呼んでいる。

ふたりでの出演の第一弾、ゆいのソロとなる第二弾、それに続く形で、ゆきのソロが6月から配信。今回もますます充実の内容となっている。そこで今回はゆき役の水原ゆきさんにインタビュー。グラビア撮影の裏話から、『あざす。』との関わりや、俳優としてのキャリアまでを語ってもらった。

*  *  *

【自分の写真を見て、「うわ、素敵......!」って】

――「週プレ グラジャパ!」の「+Season Girl」で公開されている『俺達のあざす。』とのコラボ企画。ゆきさんのソログラビアが公開され、6月からは待望のソロデジタル写真集も発売されました。

ゆき (デジタル写真集は)ここまでの2作が本当に大好評だったので、いまはどんな反応をいただけるか、楽しみな気持ちと少しの不安が混ざったドキドキした状態です(笑)。

――以前、ゆいさんとのインタビューでもお話しされていましたが、今回の沖縄ロケはとてもいい雰囲気だったそうですね。

ゆき そうなんです。今回のカメラマンの酒井(貴弘)さんには、もともと『あざす。』のホームページ用の写真を撮影していただいていて、メンバー間でも「すごく素敵だね」って評判だったんですよ。そうしたら今回の担当編集さんとも何度もお仕事をされていたみたいで、色んな偶然が重なり、「じゃあ一緒に沖縄へ行きましょう!」という流れになって(笑)。

気の合う仲間と旅行に行って、その合間の楽しい瞬間をそのまま切り取ってもらったような、本当に自然体でいられた撮影でした。

――素敵なご縁があったんですね。今回の写真集の中で、特にお気に入りのカットや思い出深いシーンはありますか?

ゆき お気に入りは、ストライプの白シャツを羽織っている一連のカットです。柔らかい逆光に包まれている感じがものすごくキレイで、モニター越しに見た瞬間、「うわ、素敵......!」って心の声が溢れ出てました(笑)。表紙にも選んでもらえて大満足です!

――『あざす。』の動画はもちろん、普段のSNSでも、ゆきさんがここまで肌を露出することって珍しいと思います。今回、水着になることへの恥ずかしさはなかったですか?

ゆき じつは週プレさんには、約10年前の2016年に一度グラビアを撮っていただいているんです(2016年50号)。なので恥ずかしさというよりは、またこういう機会をいただけたことが何より嬉しくて。これもすべて『あざす。』に出演して、たくさんの方に見つけてもらえたおかげですね。あざす!(笑)

――そもそもなんですが、水原さんが『あざす。』のメインキャストとして出演することになったきっかけは何だったのでしょう。

ゆき プロデューサーの文太くんとは、彼がまだ役者をやっていた頃を含めて、もう8年くらいの付き合いになるんです。一昨年かな、「新しく動画コンテンツを始めるから、一緒にやりませんか」と声をかけてくれて。当時、私はフリーランスとしての活動に少し行き詰まりを感じていた時期でもあったので、新しい挑戦としてぜひやってみたいと思い、参加を決めました。

――『あざす。』はいわゆる「POV(一人称視点)型動画」。舞台などとは勝手が全く違って、お芝居をする上で戸惑いもあったのでは?

ゆき 最初は何より、長年の付き合いの文太くんに向けて、あざす台本のセリフを言うのが恥ずかしくて(笑)。あとは目線の持っていき方が意外と難しかったんですよね。あざす君(カメラ)に向き合わなきゃいけないのに、ついその背後の文太くんの顔を見ちゃったりして、慣れないうちは、お芝居はOKなのに「目線がちょっとズレてるからもう一回!」って録り直すこともよくありました。

――カメラの向こうの視聴者に届けるお芝居として、特に意識している点はありますか?

ゆき 「ゆっくり動くこと」ですね。いまもあるけど、最初の頃は特に、文太くんから「ちょっと動きの初速が早いです」とよく言われました。喋りも動きも、普段の私より少しゆっくりめにした方が、落ち着きや大人の女性としての魅力が出るので!とアドバイスをいただいて。普段の私は、まるで「二頭身キャラ」のようにシャシャシャッと動いちゃったりして(笑)、ゆっくりのテンポ感に慣れるまでは意識が必要でした。あとは、できるだけ「ナチュラル」でいること。

――ナチュラル、とは?

ゆき 例えば、話している最中にふと髪の毛を触ったり、鼻の頭をこすったり、用もないのに椅子を触ってみたり。視聴者さんはいちいち意識して見ない部分ですけど、人間って照れ隠しやふとした瞬間に、ちょっと不思議なそぶりをするものじゃないですか。そういう日常のさりげない動きを敢えてお芝居に混ぜることで、よりリアリティが増すような感じがして、そうしています。


――なるほど。じつは緻密に計算されているんですね。それにしても『あざす。』のゆきさんは、男性を翻弄する「あざといお姉さん」のイメージ(笑)。リアルな「水原ゆき」さんはどういう方なんですか?

ゆき リアルな私ですか!? 何より、動画みたいなことは、私生活では1ミリもできないです、というかする機会もないです(笑)。中身は完全にサバサバ系なので、男の人が喜ぶ魅力的な仕草とか、本当に分からなくて。動画のコメント欄を読んで初めて、「あ、こういう仕草って男の人的にはいいんだ!」とか「上目遣いがいいのかー!」って、毎回ファンの方に教えてもらっている感じです(笑)。

――先日も、会社の後輩を自宅に呼び、あの手この手でわざと終電を逃させようとする動画が話題になっていました(2026年4月21日公開「先輩の部屋に行ったらまた終電を逃された」)。

ゆき ありましたね~! でも、もし実際にあのシチュエーションがあったとしても、リアルな私は絶対にあの展開はないです!  夜はひとりでゆっくり過ごしたい派です(笑)。そういえば、いま月イチでレギュラーラジオをやっているんですけど(ShibuyaCross-FM/毎月第一金曜日20:00~20:50)、『あざす。』の私と、ラジオの私とのギャップによく驚かれます。でも、それだけ『あざす。』の役柄になり切れているんだと思うと、役者冥利に尽きるというか、ちょっとしてやったりな気分にもなってなんだか嬉しいですね。

【『あざす。』は、安心できる場所です】

――ちなみに、ゆきさんがそもそも芸能界を志したきっかけは何だったのですか?

ゆき 元々家庭内の空気があまり良くなかったり、色々あって、私が中学2年生の時に兄が引きこもりになってしまったんです。そんな中で母がすごく悩んでいたり、家の中でネガティブなことをつぶやいていたのが悲しくて。「私が頑張って、お母さんにとって自慢出来る子になろう」と思ったのが最初のきっかけでした。


――最初から俳優を目指して?

ゆき いえ、最初はたまたま高校3年生の文化祭でみんなでダンスをやったら、ものすごく楽しくて、卒業後もバイトをしながらダンスを続けていたんです。その内に、ダンスにお芝居の要素を入れたりしてお芝居に興味を持ち出し、養成所に1年通って......と。私がステージや舞台に立つたびに、母が本当に喜んでくれていたのが何よりの原動力でした。

――とはいえ、先ほど『あざす。』に出会う前は、俳優としての今後に悩んでいたとお話しされていましたね。

ゆき そうなんです。つくづく山あり谷ありの人生で(笑)。舞台のお芝居は本当に楽しいですし、いまも自分でプロデュース公演を打つくらい大好きなんです。ただ、フリーランスということもあって、活動の「広がり」の面で壁にぶつかってしまって。舞台は劇場に来てくれた方にしか届かないですし、そこから映像やドラマの仕事に繋げるのも決して簡単ではない。なんなら母が他界してしまった時に、自分は何のために頑張ればいいのかわからなくなってしまった事もずっと胸の内にあって、「このまま俳優を続けるべきなのかな」と本気で考えていました。

――そんなタイミングで巡り会ったのが『あざす。』だったと。

ゆき はい。そうしたら、最初の3人(ゆい、ゆき、長谷川かすみ)の初登場動画から「え? こんなに見てもらえてるの!?」ってびっくりするくらい反応がすごくて。スタート前は2万人ほどだった私のInstagramのフォロワーもどんどん増えて、今では11万人を超えましたし、TikTokもXも全般的に数字が伸びていきました。

――すごいですね。『あざす。』に出演するようになって、役者としての変化はありましたか?

ゆき 表情の引き出しは、確実に増えた気がします。POV型動画って、自分がずっと画面に映り続けているじゃないですか(笑)。自分の表情をあんなにまじまじと見返す機会って今までなかったので、「あれ? 自分ではもっと笑っているつもりだったのに、映像で見るとそうでもないな」みたいな発見がたくさんあって。それからは、どうすればもっと魅力的に感情が伝わるか、表情のコントロールについてもよく考えるようになりました。

――以前、ゆいさんにインタビューした際は、『あざす。』は自分にとっての「ホーム」だとお話しされていましたが、ゆきさんにとってもやはりその感覚はありますか?

ゆき 私も同じですね。劇団や事務所に所属していない私にとっては、ひとつの居場所というか、安心できる場所です。動画を作る時も、文太くんは私たちの意見やアイデアをすごく聞いてくれるんですよ。台本通りにやって終わりではなく、一緒に現場で揉みながら作っているチーム感がすごくあるので、日々大きなやりがいを感じています。

――4月からは新メンバーのエリカ(傳谷英里香)さんも加入し、『あざす。』はますます勢いを増しています。これから『あざす。』として新しく挑戦したいことはあります?

ゆき 今後は「ショート動画」という枠を飛び出した展開にもどんどん挑戦していきたいですね。今回のようなグラビアも面白いですし、ポッドキャストももっと推し進めたい。いままでにない形で『あざす。』の魅力を発展させて、いつかは長編ドラマや映画など、本格的な映像作品にまで繋げられたら最高だなと思っています!

――ぜひ観てみたいです。最後に、水原ゆきさん個人としての今後のビジョンをお願いします。

ゆき 年齢的にも、今後どういう形で大人の役者として仕事と向き合っていくか、ちょうどもう一度再構築して考えている時期なんです。だからこそ、いまはひとつひとつの作品や、自分で手掛けるプロデュース業の重みをしっかりと受け止めて、これまで以上にお仕事と自分と、大切に向き合っていきたいと考えています。『あざす。』という心強いホームがあるからこそ、これから先も恐れずに。引き続き、皆さんに応援していただけたら嬉しいですね!

水原ゆき 
1987年12月14日生まれ 神奈川県出身 
身長160cm 
○女優業を軸に、舞台、映像、ラジオパーソナリティや広告モデル、舞台のプロデュースなど幅広く活動中。冠ラジオ番組・渋谷クロスFM『水原ゆきのみなラジオ』(毎月第1金曜20:00 ~ 20:50)

★水原ゆきのグラジャパ!プロフィール


『俺達のあざす。』ゆき写真集
『幼馴染の姉と沖縄旅行で2人きりになれた結果』 
水原ゆき 
撮影:酒井貴弘 
価格:¥1,650(税込)

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