初の武道館ライブが目前に迫ったｉ☆Ｒｉｓのメンバー６人を直撃！テレビアニメ『プリパラ』（テレビ東京）でブレイクし、「第１０回声優アワード」で歌唱賞を受賞した声優アイドルユニット・ｉ☆Ｒｉｓ（アイリス）。今年、全国５都市Ｚｅｐｐ公演＋仙台公演の２ｎｄツアーを成功させ、デビュー４周年を迎える１１月２５日には初の武道館ライブが開催される。
ｉ☆Ｒｉｓは２０１２年、「第１回アニソン・ヴォーカルオーディション」の合格者だった山北早紀（やまきた・さき）、芹澤優（せりざわ・ゆう）、茜屋日海夏（あかねや・ひみか）、若井友希（わかい・ゆうき）、久保田未夢（くぼた・みゆ）、澁谷梓希（しぶや・あずき）の６名で結成されたユニット。メンバーが入れ替わることもなく、結成当時からずっとこの６人で突っ走ってきた。最近は声優を中心に舞台やラジオなど個々での活動もどんどん増えている。
そんな武道館ライブ目前のｉ☆Ｒｉｓを直撃した前編記事に続き、後編ではメンバー６名に個人インタビュー。それぞれの思いや自分自身の目標、プライベートのことまでこっそり聞いちゃいました！
■高い身体能力を活かしたダンスは圧巻！ 女優としても活躍する茜屋日海夏
―まずは、ｉ☆Ｒｉｓのメンバー全員が出演中のアニメ『プリパラ』で主人公・真中らぁら役を演じている、ひみちゃん（茜屋日海夏）。放送中のアニメ『終末のイゼッタ』でも主人公・イゼッタ役で絶好調ですね！
茜屋 ありがとうございます！ 最近は、舞台もやっているんですけど、お芝居が楽しすぎて毎日が充実してるんです。元々、私はお芝居をやりたかったので、将来的には映像の世界にも挑戦したいと思ってます！
―戦隊ものが好きなんですよね？ 戦隊ヒロインになりたい？
茜屋 なりたいです！ 小さい頃はヒーローになりたかったんですよ。『未来戦隊タイムレンジャー』のピンクに憧れていて、お芝居を目指そうと思ったのもそれが始まりかもしれないです。
―アクション、得意そうですもんね。体を動かすのが好き？
茜屋 小学校の頃からバレーボール、ソフトテニス、陸上、駅伝を。ずっと運動してきてるので、体を動かしてないと気持ち悪くて！ この前も突然、１２キロ走りました（笑）。
―１２キロも！？
茜屋 オリンピックを見てたら、ウズウズしてきちゃって（笑）。“テレビの前でうずくまってる場合じゃない！”って家を飛び出しちゃいました。オリンピックシーズンは影響受けまくって、ヤバかったんですよ（笑）！ 最近は体を休める期間にして、家でヨガやってます！
―休んでないじゃないですか！ お休みの日は何を？
茜屋 家の中にいるのがイヤなので、羽田空港とかにふらっと出かけますね。空港の雰囲気というか、どこかへ旅立って行く空気感っていいじゃないですか！ デビュー当時は地元の秋田から飛行機通いだったんですよ。平日は学校があるから、土日だけ飛行機で東京に来ていて。あー、飛行機乗りたいなー！
茜屋日海夏
次は澁谷梓希ちゃん
■女性ファン急増中！！ ｉ☆Ｒｉｓのイケメン王子様キャラ・澁谷梓希
―次は、声優のほか、アニソンＤＪやモデルとしても活動中のずっちゃん（澁谷梓希）。髪をバッサリ切ってイメチェンし、カワイいアイドルからイケメン王子様キャラへ。女のコファンが一気に増えたんじゃない？
澁谷 どうなんですかね（笑）？ 元々、ｉ☆Ｒｉｓに入った頃から、カッコいいキャラでやりたいと思ってたんです。でも、アイドルとして頑張らなきゃ、アイドルだからカワイくしてなきゃいけない、という葛藤があって…。でも去年、ツアーが終わったときに髪をバッサリ切ってからスイッチが入った感じですね。
―ずっちゃんが喋ると「キャー！」みたいなことは？
澁谷 ありますね（笑）。ライブのＭＣ中、女性エリアに向かって投げキッスしたら「キャー！」って返ってきました。“同性にもキャーキャー言われるような存在になりたい”って目標もあったんですけど、その感覚を味わってしまって。でも、ちゃんと男性ファンもいるんですよ。私のファッションに憧れて、髪色やスタイルを変えたりとか。性別に関係なく、憧れてもらえるような存在になりたいですね。
―メンズファッションブランド「ＫＩＮＧＬＹ ＭＡＳＫ」のモデルも務めてますもんね！
澁谷 ありがたいことに、ファッションに関わるお仕事が増えていて。週３～４くらいで原宿に行ってるんですけど、街中を歩きながら洋服やポスターを見て「こういうデザインもあるんだぁ」ってスケッチブックに描いて研究してます。
―今後、個人の目標は？
澁谷 制作活動をしていきたい。ＤＪはオリジナル楽曲でまわせるようになりたいし、ファッションも勉強して、いつかｉ☆Ｒｉｓのグッズや衣装をデザインしてみたいです！
澁谷梓希
次は若井友希ちゃん
■抜群の歌唱力でヴォーカルをリード！ １４５ｃｍの小さな歌姫・若井友希
―続いて、ｉ☆Ｒｉｓメンバー最年少のゆうきちゃん（若井友希）。放送中のアニメ『魔法少女なんてもういいですから。』に出演する他、抜群の歌唱力でソロＣＤ『Ｄｅｓｔｉｎｙ Ｓｋｙ』も出してます！
若井 セカンドシングル、出したいですねー。でも最近は声優のお仕事がすごい増えていて、ほんとにありがたいなぁと思っています。声優のお仕事を一生懸命頑張って自分というものを確立してから、シンガーソングライターになる夢を叶えたい。ｉ☆Ｒｉｓに曲を提供できるように頑張るとか、そういうことから始めようと思って、家でコツコツ曲作りやってます。
―曲作れるんですか！？ すごい！
若井 デビュー前、名古屋で路上ライブをしてたんです。まだ高校生だったので、制服のまま電子ピアノを担いで電車乗ってすごい目立ってましたね（笑）。ユニットだったんですけど、自分で作詞作曲して歌ってました。
―ちなみに、どんな曲を？
若井 ちょうどこの前、高校生の時に使ってたガラケーをのぞいて見たら、すっごい恥ずかしい文章が出てきて！ そんな経験もしてないのに失恋の歌とか（笑）。でも、その時しか書けない歌詞とかメロディって大事だなぁと思いましたね。
―ｉ☆Ｒｉｓの楽曲はいっぱいありますけど、ｉ☆Ｒｉｓを知らない人が最初に聴くならどの曲がオススメ？
若井 断然『幻想曲ＷＯＮＤＥＲＬＡＮＤ』ですね！ ｉ☆Ｒｉｓの曲って『プリパラ』のイメージが強いですけど、この曲はアニソンではないんです。当時のｉ☆Ｒｉｓのことが綴（つづ）られていると思うし、世界観のある曲なので引き込まれるんですよ。ファンの間で一番って言っていいほどの人気曲です！
若井友希
次は久保田未夢ちゃん
■メンバー１のアニメ好き！ キュートなルックスのオタク娘・久保田未夢
―では次のメンバーどうぞ！ 声優の他、『ラジオアニメージュ』のメインパーソナリティとして活躍中のみゆたん（久保田未夢）。ひとりでのお仕事はどうです？
久保田 自分から発信しないと、誰も自分のことを見てくれないんだなというのを感じるようになりました。だから、ｉ☆Ｒｉｓにいる時はメンバーにすごく甘えてたんだなぁって。
ラジオのお仕事はイベントが多くて楽しいです。いろいろなゲストの方々のお話を聞けるし、自分の知らない世界を知ることができるってすごいじゃないですか！ 今後はレポーターとか、新しい世界を知ることができるお仕事もやってみたいなぁって思ってます。
―最近、自分が変わったなぁと思うところは？
久保田 ひとりでも運動するようになりました。個々の仕事が増えたので、メンバーで集まってトレーニングすることが減って運動をしなくなってしまったんです。でも体力が落ちたら困るので、大嫌いな筋トレを始めたんですよ！ とりあえず２週間やろうと思ってたら、意外と日々の生活の中に組み込まれるようになって。毎日筋トレすることが苦じゃなくなったんです。
―ｉ☆Ｒｉｓのパフォーマンスってものすごい体力使いそうなのに、筋トレ嫌いだった？
久保田 そうなんですよ～。オーディションではダンスの項目がなかったんです。それなのに初めてのｉ☆Ｒｉｓの合宿で「ランニングシューズ持ってきてください」って言われて、毎朝走ることに…。
さらに、スケジュールに“５時間ダンスレッスン”ってあったりで「何これ！？ 騙（だま）されてる？ マジでヤバいところに入っちゃった！」って思いましたね（笑）。５００ｍ走っただけで死にそうになるし、当初はついていくのが大変でした。今でも走るのは嫌いなので、ランニングはしません！
久保田未夢
次は山北早紀ちゃん
■メンバーの精神的支柱！ アイドル大好きなリーダー・山北早紀
―次は、リーダーのさきさま（山北早紀）！ 結成から４年、みんなを引っ張っていかなきゃみたいな思いはありました？
山北 結成当時はすごくあったんですけど、意外とすぐ消えましたね（笑）。間違いなく、引っ張っていくタイプではないんです。みんなで仲良く自由にやれる空間を作る人が、私かなぁ。でも一時期は、みんなの前でも沈んじゃってるのを出してたかもしれないですね。
―そんな時期あったんですか？
山北 元々、アニソンヴォーカルオーディションで入ったので、アニソンを歌いながらアイドル活動ができたらいいなと思ってたんです。私、アイドルが大好きなので！ でも、ｉ☆Ｒｉｓは声優ユニットでもあるので、個人の声優仕事がない時期がしばらく続いた頃に、メンタルがズドーンとやられまして…。
そんな時、後輩の声優ユニット「Ｗａｋｅ Ｕｐ，Ｇｉｒｌｓ！」のライブを観に行ったんです。そしたら、「やっぱりライブって楽しいなぁ」と純粋な気持ちになり、初心に戻れたんです。
今はひとつひとつのことを楽しめるようになって、やりたいことがいっぱい（笑）。ラジオも舞台も動画も、体力づくりも家事も全部楽しいです！ １本の道を極めるんじゃなくて、やりたいことを全部やってみれば、その先に何かが見つかるんじゃないかって信じてます！
―最近、推しのアイドルは？
山北 年上のアイドルがずっと好きだったんですよ。モー娘。の道重さゆみさん、スパガの八坂沙織さんに憧れてたんですけど、みんな卒業しちゃって…。最近は、ｐｒｅｄｉａさんかなぁ。
―アイドル好きっていうとローティーンの雰囲気が好きなのかと思ったら、逆ですね！？ 大人っぽくて色気のあるアイドルが好き？
山北 そうですね、それでスタイルがいいと惚れちゃいます！ 憧れの女性としてアイドルが好きなんだと思います。最近はアイドルに年上の世代がいなくなってきたので、これからは私が頑張ろうかなって。それに「声優アワード」を受賞した時、「三十路までがんばんります！」って言ったら、見出しに使われちゃったんです（笑）。有言実行しようかな！
山北早紀
最後は芹澤優ちゃん
■アニメの主要キャストに続々抜擢！！ 揺るぎない自信を武器に躍動する芹澤優
―ラストを飾るのは、放送中のアニメ『双星の陰陽師』で音海繭良（おとみ・まゆら）役を演じるなど、メインキャストでの出演が続いている人気声優のゆうちゃん（芹澤優）。ソロでの活動がどんどん増えてますね！
芹澤 元々、ソロの声優アーティストになりたくて。私、声優の仕事と声優をしている自分が大好きなんですよ（笑）。ｉ☆Ｒｉｓの武道館ライブを思いっきりやってから、声優の芹澤優としてひとりでも戦っていきたい！ ソロデビューしたいです！ デビューしたら、取材にきて私の写真を６人分くらい撮ってください！
―その時は是非！ ちなみに、ｉ☆Ｒｉｓの中で誰が一番モテると思います？
芹澤 やっぱり私かな！？ 申し訳ないですけど（笑）。みんな愛される要素はあるんだけど、声をかけやすそうじゃないですか、私が一番。同じクラスにいたら、ちょっとカワイいなぁくらいなんですよ。自分のこと大好きで、自分のことカワイいなぁって思ってますけど、一番美人は誰かって聞かれたら私じゃないですね。
―ところで、ゆうちゃんの叔母があの“斉藤由貴さん”っていうのは本当？
芹澤 本当です！ 半年くらい前、由貴ちゃんが出演する生放送ラジオ番組の直後の番組に私がゲスト出演してたんです。そしたら番組終わりの由貴ちゃんが挨拶に来てくれて「うちの優をよろしくお願いします」って言ってくれたんですよ。クリスマスとかお正月とかプライベートでもよく会ってます。
―おおおお！ 斉藤由貴さんの影響ってあるんですか？
芹澤 めっちゃ影響されてると思います。歌もすごい好きで、由貴ちゃんの曲はほとんど歌えます。あんな神アイドルに私もなれたらいいなー！ ｉ☆Ｒｉｓのライブに来てくれたこともあるんですよ。「カワイかったね、優」って言ってくれて嬉しい！
―斉藤由貴さん、週プレに出たこともあるんですよ！
芹澤 出てましたよね！ お婆ちゃんの家にその雑誌があったような…？ まだ共演したことはないので、いつか由貴ちゃんと一緒にライブで『悲しみよこんにちは』を歌うのも夢なんです！ 『めぞん一刻』の主題歌でアニソンなので！
―メンバーそれぞれ個性の強いｉ☆Ｒｉｓ！ １１月２５日、武道館ライブの成功を祈ってます！
芹澤 優
（取材・文／釣本知子 撮影／市村円香）
■ｉ☆Ｒｉｓ（アイリス）「第１回アニソン・ヴォーカルオーディション」で選ばれた、声優とアイドルの両立を目指すハイブリッドユニット。２０１２年７月に結成、同年１１月にＣＤデビュー。テレビアニメ『プリパラ』（テレビ東京）などに出演中。ｉ☆Ｒｉｓ ４ｔｈ Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ ｌｉｖｅ“日本武道館”～４１８～ＳＰＥＣＩＡＬ ＳＩＴＥにて、メンバーのヒストリームービー等も公開中！ ○今年７月に開催されたライブを収録するＢｌｕ－ｒａｙ・ＤＶＤ「ｉ☆Ｒｉｓ 結成４周年Ｌｉｖｅ～ｆｏｏｏｏｕｒ～＠ｉ☆ＲｉｓＴＥＬＬＡＲＴＨＥＡＴＥＲ」が１０月２６日に発売！ その他、最新情報は公式サイトhttp://iris.dive2ent.comをチェック！
■山北早紀（やまきた・さき） １９９１年２月２８日生まれ 北海道出身 身長１６３ｃｍ Ｔｗｉｔｔｅｒ【@iRis_y_saki】 ■芹澤優（せりざわ・ゆう） １９９４年１２月３日生まれ 東京都出身 身長１６３ｃｍ Ｔｗｉｔｔｅｒ【@iRis_s_yu】 ■茜屋日海夏（あかねや・ひみか） １９９４年７月１６日生まれ 秋田県出身 身長１６０ｃｍ Ｔｗｉｔｔｅｒ【@iRis_a_himi】 ■若井友希（わかい・ゆうき） １９９５年１０月３０日生まれ 岐阜県出身 身長１４５ｃｍ Ｔｗｉｔｔｅｒ【@iRis_w_yuki】 ■久保田未夢（くぼた・みゆ） １９９５年１月３１日生まれ 埼玉県出身 身長１５６ｃｍ Ｔｗｉｔｔｅｒ【@iRis_k_miyu】 ■澁谷梓希（しぶや・あずき） １９９３年８月１１日生まれ 埼玉県出身 身長１６５ｃｍ Ｔｗｉｔｔｅｒ【@iRis_s_azuki】